お届け先を選択
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

テースト・オブ・苦虫 1 単行本 – 2002/11/1

4.7 5つ星のうち4.7 14個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

うそ。マジかよ。俺らのミスをフォローしないあいつのせいだろうがよ。むかつくなあ。復讐してやる、と思ってやってきました。人生の断面が広がる不条理、忍、驚き。文筆の荒法師町田の叫び! 『ヨミウリウィークリー』連載。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2002/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 245ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120033341
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120033346
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 14個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
町田 康
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
14グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2015年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
<1>あたりでは、ああいつもの町田節だなあと思いながら、くふふ、という感じで読めるのだけれど、これでツボを感化されて<2>以降になってくるともう、くふふ、ではなくぶはは、という爆笑レベルになるので外で読めなくて困る面白さ。ツボに入ると腹がよじれる。
一節一節が限られた枚数で書かれているし、そこまで「濃い」感じでもないので、町田さんのファンというわけでもない人の入門編としてはいいかも。
これを読んで爆笑していると、いろんなことがどうでもよくなってくる魔力がある。深い意味を求める人にはなかなか面白さがつかめないかもしれないけれどこれはそういう類の読み方ではなくて「読書ってゆるくてもいいんだよ」という気持ちで、音楽を聴きながすような感じでさらりと読んで、「わかる」というより「感じて」欲しいと思う(途中で爆笑して進めなくなるところもあるのだが)。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年8月21日に日本でレビュー済み
この本を読むと、周りの目を気にしたり、何か自分の思う通りにいかなくて自己嫌悪に陥ったりすることがバカバカしく思えてきます。格好悪い自分を受け入れているということが、ものすごく格好いい。寝る前に読むと力が抜けて、いい感じにリラックスできます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月27日に日本でレビュー済み
 町田ワールドは狂気のようでいて、小市民の頭の中で衝動的にうごめく思考を見事に文章化した独特の世界です。頭の良さ、端正な生き方、鋭い感性などとは無縁の日々が全篇に編み込まれています。この生き様と筆致は内田百'閧ノ匹敵する孤高のもの。知らずに読み始めると便所の落書きとしか思えない苦痛を強いられますが、大体100ページも読むと、そこには至福の花園が開けます。そして一度ハマるともう虜になりますね。
 虜になったら、是非「告白」「宿屋めぐり」の超ヘビーな町田文学を読んでほしいです。おそらく脳味噌がビリビリと麻痺して、攣ることでしょう。その合間にこの苦虫シリーズでストレッチ&筋トレしてください。そういうシリーズです。テースト・オブ・苦虫。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
小説でもエッセーでも、いつも町田康の文章を読んで思うことが、「テースト・オブ・苦虫」には顕著に出ていると思います。
それは何かというと、こういうことです。
人間はいつも、心の中で思ったことを、いったん脳で「話し言葉」に翻訳作業をしてから、口に出していると思うのです。
その過程でいわないほうがいいことを省いたり、いったほうがかっこよくなることを付け足したりなんかして。
でも町田康の文章には、その推敲の課程というか、脳の中でザルにかけたりする作業の跡が、見つからないのです。
だから、通常の「脳内翻訳作業」中に出るもろもろ個性がそがれて、逆に、深いところで共通している、人間のアラワな姿が書かれている気がします。そういう意味では、ちょっとフランスのロートレアモンっていう詩人に通じるものがあったり。
だから、「テースト・オブ・苦虫」では、裸の人間の心って大よそこんなもんだよね、という深い共感と、どうでもいいことを論理的に突き詰める作者の性格が引き起こす、笑いの大渦巻きがいっしょくたで、もうわけがわかりません。
ぜひぜひ読んでみてください。そしてホントに共感するかどうか確かめてみてください。
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年10月16日に日本でレビュー済み
田島さん解説が素晴らしい。おっしゃる通り、町田さんの洒落センスが偉大。本を読んでると、なんてゆーか作者の自己陶酔感やブルジョワ感みたいなものに時たまうんざりする。町田さんはそうではない。面白くてセンスが良い。オススメです。
2005年9月13日に日本でレビュー済み
 正直、読むのに凄く疲れました。
 すごく面白いショートショートなんですが、とにかく支離滅裂で脳内映像が飛びまくり。まるで○人の書。面白い文章なんですが、私には意味がよく理解できなかった気がします。もっとも理解というより、感覚を味わう本のような気もしますが。
 町田 康さんの生粋のファン向け小説といった感じですね。傑作だとは思います。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年4月11日に日本でレビュー済み
ああ、世の中は甘くない。甘い考えではなかなかうまいこといかん。
自分の甘さで苦虫の味。他人の不可解さでも苦虫の味。
意識的ダメダメ生活者にとって、世の中とはこんなにも苦い場所なのである。
エッセイとも小説とも判別し難い(著者HPでは小説にジャンル分けされている)短い文章の寄せ集め。社会に対する不満の吐露。暇なときに一節、がお勧めの読み方。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート