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アホの壁 (新潮新書 350) 新書 – 2010/2/1
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- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2010/2/1
- ISBN-104106103508
- ISBN-13978-4106103506
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2010/2/1)
- 発売日 : 2010/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 184ページ
- ISBN-10 : 4106103508
- ISBN-13 : 978-4106103506
- Amazon 売れ筋ランキング: - 526,128位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1934(昭和9)年、大阪市生れ。同志社大学卒。
1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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で、筒井康隆先生の『アホの壁』である。書店の店頭で本書を見つけて快哉を叫んだ。「これだ、私が読むべきはこっちなのだ!」と。帯にも書いてある。「人間は、考えるアホである。」と。「その通りです。私がそのアホです」。その見事な惹句の横に置かれたスリーピースをビシッと着こなした筒井先生の写真が「そうだ、お前のようなアホのために書いたのだ」と言っているようだった。
しかし、はっきり言って後半はつまらない。先生お得意の心理学などの学問的知識がばらまかれているだけ。
非常によく理解できたのは、第1章「人はなぜアホなことを言うのか」。この章だけでも読んでよかったと思える。
ここでいう「アホなこと」とは、「つまらない物言い」のこと。
「会議や談笑の席で、話の流れを無視して、突然まったく無関係な話や、人の話の些細なひと言に反応してつまらない話を始める人がいる。それがつまらない話であることは自分でもわかっているのだが、どうしようもなく話してしまう」という文章はよーくわかる。人を見ていてもわかるが、自分がそんな発言をまますることがあることもわかっている。
そんな「言うべきではないと思いつつも、それを言ってしまうというアホな行為」はどうしたら避けられるか。その答えを筒井先生が書いていたかどうか忘れたが、自分でわかった。
黙っていることなのである。
アホはアホなりに、アホなことを言いそうな自分がいることに気づく。そのときに言葉を飲み込んで、相槌を打つだけにするのである。人の発言に関連して自分の知識をつい披瀝したくなったときにも、「なるほど、そうですね」と言うだけで黙り込む。カミサンの意図不明の挑発的発言にも「そうかもしれないね」と言うだけで黙り込む。これしか、自分のアホをさらけだして後悔するという流れを止める術はない。
実際にそうできるのかと言えば、できるんですね。意外と。最近、カミサンからつまらないことを言われてもその作戦で、夫婦げんかを避けている。
もうこれだけでも有意義な本だ。そう思いませんか。
筒井先生、ありがとう。少しアホが改善されました。
「アホ」というのが関西人の筒井先生らしいタイトルですし(笑)
養老先生の「バカの壁」はなかなか乗り越えられない壁に対して筒井先生の「アホの壁」はついつい乗り越えてアホになってしまう壁です。
他の方のレビューでフロイトの話が多すぎると指摘されていましたが私はフロイトをあまり知らなかったお陰であまり気にならなかったです。
アホな言説に対しては、潜在的バイアス、強迫観念、局面暴言、甘え、歴史的背景など心理学者さながらの原因分析がなされる。採り上げられる事例も面白い。行動に関してはフロイト的解釈もある。麻生の事例では筒井の言葉遊びも楽しめる。事故多発者の例として出されるO氏の体験は凄過ぎる。「死への衝動」と言うものは本当に存在するのだろうか ? 一点豪華主義への戒めもある。自殺に対する考察も鋭い。自意識と他者意識との区別が明快である。
アホな喧嘩の章では、幼児期の育て方、つまり躾が大事だと言う。真っ当だ。「アホな喧嘩はアホが勝つ」とのセオリーも面白い。「金持ち喧嘩せず」と同義だろう。「ペンは剣よりも強し」の一般的解釈の誤謬の指摘も筒井らしいが、「作家vs批評家」の喧嘩は体験談の趣きがある。痴話喧嘩に関して再度「女」の思考法が採り上げられるが...。「知的な人を怒らせてはならない」は自身の事を言っているのであろう。本書はその副産物とも言える。アホな計画の章の「品格」本リストも笑わせる。アホな戦争の章の「同種既存」と言う用語は初めて知ったが、概念は良く分かる。そして、本章ではフロイト、アインシュタイン間の書簡も紹介されるが、様々な歴史的事象を通して再度「女」の問題が...。
「文化人」筒井が心理学、歴史、哲学、体験談等を通して「アホ論」を語ったものだが、ある意味、筒井の作中のギャグの作法を解説したものとも取れ、貴重な書と言える。
自分が学生時分の新書というと、内容的にも重みがあり、明らかに専門的な図書への導入といった感があった。価格的にお手軽なことはお手軽であっても、決して、読みやすさや書名だけでは売りものにはならない、という気がしてたんだけどね……。まあ、自分の知的レベルが追いついていなかっただけかもしれないけど…。
で、「オイオイ、筒井さんが『バカの壁』の二番煎じかよww」などと、苦笑交じりに手に取った、この本を読んで目からうろこww
前書き部分で、いかにこの「アホの壁」の出版経緯やタイトル決めが安直なものだったかを、スッカリ暴露してしまっており、新書の「軽さ」の原因も背景として読み取れるものになっていた。
正直、この本のこの部分は、非常に高く評価するw
では、内容は?というと、ちょっと微妙ですなあw。
全体に、デジャブな感覚がいっぱい。焦点的自殺について扱った項目は、間違いなく過去に書いたものが下敷きなのは、自分の記憶に照らして間違いのないところ。筒井さんはフロイト系の心理学に長じているし、小説の心理描写も巧みだし、その辺からめて、エッセイなんかも書いてるだろうし…。ほかにも、記憶に定かでないけど、過去に読んだ文章が下敷きになってるとこがあるのかな〜と。
まあ、それでも軽妙な筆致はさすがで、そんなことを気にせず読めるところも多いわけだけど…。
でも、「軽妙」を通り越して「軽い」かなww
「この本もアホや」みたいな感じw
それこそ電車の中でペラペラと読む本だな〜と…。
というわけで、あくまでもヒマつぶしに、どうぞ…w
パラパラと見て行くと、“ん?”と気になり、改めて序章から読んで行くと著者の術中にすっぽり嵌っている事に気がついた。
しかし、降りるべき駅を忘れても夢中で読んでしまった。
そして気づいたことは、著者は「アホとの喧嘩は勝てない」と行っているけれど、僕は勝てると思った。
この本を読まないと分からないと思うが、「アホと喧嘩していることに気づき、それを笑う事」これです。
アホな上司と戦っている人(僕です)にお薦め!
倹約と幸福 エネルギー・環境問題解決への道 (小学館101新書)
養老氏の著作のようにバカな人間に立ちはだかる無意識の壁などという難しい話ではない。
実は周りにいる馬鹿者、いや、それは私自身かも知れんアホに、この本はある意味厳しいようで温かくもある。
たとえば、真面目な話の途中に「なんで今ごろそんな関係ない話をるするの」という「つまらない話」をするおバカがいる。
周りの人は心の中で「えっ、それがどうしたの」という戸惑いを隠せないのだが、実は言った本人も「やっぱり空気にそぐわない」と思ったりするが、あとの祭りだ。
本人は話をしている内容にそぐわないのはよくよく分っているのだが、途中から「言いたくてたまらない。言ってもいいだろうか。いいや、なんとかなるのではないか」とついつい言ってしまうのだ。
それで、「心の中でひんしゅく」を買ってしまうのだ。
話の流れにはなんの関係もない、けど自分のココロが負けてしまう。
「言ってはだめだ、言ってはだめだ。
いや言いたくてたまない。言いたくてたまらない。」になってくる。
誰もが許してくれる、ような氣(錯覚)がしてくるからだ。
などとこの本では書いてあって、毎日そうやってひんしゅくを買っている私には可笑しくてたまらんぐらいに人間のアホさがよく分る面白くも本当にためになる本である。
いいや、私は違うから、とお思いのあなた。
そのほかにも自分で気づかぬ「アホとは」が満載の本ですよ。