無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
新潮現代国語辞典 第2版 ペーパーバック – 2000/2/1
山田 俊雄
(編集)
明治から現代まで、新語もとりいれて七万九千語。用例を記し、漢字の単項目、難読語索引も充実した、学習と生活に必携の一冊。
- 本の長さ1824ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2000/2/1
- ISBN-104107302148
- ISBN-13978-4107302144
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
多くの文献を調査した最新の成果をふまえ、明治から現代までの79000語を収録。新しい日常語・専門語・コンピュータ用語なども収め、わかりやすい解説を施す。1985年刊の第2版。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2000/2/1)
- 発売日 : 2000/2/1
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 1824ページ
- ISBN-10 : 4107302148
- ISBN-13 : 978-4107302144
- Amazon 売れ筋ランキング: - 229,724位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
38グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2024年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辞書の内容や使いやすさは、絶品です。内容が充実しています。ただ新潮社のこの辞書も『現代語・古語辞典』も絶版なのが惜しいですね。普通の古語辞典に載ってない古語も載っているので頼りにしています。
2024年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか手に入らない商品だったのに、注文翌日の到着で、届いた商品の状態もとても綺麗だったので、感動しました。ありがとうございます。また機会があればよろしくお願いいたします。
2021年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小生は辞書ヲタクです。辞書を読んでは愉しんでいます。本書の愉しみは何と言っても用例を読むことです。
たとえば、コウフク【幸福】です。(筆者註:片仮名は漢語または外来語、平仮名は和語)。語釈は「不満がなくみちたりた状態であること。しあわせ。さいわい。」[ヘボン](註:ヘボン「和英語林集成」(第3版)(明治19年)、本書では現代の語義と合うものはすべて[ヘボン]と示しています)。用例です。「人のーの第一は家内の平和だ[金色夜叉]」「足がとまれば、厭になる迄そこに居る。居られるのは、ーな人である。東京でそんなことをすれば、すぐ電車に引き殺される[草枕]」「四ヶ月分の月給を只貰ったやうなーを心ひそかに喜んだ[清兵衛と瓢箪]」「(裸体を見て)うつとりして何ちうことなしにーな、生きがひある感じして来て、しまひには涙出て来んねん[卍]」「たゞしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんたうのーに近づく一(ひと)あしづつですから[銀河鉄道の夜]」「ーの足音が、廊下に聞えるのを今か今かと胸のつぶれる思ひで待つて、からつぽ。ああ、人間の生活つて、あんまりみじめ[斜陽]」「一夜(いちや)は、自分にとつて、ーな(こんな大それた言葉を、何の躊躇も無く、肯定して使用する事は、自分のこの全手記に於いて、再び無いつもりです)解放せられた夜でした[人間失格]」
もうひとつ、面白いと思いましたことがあります。少し旧い文学作品を読むときに重宝するのです。今の小型国語辞典では載っていない見出し語や語釈があります。
たとえば、「そでな・い」【然で無い】です。語釈は「しかるべきさまではない。そっけない。薄情である。「ーいことをする[ヘボン]」「余り憎いな、ーい為方だ[金色夜叉]」ですが、手持ちの小型国語辞典には立項されていませんでした。大辞林第4版では文語扱いで立項されています。
たとえば、「でか・す」【出来す】です。語釈は①物を作る。作り出す。完成させる。②うまくやる。立派にやりとげる。成功させる。「これはーした[ヘボン]」③しでかす。やらかす。「とんだことをーした[ヘボン]」「誰がーした(コツ)たエ[浮雲]」とありますが、「新明解国語辞典第8版」や「明鏡国語辞典第3版」などでは①の語釈がありません。これは旧い文学作品を読むときにちと不便です(さすがに中型国語辞典の大辞林第4版にはありました)。
中村明先生も「日本語 語感の辞典」編纂の参考文献として本書を挙げておられますが、編者が第2版の序で述べられているように、明治初年以後百三十年に及ぶ日本近代のことばを回顧し、次代に伝承してゆくに十分な国語辞典だと思いました。
たとえば、コウフク【幸福】です。(筆者註:片仮名は漢語または外来語、平仮名は和語)。語釈は「不満がなくみちたりた状態であること。しあわせ。さいわい。」[ヘボン](註:ヘボン「和英語林集成」(第3版)(明治19年)、本書では現代の語義と合うものはすべて[ヘボン]と示しています)。用例です。「人のーの第一は家内の平和だ[金色夜叉]」「足がとまれば、厭になる迄そこに居る。居られるのは、ーな人である。東京でそんなことをすれば、すぐ電車に引き殺される[草枕]」「四ヶ月分の月給を只貰ったやうなーを心ひそかに喜んだ[清兵衛と瓢箪]」「(裸体を見て)うつとりして何ちうことなしにーな、生きがひある感じして来て、しまひには涙出て来んねん[卍]」「たゞしいみちを進む中でのできごとなら峠の上りも下りもみんなほんたうのーに近づく一(ひと)あしづつですから[銀河鉄道の夜]」「ーの足音が、廊下に聞えるのを今か今かと胸のつぶれる思ひで待つて、からつぽ。ああ、人間の生活つて、あんまりみじめ[斜陽]」「一夜(いちや)は、自分にとつて、ーな(こんな大それた言葉を、何の躊躇も無く、肯定して使用する事は、自分のこの全手記に於いて、再び無いつもりです)解放せられた夜でした[人間失格]」
もうひとつ、面白いと思いましたことがあります。少し旧い文学作品を読むときに重宝するのです。今の小型国語辞典では載っていない見出し語や語釈があります。
たとえば、「そでな・い」【然で無い】です。語釈は「しかるべきさまではない。そっけない。薄情である。「ーいことをする[ヘボン]」「余り憎いな、ーい為方だ[金色夜叉]」ですが、手持ちの小型国語辞典には立項されていませんでした。大辞林第4版では文語扱いで立項されています。
たとえば、「でか・す」【出来す】です。語釈は①物を作る。作り出す。完成させる。②うまくやる。立派にやりとげる。成功させる。「これはーした[ヘボン]」③しでかす。やらかす。「とんだことをーした[ヘボン]」「誰がーした(コツ)たエ[浮雲]」とありますが、「新明解国語辞典第8版」や「明鏡国語辞典第3版」などでは①の語釈がありません。これは旧い文学作品を読むときにちと不便です(さすがに中型国語辞典の大辞林第4版にはありました)。
中村明先生も「日本語 語感の辞典」編纂の参考文献として本書を挙げておられますが、編者が第2版の序で述べられているように、明治初年以後百三十年に及ぶ日本近代のことばを回顧し、次代に伝承してゆくに十分な国語辞典だと思いました。
2019年9月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本を読んでいて余りお目にかからない言葉を調べるにはこれが一番。
一般的な辞書には載っていない字句がある。
中型辞書以上に載っているような言葉がこの小型辞書に載っているのでとても助かります。
一般的な辞書には載っていない字句がある。
中型辞書以上に載っているような言葉がこの小型辞書に載っているのでとても助かります。
2014年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
用例の出典にこだわっている点は評価できますが
語義の立て方や語釈などは
どの項目もあっさりしたごく中庸なものですね。
語学好きよりは文学好きの方々を意識した辞書かと思います。
語義の立て方や語釈などは
どの項目もあっさりしたごく中庸なものですね。
語学好きよりは文学好きの方々を意識した辞書かと思います。
2022年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この辞書の最大のウリは例文のほとんどが近現代の小説から採っているという点です。ただ当然のことですが、全ての語に例文を付けているわけではありません。
しかも、その例文もせいぜい一行か二行です。そのため、近年出版された辞書と比べて面白い、もしくは分かりやすいということもありません。
むしろ初版が八十年代のものであるために内容・形式ともに古い印象があります。
以上のことから、辞書ならば何でも持っていたいというマニアの方以外にはお薦めできません。
しかも、その例文もせいぜい一行か二行です。そのため、近年出版された辞書と比べて面白い、もしくは分かりやすいということもありません。
むしろ初版が八十年代のものであるために内容・形式ともに古い印象があります。
以上のことから、辞書ならば何でも持っていたいというマニアの方以外にはお薦めできません。
2012年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辞書を批評するのは非常に難しいことだと私は思います。
辞書を使う人が辞書に求めるもの、逆に辞書が使う人に求められるものとは何でしょうか?
