藤本ひとみさんの作品は書店での立ち読みを除けば初めてでした。
何時も歴史的な作品が多く、個人的に余り興味が無かったのが原因だと思います。今回は藤本さんらしからぬタイトルに惹かれたのかも知れません。
ここで描かれている彼女の家庭は、何処にでも有りそうな?一般的な家庭です。旦那さんは全てを奥さんに任せっきりにして子供達との会話も無く、ゴルフと言っては日曜日も出かけ好きなことばかりをしていて、挙げ句の果てに自分の娘の様な女性と不倫してしまう。まさにこんな家庭の普通の中年女性が同窓会を境に、平凡な生活と引き換えに手にしていた安全と言う心の平安を捨て、自分らしい人生を求めて一人の自立した素敵な女性へと変貌していくお話です。作中の彼女の心の中での葛藤も解りすぎて面白いですよ。
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いい女 単行本 – 2005/3/25
藤本 ひとみ
(著)
もっと何かがほしい! 妻として母として一生懸命やっているのに、誰も認めてくれない……満たされない思いを胸に、夢を実現しようと反乱を起こした女性の挑戦と変身をリアルに描く問題作。
- 本の長さ407ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2005/3/25
- ISBN-104120036227
- ISBN-13978-4120036224
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2005/3/25)
- 発売日 : 2005/3/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 407ページ
- ISBN-10 : 4120036227
- ISBN-13 : 978-4120036224
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月5日に日本でレビュー済み
いい女というタイトルに惹かれ手に取りました。先が気になり一気に読み終えてしまいました。
主人公の女性はちょうど母くらいにあたる世代でしたが女はいつになっても女なんだというのとを実感しました。
家族のために自分を犠牲にするのは悪いことではありませんが行き過ぎるとされる側はすべてを当たり前だと思い、何もできない人になってしまっては元も子もないと思いました。
家族は助け合って生きていくものです。
この本はいい女とは何かと言うのに加え、家族のあり方についても考えさせられる本でした。
何歳になっても自分の女の部分を忘れたくありませんね。不倫は反対ですけど。
主人公の女性はちょうど母くらいにあたる世代でしたが女はいつになっても女なんだというのとを実感しました。
家族のために自分を犠牲にするのは悪いことではありませんが行き過ぎるとされる側はすべてを当たり前だと思い、何もできない人になってしまっては元も子もないと思いました。
家族は助け合って生きていくものです。
この本はいい女とは何かと言うのに加え、家族のあり方についても考えさせられる本でした。
何歳になっても自分の女の部分を忘れたくありませんね。不倫は反対ですけど。
2006年11月10日に日本でレビュー済み
作品のあまりのひどさに、思わず金返せ〜と叫びたくなる本。読み終わるまでは、主人公達がどういう結末を迎えるか気になって、一応最後まで読んだが、読み終わったあと何も残らない。作者はこの本でいったい何を主張したかったのか謎。また、上流階級の情景があまりにもうそっぽく安っぽい。がっかりした。上流階級を描写するなら、せめてゴージャス、退廃的な雰囲気をだしてほしい。藤本ひとみはいったいどこにいってしまうのでしょうか
2005年5月3日に日本でレビュー済み
主人公:詩織の変化から目が離せず、一気に読み終えました。
誰かに頼って・家族の中でもひっそりして、みたいな詩織には最後まで
違和感を感じたのですが、容貌が変貌していく、その過程から目が
はなせませんでした。
変化のきっかけとなる同窓の蜜子のしたたかさとキレイを追求する姿勢の
潔さには、女として憧れます。
最後まで男に頼る女の生き方には共感できず、リアリティもない感じですが
軽い本がほしい時にピッタリくる、キレイになりたい気持ちが増す一冊でした。
誰かに頼って・家族の中でもひっそりして、みたいな詩織には最後まで
違和感を感じたのですが、容貌が変貌していく、その過程から目が
はなせませんでした。
変化のきっかけとなる同窓の蜜子のしたたかさとキレイを追求する姿勢の
潔さには、女として憧れます。
最後まで男に頼る女の生き方には共感できず、リアリティもない感じですが
軽い本がほしい時にピッタリくる、キレイになりたい気持ちが増す一冊でした。
2006年11月8日に日本でレビュー済み
家でフランス語の翻訳業を行っている帰国子女46歳の主婦が、30年ぶりの同窓会を機会に二人の子持ち主婦から女へ一年かけて変わっていく様子を、主人公の目を通して書いている。よい母、よい妻になるための努力を20年以上もかけて実施してきたが、女性としての幸せがない、さらには母・妻としても家政婦さん同様な扱いを受けることに、日々我慢ならなくなってくる。エステ、不倫などを経験して徐々に女性としての自分を取り戻していくのだが、独身時代の貯金を取り崩しているとは言え1年で600万円も出費するのは、少々現実味が薄れていきます。とはいえ、自分を客観的に捕らえ、46歳になってもなお向上心をわすれない主人公には共感できます。価値観が変わっていくことに自分自身を重ねて読むと楽しいです。
2007年10月28日に日本でレビュー済み
うーん、あまりにもメロドラマ的な内容に閉口しますが、一応女子、基本メロドラマ好きですからね。読み出したら止まりませんでした(笑)。とりあえず、下着を新調しようかなとかって思います(高額エステはムリムリ)。でも最後、主人公の意識の大変化は賞賛です!