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衆愚の時代 (新潮新書 353) 新書 – 2010/3/1

3.5 5つ星のうち3.5 38個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2010/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 191ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106103532
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106103537
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 38個の評価

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楡 周平
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年4月8日に日本でレビュー済み
 社会的弱者には救いの手を、というのは話だけ聞いていると大変もっともなのですが、すべての人が社会的弱者の視点に立ってしまったら、社会はおかしなことになってしまうと思います。だって、社会には「強者」もいるから弱者がいるのだし、強者が住みにくい社会なんて、誰が弱者に手をさしのべるのでしょう。
 一億総弱者面する今の世の中、なんかヘンだな〜、と思っていたところへこの本です。
 まさに痛快、まさに正論。
 もちろん、私と違う意見のところはたくさんありましたが、「全員がいい人ぶる今の世の中はキモい」という基本は同意見でしたので、まったく気になりませんでした。
 そもそも、「やたらと耳ざわりのいい正論を吐く人」「妙に弱者に優しい人」には警戒する、というのが、生きていく上での基本です。そんな人が政治で、メディアで幅をきかせている「今」はなんかヘンだぞ、という方にぜひ読んで欲しい本です。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書いてある内容は概ね納得のいくものではありましたが、「衆愚」と云うタイトルから連想される衆愚政に関するものではなく、その点では不満が残りました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本のテーマは弱者は夢を持たずに、分相応につつましく
夢などはもたずに生きていくべきだということである。
もちろんこの作者自身は強者であり、高いヒエラルキーに
属していると自分では思っているらしい。
懐古趣味の薄気味悪い思考回路を持った人間で、彼こそを
衆愚と言いたい。
稚拙な文章と信憑性のある資料や考察がまったくなく、
1円の価値もない。
金返せ!
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月19日に日本でレビュー済み
かつて高度経済成長時代にテレビが普及し始めた頃、故・大宅壮一氏が「一億総白痴時代」という言葉を生み出した。テレビというメディアは非常に低俗なものであり、テレビばかり見ていると、人間の想像力や思考力を低下させてしまう」というものだ。本書に語られていることは時代を超えて現在に至るまでこの流れに沿っており、実は状況は更に深刻であると警告している本である。
本書には「派遣切りは正しい」や「投資はギャンブルだ」「夢という名の逃げ道」などの項目が並び、それぞれに刺激的な論理が展開されているが、本質的には趣旨を解説するためのパラメーターに過ぎない。
昨今の日本の国力の低下は、まさに「衆愚の時代」へ入った兆候なのだろうと思う。「派遣切り」の減少の一因が消費行動にも原因あるという指摘はその通りで、消費者が受益している価値と対価の齟齬に無頓着であることは云うまでもないが、テレビやメディア報道の情緒的な面だけに視点が向けられ、本質的、構造的な問題の観点がいとも簡単に刷り返られ、民衆がいとも簡単に信じてしまうという傾向は、大宅氏の指摘した「テレビが人間の想像力や思考力を低下させてしまう」に合致する。本書は、多少エキセントリックさも漂いまとまりがない部分も見受けられるが、本書が指摘しようとしている問題の視点は多くの人の心根にあるはずであろう。ただ、現実問題として全ての国民が、自分の頭で考え、理解し、想像し、準備し、覚悟している訳でないという現実や、歴史的にみても、なんからの意図をもって誘導された衆愚が作る事象の流れは簡単に止められないという現実があり課題である。本書を読んで、自分の中の「衆愚感」を再認識するのも良いだろう。「日本国の正体」という本と合わせて読むのもお勧めだ。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年5月23日に日本でレビュー済み
「衆愚」という言葉に聞き覚えがあったが、ギリシャの「衆愚政治」だった。判断力が乏しい多数の愚民による政治のことで、愚かさゆえに政策が停滞してしまったり、愚かな政策が実行される状況をさす。
この本でいう「衆愚」とは、TVや新聞などマスゴミの影響を受けやすく、具体的なことはよく分からないままその意見を受け入れてしまうような人達を指していると思われる。小泉政権下では、これらの主婦層・高齢者層・若者層のことを「B層」と呼んだ。この本は「衆愚」=「B層」を痛烈に皮肉った内容となっている。
読みながら「そうだそうだ」と納得できる部分も多かったが、後ろの方の民主党批判の部分には疑問を感じた。著者自身がマスゴミの「民主党バッシング」につられて批判しているように感じられた。自らを「衆愚」と言っているようなものだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民間放送のテレビのニュース娯楽番組でのキャスターや識者とされるゲストコメンテーターの一言でいえば偽善とも取れる言い放つだけの弱者何でも擁護発言に辟易としていた部分があり、この本を読むことにより、改めてそれらが情報源としてはプアであることが認識させられた。

「衆愚の時代」という著名に込められたものとして理解したのは、視聴者がそうしたテレビのニュース娯楽番組を視聴することにより、結果として視聴率アップに貢献していることになるので、単純な話そうしたものは見なければいい、ということである。弱者が善、そういったものを生み出した社会・政治・企業が悪という構図は視聴者受けしやすいということで、そのような典型的な事例を事実として採集し、しかし結果として歪曲した一側面として報道を続けている。けしからんと言い放っているだけでは、なにも自然に解決することがないのは、明々白々である。

参考になった箇所は、以下の通り、
→公の場で物言う人は、善人を装わなければならない。そんな社会は、物凄く不健全であり、不幸な社会である。

→こんな本を書けば、世の糾弾を浴びることは間違いなく、それでも筆を進めたのは、テレビに出てくるコメンテーターの無責任な言動が目に余ると感じたからです。
 
→ただ選挙に勝つだけを目的として、実効性、実現性に乏しい公約を掲げ、社会をいたずらに混乱させていくだけの新政権
 根拠なき約束。ましてや、国家予算は膨れ上がり、削減どころか逆に史上最大の90兆円規模とあっては、エンプティ・プロミス(空約束)どころか、詐欺に等しい
 
→月額26,000円の現金を貰ったところで、ならば子供をもう一人作ろうか、なんて考える人間は皆無に等しいでしょう

→大きな仕事、特に新しい何かを構築しようという際に、まず必要なのは、その仕事に携わる人間たちが、もれなく自分たちが成すべきことは何なのか、つまりゴールを明確に定め、そこに向かって突き進む強い意志を共有することです。さらにはメンバーの一人ひとりが、その中で課せられた職分をはっきりと認識することも必要なのです。そして、リーダーは、各メンバーが遅滞なくその役割を果たしているか否かを管理する。

→お金の貸し借りほど、難しいものはない。
 首尾よく約束通りに返済できれば良し。支払いが遅れでもしようものなら、親兄弟、ましてや友人、知人の関係なんて、あっという間に壊れてしまう。
 だから、本当に大切に思う人間とは、お金の貸し借りはもちろん、会社の経営もしてはならない。

→料金を下げるなら、順序が逆でしょう。まず物流という市民生活に直結する「1」「2」ナンバーの車を減額措置の対象とすべきでしょう。トラック、バス。

→官僚社会をマフィアに例えましたが、権力を後ろ盾にして、甘い汁を吸おうとする。自分たちを雇っておけば、万が一の時に役に立つなんて言い草は用心棒そのものです。

→官僚稼業に嫌気がさした最大の理由の一つに漏れなく挙げたのは、「官僚としての能力を測られる尺度が、いかに多くの天下り先をつくったかにかかっている」というものでした。

→法で縛られ、前例主義に陥った行政の手に任せては成り立たない。
 常に費用対効果の目に晒されている民間企業

→当たり前です。どんな仕事でも一人前になるためには、それなりの修行を経なければなりません。

→先見の明と、不屈の信念を以って血反吐を吐くような努力をしてきた結果
 未踏の荒野を切り開き、成功例を自ら作り上げた人達に、大きな収穫がもたらされる
 はっきり言って、人の歩いた後には、それほど美味しいモノは転がっちゃいませんよ。

→官僚なんてマフィアそのものです。いやもっと質が悪い。税金はみかじめ料。それをどう使うかは、自分たちの勝手。いや、本当に酷い。こんな国、民間企業なら、とっくの昔に潰れていることは間違いありません。

→何としてでも自分の力でこの境遇から脱して見せるという強い意思を持ち、広くは社会、狭くは身の回りの状況を観察し、自分の頭で考え、判断する力を兼ね備えずして人並み外れた成功はあり得ない。

→本当に有能な人材というのは、与えられた仕事に対して真摯に取り組むのはもちろんですが、常に問題意識と危機感を以って挑む姿勢を備えている人間を指す

→いざ目の前に大金を積まれるや、起業したのもお金持ちになるためとばかりに、あっさり会社を売り払ってしまう若き経営者も少なくない

→新技術の開発が、企業の将来に重大な意味を持つ、というのは百も承知

→第三四半期の半ば辺りに来ると、高額な費用の発生するテレビを始めとする広告は打てない、海外出張はビジネスクラスからエコノミーとなり、やがて必要不可欠以外の出張はままならぬという達しが下される。利益の出ない部門を中心に人員整理へと及んでいく。

→禍福は糾える縄のごとし、調子に乗っていると罰が当たる
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年4月10日に日本でレビュー済み
テレヴィのワイドショーやニュース番組、本当に著者の言うとおりですわ。わけのわからない評論家や元「ジャーナリスト」そしてどうしようもない「無能」の大学教授、どれもこれも「営業」目当ての連中が出てきて、誰が作ったのわからないけど一定の政治性を背後に秘めたスクリプトに基づいて、毒にも薬にもならないコメントを朝から垂れ流している今の日本。そしてこの空気になんとなく投票行動が影響されてsuicidalな政治選択をしてしまう「衆愚」。そして何にも変わらない毎日の中で知性と常識だけが退行していく日本。その日本に対する違和感が爆発したのがこの作品です。人間は生まれたときから不平等であり、その本質的な不平等性とどう折り合いをつけて生きていくのかが人生だという単純で普遍の真実が指摘されます。最後は痛烈な民主党批判となっていますが、この民主党の幼児性と無責任さの背後に潜むグロテスクな「政治性」への無自覚はこの作品の限界です。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「衆愚の時代」という秀逸なタイトルにつられて哲学的・政治的な見識の深さを期待して購入したのはわたしだけだろうか?著者自身がマスコミからの情報をもとにマスコミ批判していることに矛盾を感じているので全般にわたって歯切れが悪いし、未来に向けた提言にもなっていない。衆愚の時代に対するアンティテーゼはいかに思考能力の高い人間の数を教育によって増やすかというところにあるのではないだろうか?思考できる人々に対して老後の過ごし方など説く必要もないだろう。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート