バブルがはじけた数年後あたりに書かれているようです。バブルの頃は、バブルの頃に、バブルの頃なら、バブルの後は、バブルが去ってもなお、等とにかくバブルの余韻がしつこいほど登場する。2、3回ならまだしも本当に多いのが気になった。
警視庁と公安委員会?の確執がメインになっているようで、お互いの出世を巡って、どんな手段を使ってでも相手をけ落とそうとしている、そういうストーリーで、その中にセレブの奥様方の秘密の売春クラブや、SMグッズマニアなどが出てくる中、主人公の探偵男の、ほんの少しの恋愛の要素も。
警視庁と公安委員会がなぜ敵対しているのか書かれてあったかな?何故なのか、その理由が分からずにずっと読んで行き、娘の失踪やその友達が誘拐されたりと、途中からどっちがどっちか分からなくなってしまい、もうええか〜、と下巻の何ページかまで読んでやめてしまいました。
自分はあれこれスピード展開するよりも、もう少しシンプルでわかりやすいストーリーが好きなのでもうやーめた!です。
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ブルー・ローズ 上 単行本 – 2006/9/1
馳 星周
(著)
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購入オプションとあわせ買い
青い薔薇——それはありえない真実。優雅なセレブたちの秘密に踏み込んだ元刑事。身も心も苛む、背徳の官能と、腐敗した正義。そこみえたものはとは?新たなる馳ノワール、待望の最新長篇!
- 本の長さ337ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104120037665
- ISBN-13978-4120037665
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 337ページ
- ISBN-10 : 4120037665
- ISBN-13 : 978-4120037665
- Amazon 売れ筋ランキング: - 753,620位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 134,584位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒。96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 約束の地で (ISBN-13: 978-4087465662 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
刑事が、失踪した主人公を探すためにSMクラブに入り、セレブの主人公がSMをしていた実態を知る。
いつしか刑事も、薬やSMに惹かれていく。
恋愛あり、サスペンスありで、続きが楽しみです。
いつしか刑事も、薬やSMに惹かれていく。
恋愛あり、サスペンスありで、続きが楽しみです。
2010年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者馳星周の薄暗い暗黒の裏世界が今作でも炸裂する。上巻はそうでもないが下巻になると、その混沌渦巻く狂気の物語が筆者独自のスタイルによって描かれる。表の世界では生きていけない人間たちを描くのが多い筆者だが、今作の主人公は元警官で、今は探偵業で生活をしのいでいる筆者が他の作品で描いてきたものとは多少異なった人物。その主人公徳永にある人物の捜索願が出されるところから物語は始まる。探偵という生業に身を置く主人公の物語なので、序盤は人に聞き回ったり訪ね歩いたりする場面が多い。徐々にその捜している人物の関わる隠せる事実が明らかになっていき、馳ノワールの本境地が露わになっていく。
公安警察と刑事警察の関係が描かれ、その歪んだ社会の秩序を皮肉めいて描き出す。問題作と謳われながらも決して書くものを選ばない筆者馳星周。激しい筆跡を連想させるその文章表現は、脳を刺激する鋭利な刃のように紙に記されている。起伏なく常に尖った文章表現。その辛辣な手法とともに描かれる凄惨で惨憺たる場面の数々。暗黒小説という新たなジャンルを作った馳星周の頭から生み落とされるおぞましき世界は、この作品でも衰えることはなく、淡々たる躍進となって常に進化し続けている。
公安警察と刑事警察の関係が描かれ、その歪んだ社会の秩序を皮肉めいて描き出す。問題作と謳われながらも決して書くものを選ばない筆者馳星周。激しい筆跡を連想させるその文章表現は、脳を刺激する鋭利な刃のように紙に記されている。起伏なく常に尖った文章表現。その辛辣な手法とともに描かれる凄惨で惨憺たる場面の数々。暗黒小説という新たなジャンルを作った馳星周の頭から生み落とされるおぞましき世界は、この作品でも衰えることはなく、淡々たる躍進となって常に進化し続けている。
2007年2月20日に日本でレビュー済み
上巻のハードボイルドから下巻のハイスピード・ノワールへの転換は
作者自身が「後半は馳星周になっちゃいました」と言っていますが、
残念だったのは硬質な探偵小説が貫けなかったことよりも、SMに
ついての扱いが凡庸なものとなってしまったことです。
言うまでも無くSMは倒錯の世界であり、それゆえにプレイヤー
(という言葉が適切かどうかわかりませんが)の内面に入り込んで
心理描写が描かれることは他の作品でも目にすることが多いです。
しかし、共感でもなくドン引きでもない「適切な距離感」で、SMを
外側から描き切った作品は、私の読書体験の中にはありませんでした。
適切な距離感を保つには、全てを他人事のようにクールに対象化し、
何事にも動じない度胸を持ち、かつ、内面について共感ではなく
「理解」をする知性を持った−まさに上巻の徳永のような人物に
しか語れなかったと思われるだけに下巻の転換は残念でした。
後半の展開はまことに安定感があり「いつもの」という以外に形容でき
ませんが、SMの扱いは殺し屋1とか先行作があるのではないかと
思いました。
蛇足ですが、ラストは女性直木賞作家のブレイクスルーとなった、アレ
がモチーフになってませんかね?
作者自身が「後半は馳星周になっちゃいました」と言っていますが、
残念だったのは硬質な探偵小説が貫けなかったことよりも、SMに
ついての扱いが凡庸なものとなってしまったことです。
言うまでも無くSMは倒錯の世界であり、それゆえにプレイヤー
(という言葉が適切かどうかわかりませんが)の内面に入り込んで
心理描写が描かれることは他の作品でも目にすることが多いです。
しかし、共感でもなくドン引きでもない「適切な距離感」で、SMを
外側から描き切った作品は、私の読書体験の中にはありませんでした。
適切な距離感を保つには、全てを他人事のようにクールに対象化し、
何事にも動じない度胸を持ち、かつ、内面について共感ではなく
「理解」をする知性を持った−まさに上巻の徳永のような人物に
しか語れなかったと思われるだけに下巻の転換は残念でした。
後半の展開はまことに安定感があり「いつもの」という以外に形容でき
ませんが、SMの扱いは殺し屋1とか先行作があるのではないかと
思いました。
蛇足ですが、ラストは女性直木賞作家のブレイクスルーとなった、アレ
がモチーフになってませんかね?
2015年9月11日に日本でレビュー済み
不夜城、鎮魂歌以来だから十数年ぶりの馳作品。
個人的には上記の出世作より、本作が圧倒的に上。
主人公の体調に関する記述がやたら多いのも馳作品らしく、
独特の臨場感を醸し出している。
海千山千の主人公が舞にコロッと熱を上げてしまうのも、逆に
リアリティがありストンと腹に落ちる。
本を読む楽しさ、そしてその本を読み終えてしまう淋しさを
久々に味わった。
未読の馳作品、遡って読んでみようかな。
個人的には上記の出世作より、本作が圧倒的に上。
主人公の体調に関する記述がやたら多いのも馳作品らしく、
独特の臨場感を醸し出している。
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リアリティがありストンと腹に落ちる。
本を読む楽しさ、そしてその本を読み終えてしまう淋しさを
久々に味わった。
未読の馳作品、遡って読んでみようかな。
2007年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まさに「馳星周ワールド」です。
いつもながらの、不自然で、不必要な性と暴力の世界。
好きな方は好きなのかもしれませんが…。
「書いていて何が言いたくて、何が楽しいのかな?読んでいて、なにが楽しいのかな?」と思ってしまいます。
終わり方も非常に不自然。
日本は法治国家だし、あの傷で生きてはいられないでしょう。
いつもながらの、不自然で、不必要な性と暴力の世界。
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終わり方も非常に不自然。
日本は法治国家だし、あの傷で生きてはいられないでしょう。
2006年10月6日に日本でレビュー済み
元刑事のおちぶれてさえない中年男、警察官僚とその妻と失踪した娘
失踪した娘を探すうちにトラブルに巻き込まれていく。。。
馳作品にしては、ノワール感が薄い気がします。(新しい作風を研究?)
私は下巻への伏線として読み進めました。
でも、下巻は馳ワールド全開!!でとても楽しめますので、これは読んでおくべきでしょう。
失踪した娘を探すうちにトラブルに巻き込まれていく。。。
馳作品にしては、ノワール感が薄い気がします。(新しい作風を研究?)
私は下巻への伏線として読み進めました。
でも、下巻は馳ワールド全開!!でとても楽しめますので、これは読んでおくべきでしょう。
2006年10月2日に日本でレビュー済み
上下巻まとめてです。
内容、ボリューム、読んだ後の感覚。心の震え方、記憶への残留。。。すべて満足しました。
主人公は、元警官の調査員。組織に嫌気が差し、警察を辞めたが、バブル崩壊で莫大な借金を背負う。そんな主人公は、警察庁の次期総監と目されている知り合いから、呼び出され、失踪した娘を捜すことに。やがて、警察内の権力闘争に巻き込まれていく。
昔の仲間などと協力し、公安などの警察権力と戦っていくが・・・。娘の抱える謎は、主人公の運命は・・・?
エロ・グロさは少なめです。
ストーリーに若干、荒っぽい部分もあったような印象ですが、その分、スピード感があり、一気に読める本でした。
あいかわらず人の奥に眠る欲望、その目覚め、そして、欲望に落ちる、落ちていく人間が見事に描かれています。
主人公だけでなく、いろいろな欲望を持つ脇役も、光ってます。
また、警察組織の内情、銃撃戦、主人公の恋、マニアな世界など、起伏に富んだストーリーで、いろいろな面で興味を引きつける本でした。
上巻が「いいところ」で終わるので、下巻を一緒に買っておくいた方が、よいかも(??)です。
内容、ボリューム、読んだ後の感覚。心の震え方、記憶への残留。。。すべて満足しました。
主人公は、元警官の調査員。組織に嫌気が差し、警察を辞めたが、バブル崩壊で莫大な借金を背負う。そんな主人公は、警察庁の次期総監と目されている知り合いから、呼び出され、失踪した娘を捜すことに。やがて、警察内の権力闘争に巻き込まれていく。
昔の仲間などと協力し、公安などの警察権力と戦っていくが・・・。娘の抱える謎は、主人公の運命は・・・?
エロ・グロさは少なめです。
ストーリーに若干、荒っぽい部分もあったような印象ですが、その分、スピード感があり、一気に読める本でした。
あいかわらず人の奥に眠る欲望、その目覚め、そして、欲望に落ちる、落ちていく人間が見事に描かれています。
主人公だけでなく、いろいろな欲望を持つ脇役も、光ってます。
また、警察組織の内情、銃撃戦、主人公の恋、マニアな世界など、起伏に富んだストーリーで、いろいろな面で興味を引きつける本でした。
上巻が「いいところ」で終わるので、下巻を一緒に買っておくいた方が、よいかも(??)です。