二冊目なので、少々慣れた。でも相変わらず面白い。これ一冊あれば、バスを待っているときも約束の時間に早く来過ぎた時も全く退屈しない。
とても都合のいいことは、一つずつが大層短いので、読書の区切りをつけやすいことだ。それに刹那刹那の面白さなので、やらなければならないことがあるときにはフイッと中断しやすい。おほほ。
「ひょんなこと」の「ひょん」って、虫こぶの付いた葉とかヤドリギなどが幹と違う葉や花をつけた状態とかを指すらしいざんす。みゃきょって調べましたー。
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テースト・オブ・苦虫 3 単行本 – 2006/11/1
町田 康
(著)
- 本の長さ228ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/11/1
- ISBN-104120037908
- ISBN-13978-4120037900
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/11/1)
- 発売日 : 2006/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 228ページ
- ISBN-10 : 4120037908
- ISBN-13 : 978-4120037900
- Amazon 売れ筋ランキング: - 607,797位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 9,764位近現代日本のエッセー・随筆
- - 57,979位ビジネス・経済 (本)
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著者について
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作家、ミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集『土間の四十八滝』で萩原朔太郎賞、02年「権現の踊り 子」で川端康成文学賞を受賞、05年『告白』で谷崎潤一郎賞、08年『宿屋めぐり』で野間文芸賞を受賞した(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 あなたにあえてよかった―テースト・オブ・苦虫〈8〉 (ISBN-13: 978-4120041235 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2011年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年6月12日に日本でレビュー済み
パンク歌手、町田がいかに世間の人に侮られ、粥やうどんをすする生活をしてきたか。作家、町田がいかに不器用で不細工で傷つきやすいか…。そんなことが、ないまぜに、また交互に語られるエッセー集である。
一足しかないへなへな長靴をはく、傷ついたカラスに餌をやる、海外に出かける、CDを出す、こんなことが町田康の広げた大風呂敷ワールドの中で語られる。これはほんと、これは嘘。一概にそう言い切れないエピソードの断片が、軽やかなリズムに乗って描かれている。
個人的には、パンク歌手がいかに侮られているかという部分がとても面白かった。実際に侮られ屈辱を感じた日々があっただろうが、哀愁を感じる暇を与えない。このあたり、愚痴が芸になったという感があって、とても楽しめた。
一足しかないへなへな長靴をはく、傷ついたカラスに餌をやる、海外に出かける、CDを出す、こんなことが町田康の広げた大風呂敷ワールドの中で語られる。これはほんと、これは嘘。一概にそう言い切れないエピソードの断片が、軽やかなリズムに乗って描かれている。
個人的には、パンク歌手がいかに侮られているかという部分がとても面白かった。実際に侮られ屈辱を感じた日々があっただろうが、哀愁を感じる暇を与えない。このあたり、愚痴が芸になったという感があって、とても楽しめた。