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都市革命: 公有から共有へ 単行本 – 2006/3/1

4.0 5つ星のうち4.0 7個の評価

政治、経済、環境、そして文化。様々な領域で構造変革が迫られるなか、世界の都市が、日本という国家が、直面している課題とは何か。21世紀の新たな都市像をめぐり語られる渾身の提言。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2006/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 247ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120037037
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120037030
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 7個の評価

著者について

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黒川 紀章
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもおすすめの本です。
世界から見た都市の位置づけを考えさせられます。
一読すべき思想のように感じました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
晩年の都知事選での活動から、どうにも若い人を中心におもしろおじさん的な立ち位置で認知されてしまった感のある黒川紀章ではあるが、色彩や形状に関する独特の美意識と、ある種の狂信的なまでの未来志向を元に作り上げられた作品の数々は、その独創性という意味では群を抜いている。そのインパクトから海外での知名度も抜群で、建築に詳しいヨーロッパ人などと話すと、丹下健三、安藤忠雄、谷口吉生と共に名前が挙がる、稀代の才人である。

そんな黒川が書き上げたこの本は、彼の「都市」についての未来像、あるべき姿が唱導された、非常に力強い一冊である。彼が追い求めてきたコンセプトのひとつは、「建築という、『ハコ』として捉えられる無機的な概念に、いかに人間的な、有機性を生じさせるか」というものである。その最も代表的な実現がメタボリズム建築であり、そしてこの本で見られる「共生の思想」である。この思想こそが、21世紀に必要な都市のありかたなのであって、つまりようやく時代が黒川の頭のなかに追いついてきたのである。

21世紀は国家対国家ではなく、都市と都市との競争であることが通説となりつつあるが、もちろん、この本の議論は穴は多く、実現が難しそうなものも多い。しかし、我々が都市の魅力について改めて考える際非常に有用な一冊であり、同時にコンセプターとしての氏の才能を体感することができるという意味で、非常に価値のある本である。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年10月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
都市のついての研究は膨大な蓄積があり、その結果、都市は権力者の意向によって形成されていく
という知見をわれわれは得た。「権力者」とは時の王やブルジョア、そして民主国家においては国
民のことを指している。ところが、日本での都市計画の主体は財界であり、例えば住宅に関する企
業やデベロッパーたちであって、住民ではなかった。

その経済至上主義による弊害は、景観・交通状況・暮らしやすさにおいて現れた。近年、つまり黒
川氏がこの著作を上梓したあと、これらの状況は改善の方向に向かっていると、わたしは感じてい
るが、課題は多い。

黒川氏が述べたかったのは経済至上主義から住民福祉優先の都市へのパラダイムシフトであったと
考えている。いずれにしろ、早い時期に日本の都市についての提言をし、いまそれが実現されてい
るところを見ると、この著作に先見の明があると言わざるを得ない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年8月18日に日本でレビュー済み
都知事立候補に合わせて出版されたにしては、都政について直接的なことはそれほど書かれていない。が、海外の都市造成の過去の実績と「東京計画2025」を見れば、むしろ都知事を目指すのは必然だったと言えるだろう。惜しむらくは寿命を悟っての土壇場の出馬で政財界への根回しができなかったことだろう。

黒川氏の都市造成は単に建物や道路を作るだけでなく、運河や森の造成や産業の改革など国家建設に近いスケールがあった。江戸やメタボリズム、ホモ・ルーベンス、未知の建築などの数々の実作と研究の賜物だろう。しかもその国にとってベストの選択をしながら、日本の国益も忘れない。当選していれば理想的な政治家になっていたと思われる。

(2,023年10月再読)
黒川氏の都知事出馬時の実質マニュフェストとなった本。若い頃から「都市デザイン」など数々の都市研究と執筆をしてきた氏だけあり、都知事、というか政治家としての見識は他を圧倒している。高齢化社会への対処など実際の政策もさることながら、そのスケールの大きさからもし都知事になっていれば東京の大改造が行われ、日本の復活にすら繋がっていたと思うと惜しいことをしたと思う。尤も当選の採算がなかったからこそ、最晩年になって当選を度外視した出馬になったのであろうが。

若い頃の藤沢、菱野のニュータウン建設から現在なお進行中のカザフスタンや中国鄭州のプロジェクトまで著者の仕事は多岐にわたっており、それらの成功から実際に東京の改造についても多数のアイデアを持っていたと思われる。特に大型施設から無数の小規模施設への回帰が地域コミュニティ(著者の言う情緒安定装置)の復活につながるという話は、近年の社会問題で実際に行われている解決策を予言している。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年4月9日に日本でレビュー済み
■20年ほど前、まだ「共生」という言葉が耳慣れないとき、
この著者の考えにとても感銘を受けた記憶があります。

今またこの書に出会い、
「機械の時代」「経済性の時代」から「生命の時代」「創造性の時代」へと
パラダイム(理論的枠組)転換が進む中で、
都市論にとどまらず、いろいろ貴重な示唆をいただきました。

建築家としての思索の広さと深さを感じさせる一冊です。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート