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安部先生、患者の命を蔑ろにしましたね 単行本 – 1999/10/1
- 本の長さ595ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1999/10/1
- ISBN-104120027635
- ISBN-13978-4120027635
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
著者は,日本の血友病患者5000人のうち,1800から2000人もの人々が薬害エイズにかかっていることの実態を,雑誌「中央公論」で,1993年から94年にかけて連載し,それは『エイズ犯罪,血友病患者の悲劇』としてまもなく刊行された(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)。エイズ研究班の班長だった安部英氏の責任の重さにも当然言及していた。ところが,それからしばらして,本の一部に名誉棄損がある,と安部氏から訴えられた。民事訴訟だった。薬害エイズについての刑事裁判がすでに進行中であるのに,なんでいまごろ,と著者は不思議に思ったが,受けてたつことにした。本書は,そんな立場になった著者による,進行中の刑事裁判の緊迫したやりとりの記録。
著者が取材した被害者たちの証言を随所にはさみながら,血友病に関しては日本一の名医とも言われたことのある安部氏の犯罪を怒りをもって追いかける。緻密な記録から法廷の緊張した様子が伝わってくる。
(フリーランスライター 杉山 由美子)
(Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)
-- ブックレビュー社
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1999/10/1)
- 発売日 : 1999/10/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 595ページ
- ISBN-10 : 4120027635
- ISBN-13 : 978-4120027635
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,811,571位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,100位伝統医学・東洋医学 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、アジア新聞財団「DEPTH NEWS」記者、同東京支局長、日本テレビ・ニュースキャスターを経て、現在はフリー・ジャーナリスト。1995年に『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で第26回大宅壮一ノンフィクション賞、98年には『日本の危機』(新潮文庫)などで第46回菊池寛賞を受賞。2007年 12月「国家基本問題研究所」を設立し理事長に就任(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 日本を愛すればこそ、警鐘を鳴らす―論戦2010 (ISBN-13: 978-4478013793 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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内容はわかりやすく丁寧に、薬害エイズ事件の公判などについて詳しく書かれています。
今後は著者側、原告側の意見だけではなく、弁護など被告側からの意見に基づいた本も読んでみたいと感じました。
安部裁判に速記者と一緒に毎回傍聴に行くなどこの仕事の丁寧さには頭が下がる。裁判の経過の折に触れ、薬品の治験制度、大学医学部の医局の問題等に詳細に言及しており、それらが非常にためになる。
櫻井よしこさんの一連の薬害エイズ関連の本の中でも一番深い問いかけを発しているものなので、同著者の「エイズ犯罪・血友病患者の悲劇」中央公論社を読んでから読まれるのをおすすめします。
膨大な取材の手間と600頁近い枚数、おそらくこの本は売れ行きや利益を度外視して著者自信の信念のために出版されたと思う。
しかし気がついてみると、証言者の様子などは当然ながら著者の主観によるわけで、
それにもとづく描写が小説のように挟まれており、
それによって読者はいつしか著者の結論の中にひきずりこまれていく。
著者としては自分の信念にしたがって書いているのだと思うが、
(著者に対する先入観かもしれないが)いわばマスコミの煽り立てのようだと言えなくもない。
この本を読んだ読者が直ちにそのすべてを鵜呑みにして良いかは疑問である。