私がこの辞書に目を止めたのは、各出版社が出している文学全集や文学作品をよく読んでいたからですが、それが不思議と新潮社版のものが多い。何故だろうかと考えた時にフリガナが非常に細かく振ってあり、”読む人への配慮”が素晴らしい、親切だという印象を強く受けたからでした。
同じ文学全集などでも、例えば出版社によっては字体が小さく読みにくい、おまけにフリガナがあまり振られておらず、大人であっても読めない字が多いなどの不満がありましたから、各出版社によって本を世に送る時の”姿勢”みたいなものが違うのだという感じを受けていました。
辞書の最初にある編者の「序」には下記のような記述があります。
――以下引用――
本辞典は、現代および近い将来にわたって、言語の不易・流行を念頭におきつつ、もっとも緊要な過去百二十年ほどの日本語の全体像を登録し、それを、しかるべき出典をもつ実用例によって、簡潔に体得し得るように配慮したものである。今、その眼目を条項として挙げるならば、
1,見出し項目を精選し、日常生活に必要にして十分な、均衡のとれた語彙を示した。
2,現代生活に必要な規範的な語形・用字・かなづかいを示した。
3,各語の実態を記述するため著名な言語作品から実用例を求めて、より美しい、よりすぐれた表現を示すことにつとめた。
4,用例と呼応して簡潔に語義を理解しうるように語釈を工夫した。
5,漢字の単字項目を設けて、常用漢字をふくむ字彙を示しつつ、一つ一つを解説した。
――引用終わり――
私はドストエフスキーを読んでいて、「慇懃」(いんぎん)という言葉がよく出て来ることに気付き、この辞書で引いてみました。
――以下引用――
インギン【慇懃】
一(形動)
人に対する態度が礼儀正しく丁寧なさま。ねんごろ。
「―な挨拶・人を―にもてなす」「遅刻致しましたと―に狸に挨拶をした」
二(名)
1,親しい交際。「―を重ねる」 2,男女の情交。「―を通ずる」
―ブレイ【―無礼】(名・形動)
1,丁寧すぎて、かえって無礼になること。 2,表面は丁寧なようで、じつはあつかましいこと。「―な態度」
――引用終わり――
この辞書の特徴はその用例が文学作品や著名な作品から引用されているところにあると思います。
一般の読書愛好家には非常に重宝するのではないでしょうか。単に意味が書かれているだけでなく、その単語の用例があることによって、どのように使われるのかがよく理解できます。
特に文学を好んで読んでいる私にとって、非常に有り難い辞書に間違いはありません。
辞書を使う人が辞書に求めるもの、逆に辞書が使う人に求められるものとは何でしょうか?
私がこの辞書に目を止めたのは、各出版社が出している文学全集や文学作品をよく読んでいたからですが、それが不思議と新潮社版のものが多い。何故だろうかと考えた時にフリガナが非常に細かく振ってあり、”読む人への配慮”が素晴らしい、親切だという印象を強く受けたからでした。
同じ文学全集などでも、例えば出版社によっては字体が小さく読みにくい、おまけにフリガナがあまり振られておらず、大人であっても読めない字が多いなどの不満がありましたから、各出版社によって本を世に送る時の”姿勢”みたいなものが違うのだという感じを受けていました。
辞書の最初にある編者の「序」には下記のような記述があります。
――以下引用――
本辞典は、現代および近い将来にわたって、言語の不易・流行を念頭におきつつ、もっとも緊要な過去百二十年ほどの日本語の全体像を登録し、それを、しかるべき出典をもつ実用例によって、簡潔に体得し得るように配慮したものである。今、その眼目を条項として挙げるならば、
1,見出し項目を精選し、日常生活に必要にして十分な、均衡のとれた語彙を示した。
2,現代生活に必要な規範的な語形・用字・かなづかいを示した。
3,各語の実態を記述するため著名な言語作品から実用例を求めて、より美しい、よりすぐれた表現を示すことにつとめた。
4,用例と呼応して簡潔に語義を理解しうるように語釈を工夫した。
5,漢字の単字項目を設けて、常用漢字をふくむ字彙を示しつつ、一つ一つを解説した。
――引用終わり――
私はドストエフスキーを読んでいて、「慇懃」(いんぎん)という言葉がよく出て来ることに気付き、この辞書で引いてみました。
――以下引用――
インギン【慇懃】
一(形動)
人に対する態度が礼儀正しく丁寧なさま。ねんごろ。
「―な挨拶・人を―にもてなす」「遅刻致しましたと―に狸に挨拶をした」
二(名)
1,親しい交際。「―を重ねる」 2,男女の情交。「―を通ずる」
―ブレイ【―無礼】(名・形動)
1,丁寧すぎて、かえって無礼になること。 2,表面は丁寧なようで、じつはあつかましいこと。「―な態度」
――引用終わり――
この辞書の特徴はその用例が文学作品や著名な作品から引用されているところにあると思います。
一般の読書愛好家には非常に重宝するのではないでしょうか。単に意味が書かれているだけでなく、その単語の用例があることによって、どのように使われるのかがよく理解できます。
特に文学を好んで読んでいる私にとって、非常に有り難い辞書に間違いはありません。