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なんといふ空 単行本 – 2001/5/1

4.2 5つ星のうち4.2 23個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

私はいったい何を落としてきたんだろう-。「絶対音感」「青いバラ」の著者による初エッセイ集。映画「ココニイルコト」の原案も収録。『週刊読売』に連載されたものを中心に、いろいろな雑誌に掲載されたものをまとめる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2001/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 221ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120031489
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120031489
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 23個の評価

著者について

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最相 葉月
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1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒。科学技術と人間の関係性、スポーツ、近年は精神医療、カウンセリングをテーマに取材。

97年『絶対音感』で小学館ノンフィクション大賞。2007年『星新一 一〇〇一話をつくった人』で大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、08年同書で日本推理作家協会賞、星雲賞。

ほかのノンフィクションに『青いバラ』『セラピスト』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『れるられる』『証し 日本のキリスト者』『中井久夫 人と仕事』など、エッセイ集に『なんといふ空』『最相葉月 仕事の手帳』『辛口サイショーの人生案内』『辛口サイショーの人生案内DX』『母の最終講義』、児童書に『調べてみよう、書いてみよう』、共著に『心のケア 阪神・淡路大震災から東北へ』『胎児のはなし』など。

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
23グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山頭火の句から抜粋した表題「なんといふ空」、人は結局一人であること
それが出発点であるということを教えてくれた本や人々が原点になってお
り、会社員時代の忘れがたい思いでを綴った「わが心の町大阪君のこと」
は本書のなかで印象深く読後に余韻を残させる内容である。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年9月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 他のレビュアーの方と同じく映画「ココニイルコト」を鑑賞し、その原作ということで手に取った。

 映画の原作は1200字程度のエッセーである。その「わが心の町、大阪君のこと」を読んで驚嘆した。実に簡潔で
鋭利な文章に驚いたからである。関西弁でなんとなくのんびり書きながらも陰影が濃い。なるほどプロの文章家という
ものはこうなのかと思い知った。比べるとするなら、川端康成の「掌の小説」あたりであろうか。

 一方、この1200字から映画を立ち上げた方も大したものだ。「わが心の町、大阪君のこと」の1200字の中に
二時間の映画を見出した眼力というものがそこにあると思う。むかしミケランジェロは黒い大理石を見て「この中に
ビーナスが閉じ込められている。従い私が助けてあげよう」と言ってその大理石をビーナスに彫ったという話も
思い出した。

 他のエッセーも切れ味が鋭い。大いに勉強になった。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年4月29日に日本でレビュー済み
映画「ココニイルコト」をみて、原作となったこの本にたどり着きました。
映画をはじめてみたのは十年近く前です。最近みなおして、原作を読みたくなりました。既に絶版となっており、どこにも在庫はないとのこと。やっと、古書を手に入れました。

映画の原作「わが心の町 大阪君のこと」は最初に載っています。文庫本で3頁と、とても短い。文庫本の最後には「ココニイルコト」初演の案内を「手紙」で出したことが書かれています。なんと、こちらの方が長い。手紙は「宛て先不明」で返ってきました。一抹の寂しさと安堵感。十二年前のことは「よい思い出」で記憶の中にしまっておいた方がよいのかもしれません。

エッセイは全部で四十八編あります。テーマは子どものころの思い出から、出版社勤務時代、その後といろいろ。平均して4頁ほど。最相さんの思いが飾らない言葉でさりげなく書かれています。日常の些細なことから、思わぬ経験まで、読む人はなぜかわが事の様に懐かしさを感じます。そうして、読み終わると感じる寂しさ。エッセイの多くが人との出会いと別れをテーマにしているからでしょう。

初版は2001年4月発行、文庫本は2004年6月発行です。
毎年大量の本が出ては消えていく昨今、よほどの大ヒット作でない限り、再発行は難しいでしょう。
電子書籍で読むことはできないのでしょうか。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本の状態、発送の早さなど、問題なし。気持ちよく購入できました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月19日に日本でレビュー済み
エッセイが好きだ。それも女性で歳が近いと尚更のこと。
うんうん、そうそう、そうだったよねー、といちいち共感できて楽しい。
ところでこの本、読んだことがある、と読み始めてすぐに気がついた。
単行本を読んで、数年後に出た同じ文庫本をまた買ってしまう、
そんなバカな失敗を最近よくやらかす。なんというこった、もったいない。
単なるボケなのか、惹かれる世界(分野・視野)がよほど狭いのか。
タイトル名と装幀(クラフト・エヴィング商會のお二人)の魅力なのか。

本書は幅広い執筆活動をされている著者らしさがよく表れている。
重いものあり、懐かしいものあり、不気味なものもあり。
好きな所から好きなだけ読める、ちょっと切ない短編エッセイだ。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年11月1日に日本でレビュー済み
『絶対音感』で小学館ノンフィクション大賞(1997年)、『星新一1001話をつくった人』で講談社ノンフィクション賞(2007年)を受賞している作家、最相葉月の初のエッセイ集。2001年に刊行されたものに、その後未発表のいくつかのエッセイを加えて2014年に復刊された。
映画『ココニイルコト』の原作となった『わが心の町 大阪君のこと』(私はこの本を読むまで映画のことを知りませんでした)をはじめ、何気ない日常生活を切り取ったショートエッセイの粒々が、様々な色と強さで光を放っている。
中でも、復刊版に新たに加えられた『東京大学応援部物語』(2003年刊行)の後日談には泣けた。
著者の正直さ、真面目さ、(不器用さも?)が随所に滲み出ていて、こんな著者だから、多くの人への取材を必要とするノンフィクションの優れた作品を次々と生み出せるのだと思った。
(2014年10月了)
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年4月9日に日本でレビュー済み
私は著者の緻密でありながら、さらりとした文章が好きです。随筆では著者の気持ちがにじみ出ていい味わいだ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2001年7月11日に日本でレビュー済み
映画「ココニイルコト」を見たあとに 原作を読んでみたくて手にとった。 わずか1200文字程度のエッセイである「わが心の町 大阪君のこと」をはじめ 数々の、日常生活を切り取ったエッセイが、きらきらと輝いていた。
なんでもないような日常が、人の心が、営みが、 そうかなぁ、そうだなぁ、と思うようなことごとが 的確な視点で切り取られていく。
映画監督が、たった1200文字のエッセイから、 2時間近くの映画を つくりあげた そのように、人の心をかきたてる何かが 一遍一遍にひそんでいる。
本棚のかたすみに、そっとひそませ 忘れた頃にふと、手にとりたい、 そんな作品集である。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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