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電通とリクルート (新潮新書 398) 単行本 – 2010/12/1

3.8 5つ星のうち3.8 23個の評価

「欲望」はいかに作られたのか?

「情報に疲れた社会」の行方を読む画期的社会論!

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商品の説明

著者について

やまもと・なおと 1964(昭和39)年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。博報堂に入社。2004年退職、独立。現在マーケティングおよび人材育成のコンサルタント、青山学院大学経営学部マーケティング学科講師。著書に『売れないのは誰のせい?』『話せぬ若手と聞けない上司』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 新潮社 (2010/12/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2010/12/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 223ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4106103982
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4106103988
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 23個の評価

著者について

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山本 直人
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上位レビュー、対象国: 日本

2011年1月12日に日本でレビュー済み
電通は1950年から80年ごろまで、日本の高度成長と共に、
商品の拡声と企業イメージの伝達を担い成長してきた(発散と全体化)。

得意技は商品の意味の書き換え。
 例えば「金曜日はワインを買う日」というコピーで
 「ぶどうを発酵させて作る果実酒」を
 「金曜日に買って家で家族と飲むもの」という定義を付加。

一方、リクルートは、80年以降、分衆化する社会を背景に
検索性の高い情報編集力により、働く、住む、学ぶ、結婚する
といったライフイベントに応じた消費行動(収束)へのガイドを
担った。

80年以降耐久消費財が普及し、「物より心」の時代となり、
画一的なライフスタイルが希薄になっていく。
消費者は物を買うための理由(ニュース性、合理性、物語性)を求め、
これが広告ビジネスは隆盛を見せる。

しかし消費者は広告が描くストーリーのトレースに疲弊し、
景気後退の文脈の中で広告は憧憬(「いつかはクラウン」)を描く代わりに、
リアルな情報(キャンペーン、燃費)へとシフトした。

今の時代の閉塞感は、過去30年の陶酔によるいわば二日酔である。

本書は2社の盛衰と社会背景を踏まえながら、いかに消費者の行動が
広告や情報誌との関係で推移してきたかを俯瞰し解釈する。

しっかりとした文章構成に加え、引用や例示が有効に示されており、
今の時代を広告という切り口で過去からの時間軸で理解できるため、
一読の価値あり。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月9日に日本でレビュー済み
ほかのレビュアーの方々と沿うところが多いのですが、
私も現代消費社会を形成する役割を果たして来た2社について、
あまり語られない企業的な側面や内部情報などから分析し、
次に何をやってくれるのか、その将来を展望する内容を
期待して手に取りました。

しかし・・・
読み進めると、広告が世の中を牽引していた時代背景・社会についての記述が
ほとんどだったことに、肩すかしをくらった一人です。

前半はマーケティングや時代背景をベースに、過去の二社の役割について
語られているので、まだタイトルと大きく乖離していないと思うのですが、
後半になるにつれ、二社というより広告を主軸とした情報産業が
どう進んでいくかの示唆になっていく流れは面白くは有るものの、
「何の本を読んでたんだっけ?」と違和感を感じたり。

一方で、その将来の展望についての記述の曖昧さが、
寧ろこの2社が従来の範疇での歴史的な役割をひとまず終えた、
と定義しているようで、感慨深いと言えばそうなのですが・・・

ただ、よくよく帯を見ると
・「欲望」はいかに作られたのか
・「情報に疲れた社会」の行方を読む画期的社会論
と書いてありますね。なるほど。
新潮の編集者の方々はそのあたり、よく理解して発刊していたのでしょう。
みなさまもご購入の際には帯までご確認を。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年7月16日に日本でレビュー済み
本の題名の通り、電通とリクルート、一見すると
全然異なる企業を、広告という点から共通点を
探し出し、その時代時代の日本国民の方向性や
趣味思考、何を望んでいたかを分析し、そこから
これからの広告または、情報産業というものの
将来について論じていく。

インターネットの普及により、「情報」という
人が知りたいと思う内容の絶対量は爆発的に増えた。
広告による告知でなく、人が自ら情報を入手できる
環境がととなっている今の状況から、これからの
広告の果たす役割や、方法は全く変わっていくのかも
しれない。

最も興味深かった点は、「情報は約束しない」
という項目である。今は、情報量の爆発的増加に
伴い、目的が意図されている広告によって流されて
(良い意味でも悪い意味でも)きた昔に比べ、
人生の方向性に対する判断を求められている時代
であるという部分に妙に納得できた。

昨今、広告代理店に対する批判(特に電通)が目立つ中、
本書は、批判をメインにした内容ではなく、あくまで
広告業界に身をおいた著者が過去現在未来の広告及び日本人を、
この2社の歴史を紐解く事によって丁寧に解きほぐして
くれている良書だと思いますのでな、広告と時代の流れに興味のある人は、
是非読んでみてはいかがでしょうか?
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルと、内容はほとんど関係ないです。

おもな内容は、「時代の移行に伴い、広告と消費者の関係がどの様に変化してきたか」を論じたもので、ところどころに、電通とリクルートが登場するだけです。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年12月20日に日本でレビュー済み
マーケティング/人材育成プランナー・山本直人氏による一冊。やや刺激的なタイトルが付いているが、業界の黒幕の正体を暴くといった類の本ではない。「発散志向広告」と「収束志向広告」を導いてきた二社の成り立ちを振り返り、これからの消費を模索するという、志の高いテーマである。

◆本書で紹介されている、電通とリクルートの対比
・発散と収束
・意味の書き換えと検索性
・変換スキルと編集スキル
・買う人の納得と稼ぐ人の納得
・マスメディアの元栓と事業主への毛細血管

◆本書で紹介されている、二社の共通点
・情報の流れの元栓をしっかり押さえてきたこと
・ネットによって企業ポジションに揺らぎが見えること
・人々が情報を得るコストを大きく下げてきたこと
・「いかに働き、いかに消費するか」ということを考えつづけてたこと

前作「マーケタ―を笑うな」同様、目先の変化に泳がされない、足腰のしっかりした論旨である。今の変化だけを追っていては、見えてこない本質というのがある。様々な領域において、時代の流れは移り変わっていく。マスメディアからソーシャルメディアへ、紙の本から電子書籍へ、物資的な豊かさから精神的な豊かさへ。その中で、移り変わる以前の状態を、嫌悪するでもなく、礼賛するでもなく、謙虚に学びを得ることこそ、今、求められている姿勢ではないだろうか。

情報の受け手が主役の時代。これまでに、送り手側が行ってきた”意味の書き換え”や”編集”は、受け手に委ねられた。電通やリクルートのこれまでの営みに個人が学べることは、さぞや沢山あることだろう。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月3日に日本でレビュー済み
巨大企業の広告を扱う電通と、小さい商店の広告を扱うリクルート。伝統企業と新興企業。
その出所は対照的であるが、それぞれのマーケットで圧倒的なシェアと影響力を握った。

リクルート社員の名刺の受け取り方ほど素晴らしいものはない。
2017年8月30日に日本でレビュー済み
他の方も書いておられるがリクルートと電通について記された本ではないのでご注意。
論文っぽい書き方なので読みにくいし飽きる。
広告業界の移り変わりなどについては未経験の領域なので多少勉強になりました。
2010年12月23日に日本でレビュー済み
電通およびリクルートについて、
調査や研究結果をまとめた新書ではありません。

広告業界に長く身を置いた著者による、
広告業界の変遷の実感を、
センチメンタルに語った1冊です。

この新書でいう電通とは、
イメージを流通させる広告の象徴であり、
リクルートは、
消費者の実用に対応した広告の象徴です。

最後に著者が、
現在の広告業界のポジションを感慨深く語っていますが、
広告業界全滅の現在、
かつての栄光の日々を回想するかのような印象がありました。
逃げ切ったなあ、と私は感じました。

第一線の若手広告マンに向けたエールになっていないところが残念です。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート