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アンチ・ハウス 単行本 – 2003/6/26

5つ星のうち4.9 10個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

自分のガレージを建てるのが長年の夢だった。実際にプロジェクトが動きだしたら、次から次へと面白いトラブルが発生…。ガレージの設計者である阿竹と施主森とのメールを軸に、時系列で物語風に構成したガレージ建設の顛末記。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2003/6/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/6/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 309ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120034062
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120034060
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.9 10個の評価

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2020年6月12日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    本書の大半は森氏、阿竹氏のメールのやり取り、森氏が書いたガレージ製作部レポートである。
    だがそこに二人の考え方(や名古屋市の考え方)が混ざり、模索しながら計画し形にする、ある種のドラマ性を少し感じる。
    疑似体験したかのような感覚になれるのが本のいいところだと思う。
  • 2018年10月6日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    森先生は「拘らない」をモットーとしていらっしゃるそうですが、一般的なこの言葉の捉え方では、「何でも良い」という感覚だと想像します。しかし、この本を読んで、少し違うのではないか、と感じました。ガレージの設計方法で、屋根を支える四次元立方体トラスという八方美人のような構造体が、世界初だというのです。「拘ってるじゃん!」とツッコみたくなったのですが、読み進めているうちに、金額の話でプロジェクトがご破綻になりそうな場面がありました。その時に、建築士が森先生を説得した「ダンナ理論」が、この素敵なガレージを完成させた、といっても意味が解らない事でしょう。ネタバレで恐縮ですが、森先生はダンナです。ダンナの拘りとは「枠にとらわれない」という意味ではないかと思いました。「不惑」と同義です。散らかった感想になりましたが、この状態が生産的であることは、誰から見ても明らかなので、これを以てレビューを終わります。
  • 2013年1月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    自宅を建てる計画をしていた友人にプレゼントしました。
    参考になったと喜んでくれました。
  • 2010年3月22日に日本でレビュー済み
    最近、小説をめっきり出版しなくなった森博嗣の旧作。彼の文章に飢えている自分としては、こういうエッセイでも読むしかない。

    内容は、彼のガレージの建築を大学の先輩でもある設計士の阿竹氏に依頼し、その建築の設計から完了までの顛末を往復書簡(往復メール)の体裁でまとめたもの。自分の好きなようにガレージを作れるなんて羨ましい限りだ。

    相変わらずの森節も満載だけど、相方の阿竹氏もなかなかの切れ味の人。彼らのやりとりは読んでいてとっても面白い。しかし、風致地区の申請にあんなにイチャモンをつけなくてもいいのに。大人気ないって思う。まぁ、意味のない規制だとも思うけど、自分が納税額3000万だなんて表現は興ざめ。もちろん彼は本気で言っているのではないだろうが。
    バカな規制なんて笑い飛ばしちゃえばいいのに。
  • 2006年12月8日に日本でレビュー済み
    1800万円のガレージを建てたなんて(他人に対してではなく自分に対して)恥ずかしいという、この一行こそこの本の肝でしょう。1988年の長岡鉄男さんの「ホームシアターを作る」と併読されることをお奨め致します。この2冊とも、夢は実現させるためにあるということを実感させます。
  • 2003年7月3日に日本でレビュー済み
    私は森さんのミステリィやエッセイに現れる彼の哲学が大好きなものですから、森さんが何を大切にし、何に価値を見いだしているかを改めて知ることのできるこの本には、待ってましたの★5です。
    自分のガレージを建てるのを長年夢見ていた森さんが、土地を買い、貯金もため、趣味の模型やコレクションに占拠される書斎に根をあげ、満を持して、ガレージ建設に取り組むことになりました。彼が欲しいのは、車を格納するだけのガレージではなく、趣味の工作ができ、模型飛行機が飾れ、作家としての執筆活動もでき、そのうえで車を風雨に晒さずにすむ、趣味のための建物です。昨今の住宅雑誌やカタログに見目麗しく登場する、とってつけたような最大公約数としての「ハウス」には興味はない、という意味において、「アンチ・ハウス」でもあります。個性的な作風を持つ同僚の建築家(阿竹さん)に、設計と施工管理を依頼します。
    森さんは、設計の実績がないとはいえ建築士の資格を持っているし、お父様も工務店を営んでいる。勤務先は大学の建築系研究室だし、建築学会にも所属する。専門的な知識には事欠かない。そんな彼が最もこだわったのは、風致地区の形骸化されたルールに異を唱えることと、予算の倍以上にふくれあがったコストを抑えること。役所や設計者を向こうに回し、大切なことは何であるかを問いかけ、最適化することを求める、不器用なまでに揺るがない森さんが顔を出します。何にお金を払うべきか。何に価値を見いだすべきか。曰く、「結局のところ、“住宅の価値”とは、その家の“主人の価値”なのである」
    17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2003年8月23日に日本でレビュー済み
    森博嗣は趣味が良い。ちょっとぐらい悪趣味が混ざっていた方が小説家としては続く。けれど、彼はビジネスで小説を書くと割り切っていて、そのお金を自分の趣味に使うと決めて書いていた。だから、この本を読んだとき、ようやく一つの区切りがついたのだと知って、良かったと思った。
    その趣味のよさが良く出ているのは、やはりその日記であり、そしてこうした「趣味」の本である。その意味で、ぜひとも読んでほしい。中島義道にも通じる、自分の世界を守るアクションがこの本には息づいている。
    11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2003年7月1日に日本でレビュー済み
    森博嗣氏の思考と選択、そして行動。
    “アンチ”である基本。
    ファンならずとも面白く興味深い一冊だと思う。
    ちょっと値段が値が張るシナモノだが、
    なにかを得られると感じたヒトは是非。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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