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正統の憲法バークの哲学 (中公叢書) 単行本 – 2002/1/1
中川 八洋
(著)
- 本の長さ290ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2002/1/1
- ISBN-104120032256
- ISBN-13978-4120032257
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「フランス革命の省察」でフランス革命を徹底的に批判したエドマンド・バーク。保守主義の何たるかも、またチャーチルやサッチャーの本質を理解するにも欠かすことの出来ない彼が、フランス革命に対抗しどう生きたかを辿る。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2002/1/1)
- 発売日 : 2002/1/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 290ページ
- ISBN-10 : 4120032256
- ISBN-13 : 978-4120032257
- Amazon 売れ筋ランキング: - 652,612位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 617位憲法 (本)
- - 3,039位法律入門
- - 104,962位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
保守思想は理解できる人が限られる。まずこの本はバークの「フランス革命の省察」を読んでから読んでほしい。そうでないと理解できない。「フランス革命の省察」を読んで、イギリスの憲政の歴史こそ、保守思想と理解できないと、何のことがわからない。愛を知らず、論理だけで世界を説明できると信じ、苦痛は悪だと信じる、サヨクの人には理解できない内容。明治維新自体は、保守思想とサヨク思想が混在していたことがわかる。明治維新自体はのベースは、基本サヨク思想。保守思想の哲人井上毅、金子堅太郎、元田永孚らが一矢報い、それが明治憲法であり、教育勅語である。明治維新から続くサヨク思想の潮流に乗り、GHQの潜り込んだスターリンのスパイと国内のサヨクによって作られたのが今の憲法ということがわかる。保守を自認している人でも中川先生を狂人扱いしている人がいるが、保守を名乗っていても保守思想をわかっていない人が多い。バークの保守思想を知った上で、日本古来の保守思想を発見するのは、平成の日本人である。頑張ろう。
2007年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本はちょっとコメントに困るが、視点自体は面白いと想う。保守主義に関して今まであまり聞いた事のない点(フランス革命系列と英米系列に分けて論じていたり。。)や明治憲法,GHQ憲法などの切り口で日本の憲法を捉えたり。。他の人では絶対論じないだろうと想う切り口があり新鮮と言えば新鮮だと思うが。。少し論旨が偏っていたり誇張表現が多い様に想う。この為、世の意見に対しての「アンチテーゼ」と捉え、自分流「ジンテーゼ」を作る為に使用するのが良いと想う。また、多くの著書を調べて書かれており,出典から、他の意見を探すのに役立った。
2016年4月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本の既存の憲法学の根底にあるのはルソーの社会契約説やロックの自然権思想です。しかし本書はそれらを痛烈に批判しており、なかなか興味深かった。また英米憲法に国民主権という概念がないのは、恥ずかしながら驚きであった。今後の勉強、研究のために役立てていきたいと思う。
2006年2月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大学で法律を学んだ者として、読後、些かショックを受けた。英米法も少しかじったはずだが、この本に書いてあることは、ほとんど初耳のような気がしたのだ。「日本の憲法学者は、学者というよりは、何かしら政治扇動家のように思える」と著者は書くが、私が学んだ憲法学者はそんな様子はなかった。また、当時知り合った大学院生とバジョットの『英国憲政論』を一緒に読んだ覚えもある。
この本の内容を全く信じることもできなかったので、仕方なくアマゾンの洋書で Stephen M. Griffin "American Constitutionalism" PRINCETON 1996 とCASS R. SUSTEIN "RADICALS IN ROBES" BASIC BOOKS 2005を注文し、二か月かけてようやく読み終えた。
この二冊の本は改めてアメリカの歴史と憲法史の一端を教えてくれた。契機となった本書は、その意味で有益だったが、最初に感じたショックは消えうせてしまった。
サステインの本で明らかなように、この本の主張は現在アメリカで有力になったファンダメンタリズムという一つの立場からの憲法論で、それが正統であるということは議論の余地のあるところだ。(サステインはこれに否定的で、あまりに党派的であり、歴史の恣意的な利用をしているという批判もしている。)
ましてや、アメリカでデモクラシイを否定するような法律家は少数派で世論の支持を得られないだろうし、200年以上前のフレイマーやラティファイアーの意思にいつまでも拘泥するのは、その後の社会の変遷を無視することになり、あまり理論的な説得力はないようだ。
するとこの本の著者も政治扇動家の一人になるのだろうか。
この本の内容を全く信じることもできなかったので、仕方なくアマゾンの洋書で Stephen M. Griffin "American Constitutionalism" PRINCETON 1996 とCASS R. SUSTEIN "RADICALS IN ROBES" BASIC BOOKS 2005を注文し、二か月かけてようやく読み終えた。
この二冊の本は改めてアメリカの歴史と憲法史の一端を教えてくれた。契機となった本書は、その意味で有益だったが、最初に感じたショックは消えうせてしまった。
サステインの本で明らかなように、この本の主張は現在アメリカで有力になったファンダメンタリズムという一つの立場からの憲法論で、それが正統であるということは議論の余地のあるところだ。(サステインはこれに否定的で、あまりに党派的であり、歴史の恣意的な利用をしているという批判もしている。)
ましてや、アメリカでデモクラシイを否定するような法律家は少数派で世論の支持を得られないだろうし、200年以上前のフレイマーやラティファイアーの意思にいつまでも拘泥するのは、その後の社会の変遷を無視することになり、あまり理論的な説得力はないようだ。
するとこの本の著者も政治扇動家の一人になるのだろうか。
2013年8月7日に日本でレビュー済み
正直に言うと学者としてこういう書き方をしてよいのか戸惑う。
後半部分でJ・S・ミルやケルゼンなどをこき下ろすのだが、そのやり方はミルのスキャンダルをけなしたり個人の人格攻撃に走ったりするきらいがあるし、主張にしばしば論理性が欠ける。若者の売春問題などに筆誅を加えるのはよいが倫理学的に説明をしないと、世間を嘆くご老人以上のものであるとは感じられない。
説明できない様な価値を前提に議論を進め(またその議論も飛躍が多いように感じられるが)揚句に道徳を語るのに論敵を中傷するというのはいかがな物か。学術書としては役に立たなかった。
後半部分でJ・S・ミルやケルゼンなどをこき下ろすのだが、そのやり方はミルのスキャンダルをけなしたり個人の人格攻撃に走ったりするきらいがあるし、主張にしばしば論理性が欠ける。若者の売春問題などに筆誅を加えるのはよいが倫理学的に説明をしないと、世間を嘆くご老人以上のものであるとは感じられない。
説明できない様な価値を前提に議論を進め(またその議論も飛躍が多いように感じられるが)揚句に道徳を語るのに論敵を中傷するというのはいかがな物か。学術書としては役に立たなかった。
2007年1月4日に日本でレビュー済み
大学時代、憲法の勉強をしていると、英米憲法と仏独憲法は随分違う、ということを教わる。それは一方はコモン・ローでもう一方は大陸法で・・・という説明がされたりするのだが、まさにそれはその通りなのだが、両者の本質的な違いをもっと端的に分かりやすく解説してくれている本。
祖先から継承した高貴なる自由=国民の権利に立脚する英米憲法に対し、フランス革命に端を発する「基本的人権」は人間を獣に堕落させるものである、というテーマが分かりやすく説得ある筆致で連綿と説かれている。
筆者の考えに対しては様々な意見があろうが、ただやはり言えることは、筆者も指摘されておられるように、個々人の理性や一世代の人々の理性には限界があまりにも多すぎる、ということである(女系天皇をめぐる論議など正にそうである)。だからこそ我々は自分達の考えだけで物事を決めてしまう(民主主義・国民主権)のではなく、祖先から継承した様々の「法」(道徳・宗教など)の支配を認めなければならないのである。すなわち、己の力への謙虚な姿勢こそ、保守思想の根本である。
我が国の誇りと力の復活も、ただ我々が法の支配を我が国に浸透させることができるか、にかかっていると言える。
まさに保守の入門書であり、我が国を憂える全ての人のみならず、法学部の学生全てに読んでもらいたい本である。
祖先から継承した高貴なる自由=国民の権利に立脚する英米憲法に対し、フランス革命に端を発する「基本的人権」は人間を獣に堕落させるものである、というテーマが分かりやすく説得ある筆致で連綿と説かれている。
筆者の考えに対しては様々な意見があろうが、ただやはり言えることは、筆者も指摘されておられるように、個々人の理性や一世代の人々の理性には限界があまりにも多すぎる、ということである(女系天皇をめぐる論議など正にそうである)。だからこそ我々は自分達の考えだけで物事を決めてしまう(民主主義・国民主権)のではなく、祖先から継承した様々の「法」(道徳・宗教など)の支配を認めなければならないのである。すなわち、己の力への謙虚な姿勢こそ、保守思想の根本である。
我が国の誇りと力の復活も、ただ我々が法の支配を我が国に浸透させることができるか、にかかっていると言える。
まさに保守の入門書であり、我が国を憂える全ての人のみならず、法学部の学生全てに読んでもらいたい本である。
2007年1月20日に日本でレビュー済み
とりあえず単純な筋立てで読みやすい本です。
ただ、この本で読書が終われば悲惨な結果にはなると思います。
表で名前を出すぐらいしかしないのを「紹介している」とは子供の言い掛かりのようにしか思えませんが、
まあ、おかげでオークショットに興味をもち、実際に読んでみるきっかけになり、良かったかもしれません。
オークショットを読んでみれば、どういうことかよくわかりました。
この人の「保守」とはあまりにかけ離れていますし、やはり本場だけあって説得力が違います。
きちんとしたものを読むきっかけになり良かったです。
オークショットの名前が前面に出てきたことに感謝しています。
明治憲法にかんすることでも、やはりきちんとしたものを読むべきでしょうね。
稲田正次さんの諸労作などは、全然レベルが違い比較の対象にさえならないものですね。
まあ、「信者」になるのか、きちんとした思考へのきっかけになるのかは、読み手の問題かもしれません。
ただ、この本で読書が終われば悲惨な結果にはなると思います。
表で名前を出すぐらいしかしないのを「紹介している」とは子供の言い掛かりのようにしか思えませんが、
まあ、おかげでオークショットに興味をもち、実際に読んでみるきっかけになり、良かったかもしれません。
オークショットを読んでみれば、どういうことかよくわかりました。
この人の「保守」とはあまりにかけ離れていますし、やはり本場だけあって説得力が違います。
きちんとしたものを読むきっかけになり良かったです。
オークショットの名前が前面に出てきたことに感謝しています。
明治憲法にかんすることでも、やはりきちんとしたものを読むべきでしょうね。
稲田正次さんの諸労作などは、全然レベルが違い比較の対象にさえならないものですね。
まあ、「信者」になるのか、きちんとした思考へのきっかけになるのかは、読み手の問題かもしれません。