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田中角栄と国土建設: 「列島改造論」を越えて 単行本 – 2003/11/1
米田 雅子
(著)
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2003/11/1
- ISBN-104120034739
- ISBN-13978-4120034732
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「日本列島改造論」は過去の遺物ではない。田中角栄の生涯とその遺産を検証し、「土建国家」と呼ばれる国土開発システムが出来上がっていく過程をわかりやすく解説。土建行政から脱却し、目指す新たなシステム作りを論じる。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2003/11/1)
- 発売日 : 2003/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 210ページ
- ISBN-10 : 4120034739
- ISBN-13 : 978-4120034732
- Amazon 売れ筋ランキング: - 978,381位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は戦後、政治家、官僚、建設業者のスクラムによって、いかに日本が土建国家として拡大し、またその成功が経済成熟の時代になって大きな足枷となっており、そのシステムを超克しなくては日本の将来展望は開けないということを田中角榮という天才的政治家の歩みとともに解説している。土建宰相としての田中角榮を描いているのだが、多くの情報から客観的に捉えているという印象を受ける。現在の日本が多く抱えている課題は、経済が成長している時代に田中角榮が描いた繁栄の方程式に、経済の成長が終焉しているにも関わらずしがみついているためであるということが本書を読むと明解に理解できる。饒舌な説明がなく、理路整然としており、分かりやすい。最後に、「田中角榮を卒業するために」という章が設けられており、新しい国づくりの著者の提案がされている。通常、こういう提案ものは結構、それまでの分析はよくてもがっかりさせられる内容が多いのだが、本書では結構、いいことが書かれている。お勧めである。
2019年10月9日に日本でレビュー済み
角栄政治の功績や問題点が客観的に述べられており,良書だと思います.
2006年1月28日に日本でレビュー済み
本書は,故・田中角栄元総理がその生涯を賭けて築き上げた日本建設史である。戦後の荒廃から奇跡的な経済成長を遂げた日本国。雪国の寒村に生まれ育った田中先生は,いくつもの国土開発関係の立法を手がけ,その一翼を担ってきた。その集大成が,「日本列島改造論」である。「国土の均衡ある発展」を目指した列島改造は,政・官・民が癒着した利益誘導型の政治となり,地価の高騰や巨大な財政赤字を生み出し,平成の今日にも暗い影を落としている。本書は,そんなわが国の構造に決別を迫るものである。
しかし,一方で,道路を作り,橋をかけ,トンネルを掘ることは,1年の半分を雪に埋もれて過ごさなければならない地方に多くの恩恵をもたらしたことも事実である。待たずに電車に乗れ,新製品が街に溢れる不夜城の大都会に住む人々には理解できないことである。列島改造は,不便な「裏日本」に生まれ育った田中先生の,東京をはじめとする「表日本」に対する怨念でもあった。大都会から遠く離れた過疎地に住む者にとっては,公共投資の恩恵は計り知れないものがある。誰かが言っていたとおり,東京に住む人たちだけに地方のことが分かるか!というのも納得できる。
その点,本書は,公平な視点で,日本の国土開発の在り方に有意義な問いかけを発している。建設関係者や大学で土木や建築学を学んでいる若い人たちにも読んでいただきたい好著である。
しかし,一方で,道路を作り,橋をかけ,トンネルを掘ることは,1年の半分を雪に埋もれて過ごさなければならない地方に多くの恩恵をもたらしたことも事実である。待たずに電車に乗れ,新製品が街に溢れる不夜城の大都会に住む人々には理解できないことである。列島改造は,不便な「裏日本」に生まれ育った田中先生の,東京をはじめとする「表日本」に対する怨念でもあった。大都会から遠く離れた過疎地に住む者にとっては,公共投資の恩恵は計り知れないものがある。誰かが言っていたとおり,東京に住む人たちだけに地方のことが分かるか!というのも納得できる。
その点,本書は,公平な視点で,日本の国土開発の在り方に有意義な問いかけを発している。建設関係者や大学で土木や建築学を学んでいる若い人たちにも読んでいただきたい好著である。
2008年1月21日に日本でレビュー済み
そもそも道路特定財源とかガソリン税とか第六次道路整備五カ年計画なんて、五カ年計画って聞いただけで社会主義的だし、日本隅々まで高速道路を通すとか、上越に新幹線を通すなんて、国民のみなを高速道路をバンバン作って、新幹線をどんどん通すなんて、ナチスのアウトバーン構想(これはワイマール体制を引き継いだ遺物ですが、)みたいで、自民党の保守政治家が道路特定財源をそのまま残せといって、共産党が(HP上の書記局長の発言から)ガソリン税、道路特定財源を一般財源にまわせって言っているのが全く逆で、あほらしくって、共産党のガソリン税を福祉に回すというのもおかしな話ですが、話が横にそれましたが、今の道路特定財源を形作ったのが、田中角栄を中心とする議員立法だし、食費が家計に占める割合が貧しい家庭ほど高いと言うのがエンゲル係数といいますが、ここで金持ちほど高い食料や