1つの漫画としてはこの巻で終了となります。
災害時のバイブルとやら名を売っているようですが、リアルな描写と展開で1回読めば最低限の対応が出来そうなほど印象付けられました。
また他のレビューにもあるように災害時のリスクマネジメントに対する意識の向上は確かにあります。
その点でこの漫画の果たす1つの目的は果たしているように思えます。
そして1つの漫画作品としては、全体的に王道的な展開です。
私は王道どんと来いなので、王道が好きな人にはオススメのストーリー。
彼女の主人公への気持ちの表し方など、見ているこっちがもどかしくなります。
是非一度ご覧ください。
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彼女を守る51の方法 5 (BUNCH COMICS) コミック – 2007/9/8
古屋 兎丸
(著)
- 本の長さ186ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2007/9/8
- ISBN-104107713547
- ISBN-13978-4107713544
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商品の説明
出版社からのコメント
人々の弱った心に入り込む、悪意のデマ。不安と妬みが心を狂わせ、ついに暴走を始めた!! 暴徒と化した渋谷ギャング、そして帰宅難民たち。ターゲットとなった09に押し寄せる狂気!! 籠城しているなな子、リカ、女性たちに脱出の道はあるのか? そしてジンの助けは間に合うのか!? 東京直下・M8、その先にある真実。極限状態からのクライマックス!! 衝撃の最終巻!!
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2007/9/8)
- 発売日 : 2007/9/8
- 言語 : 日本語
- コミック : 186ページ
- ISBN-10 : 4107713547
- ISBN-13 : 978-4107713544
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,369位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年6月25日に日本でレビュー済み
著者の古屋兎丸さんの作品は、恥ずかしながら太宰治の人間失格の漫画化したものを初めて読んで知りました。人間失格は、ほんとうに素晴らしいできで、漫画を読んで久しぶりに興奮しました。そこからこの著者の過去作品に遡ってこの作品を読みました。これもまさに人間失格です!地震漫画というよりも、人間失格なキャラクターの宝庫で最高でした。地震ものとして読むよりも、人間群像劇として読んでみると、また新たな発見があると思います。タイトルにひっぱられないで(マニュアル本?)著者のキャラ作り、物語能力に身をゆだねてみるといいと思います。人間失格を読んだ後にこの作品を読むとより一層いいと思いますよ!
2008年8月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者にとっても辛いかもしれないが、巻末にも書かれていた通り
次は避難所での生活を是非書いて欲しいと思う。全くもって闇で謎だからだ。
被災時に役立つことだけではなく、リアルに感じ取れるいい機会になったこと
に感謝する。
5巻の暴動、そして最終章の終わり方はどうかとも思ったが、とりあえず
危機的な状況もあれば、将来への希望があるということもよく描けていたような気がする
「人間は強い」その言葉に勇気づけられた。
また、3巻でのトリアージの話で
「手がもげようが、骨折しようが命に別状がない限り何もしてもらえない」
というくだりが出てきたが、リアルに考えてみると非常に恐ろしい。
いざ、地震があった時、出来るだけ怪我はしないように念頭を置くべきであることを
身に染みて感じた。
描写はきついが(特に女性には注意してもらいたい)、より多くの人に感じてもらう
ことを切に願う。
次は避難所での生活を是非書いて欲しいと思う。全くもって闇で謎だからだ。
被災時に役立つことだけではなく、リアルに感じ取れるいい機会になったこと
に感謝する。
5巻の暴動、そして最終章の終わり方はどうかとも思ったが、とりあえず
危機的な状況もあれば、将来への希望があるということもよく描けていたような気がする
「人間は強い」その言葉に勇気づけられた。
また、3巻でのトリアージの話で
「手がもげようが、骨折しようが命に別状がない限り何もしてもらえない」
というくだりが出てきたが、リアルに考えてみると非常に恐ろしい。
いざ、地震があった時、出来るだけ怪我はしないように念頭を置くべきであることを
身に染みて感じた。
描写はきついが(特に女性には注意してもらいたい)、より多くの人に感じてもらう
ことを切に願う。
2007年9月14日に日本でレビュー済み
ついに完結。
さんざん酷い目にあった登場人物たちが
最後は・・・
まあ、この終わり方しかないなという感じ。
出産マニュアルが、実に役立ちそうな感じで
書かれているのが面白かった。
いや、こりゃ知っといた方がいいよね。
さんざん酷い目にあった登場人物たちが
最後は・・・
まあ、この終わり方しかないなという感じ。
出産マニュアルが、実に役立ちそうな感じで
書かれているのが面白かった。
いや、こりゃ知っといた方がいいよね。
2007年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おじいちゃん軍団と、新キャラクター稲本康夫の活躍がカッコ良いです。
一見ひ弱なサラリーマン稲本康夫。体ではなく頭で戦う頭脳派(本物の拳銃も所持してますがw)マネキンを犯す変態を演じてみたり、マニキュアの除光液で暴徒と戦う姿がツボです。惜しむらくは登場が遅かった事ですね。もう少し早く登場して、もっと活躍して欲しかったです。
今回は災害に役立つマメ知識は少なめでした。
悲惨な話が続いたので、落ちるところまで落ちてしまうのではないかと思っていましたが、最後に希望が見えて良かったと思います。
一見ひ弱なサラリーマン稲本康夫。体ではなく頭で戦う頭脳派(本物の拳銃も所持してますがw)マネキンを犯す変態を演じてみたり、マニキュアの除光液で暴徒と戦う姿がツボです。惜しむらくは登場が遅かった事ですね。もう少し早く登場して、もっと活躍して欲しかったです。
今回は災害に役立つマメ知識は少なめでした。
悲惨な話が続いたので、落ちるところまで落ちてしまうのではないかと思っていましたが、最後に希望が見えて良かったと思います。
2007年12月26日に日本でレビュー済み
古屋は第5巻(最終巻)あとがきで、この作品はバンチ編集部からの依頼があって描いたと明かしている。で、最初は「僕には描けない」と思ったという。
永江朗に『平らな時代−おたくな日本のスーパーフラット』(03)というインタビュー集があり、古屋も登場するのだが、古屋がスーパーフラットだという位置づけは分からないではない(実は未読なんだけど、きっとそういう話だよ)。『π』なんか正に「おたくな日本のスーパーフラット」への批評だった。
しかし、「平らな時代」を意識してしまった作家は、その知性が邪魔して「物語」を作りにくくなるのではないか。古屋も、資質的には初期のちょっとブラックなコントの方がしっくり来る。だから長編は『自殺サークル』でも『ライチ☆光クラブ』でも『少年少女漂流記』でも、別に原作がある(『Marieの奏でる音楽』は物語じゃなくて詩だよ、詳細は省くけど。『π』はマンガ論だし)。
で、本作…最初に戻るけど、これは企画物の学習マンガ。編集部が与えた基本コンセプトがあり、「防災・危機管理ジャーナリスト」氏の監修協力を仰ぎ、「彼女を守るプロジェクト」の原案・取材協力を得て、古屋自身も自分の足で歩き回ったらしいとは言え、いわば作画技術者に近い立場でこの作品に関わっているようだ。いかにも、「平らな時代」の作家らしい。
ただ、こうも思う。古屋がいろいろ「向かない」仕事に手を染めるのは、危機感の表れじゃないか、と。いつまでもスーパーフラットじゃないわけで、周りの人からいろいろ「モチーフ」をもらいながら、古屋は「自発性」を手に入れようと試行錯誤しているのじゃないか…もっとも「技術」が先にあって、後から「自発性」を捏造しようとしてるところが、どうしようもなくスーパーフラットなんですけど。
永江朗に『平らな時代−おたくな日本のスーパーフラット』(03)というインタビュー集があり、古屋も登場するのだが、古屋がスーパーフラットだという位置づけは分からないではない(実は未読なんだけど、きっとそういう話だよ)。『π』なんか正に「おたくな日本のスーパーフラット」への批評だった。
しかし、「平らな時代」を意識してしまった作家は、その知性が邪魔して「物語」を作りにくくなるのではないか。古屋も、資質的には初期のちょっとブラックなコントの方がしっくり来る。だから長編は『自殺サークル』でも『ライチ☆光クラブ』でも『少年少女漂流記』でも、別に原作がある(『Marieの奏でる音楽』は物語じゃなくて詩だよ、詳細は省くけど。『π』はマンガ論だし)。
で、本作…最初に戻るけど、これは企画物の学習マンガ。編集部が与えた基本コンセプトがあり、「防災・危機管理ジャーナリスト」氏の監修協力を仰ぎ、「彼女を守るプロジェクト」の原案・取材協力を得て、古屋自身も自分の足で歩き回ったらしいとは言え、いわば作画技術者に近い立場でこの作品に関わっているようだ。いかにも、「平らな時代」の作家らしい。
ただ、こうも思う。古屋がいろいろ「向かない」仕事に手を染めるのは、危機感の表れじゃないか、と。いつまでもスーパーフラットじゃないわけで、周りの人からいろいろ「モチーフ」をもらいながら、古屋は「自発性」を手に入れようと試行錯誤しているのじゃないか…もっとも「技術」が先にあって、後から「自発性」を捏造しようとしてるところが、どうしようもなくスーパーフラットなんですけど。
2011年3月12日に日本でレビュー済み
とても残念なことに先日、東日本地震が発生しました。
マグニチュード9というもっとも震度の高い地震です。
この本には災害が起きてしまった後に起きることが生々しく書かれています。
レイプや医療事情、そのほかの二次災害や気をつけることまで。
生き残った少年少女に出来ること、出来ないことなど非常に考えさせられました。
今回の地震は被害が無かった地域の方にはあまりピンとこないかもしれません。
こういった手に取りやすく、わかりやすい内容で知識をえて欲しいと思います。
そして、何かをしてあげて欲しいと思います。
マグニチュード9というもっとも震度の高い地震です。
この本には災害が起きてしまった後に起きることが生々しく書かれています。
レイプや医療事情、そのほかの二次災害や気をつけることまで。
生き残った少年少女に出来ること、出来ないことなど非常に考えさせられました。
今回の地震は被害が無かった地域の方にはあまりピンとこないかもしれません。
こういった手に取りやすく、わかりやすい内容で知識をえて欲しいと思います。
そして、何かをしてあげて欲しいと思います。
2007年9月17日に日本でレビュー済み
最後は「まーこんな感じかな」と言う終わり方。
個人的にはこの作者の作品だったら「ライチ光クラブ」の方をオススメします。
個人的にはこの作者の作品だったら「ライチ光クラブ」の方をオススメします。