現実から離れた感じの情景が大好きです♡
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ことば汁 単行本 – 2008/9/1
小池 昌代
(著)
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2008/9/1
- ISBN-104120039749
- ISBN-13978-4120039744
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2008/9/1)
- 発売日 : 2008/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4120039749
- ISBN-13 : 978-4120039744
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,424,140位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 33,475位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
でも何度も読んでしまいます。
ちょっと怖い話でもあります。
現実なのか
夢なのかこの人の話は、それがあんまり区切られてません。
するする読めます。そして不思議な世界に引き込まれます。
ちょっと怖い話でもあります。
現実なのか
夢なのかこの人の話は、それがあんまり区切られてません。
するする読めます。そして不思議な世界に引き込まれます。
2015年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
すべての物語が夢の中の出来事のようでいて、それで
いながら奇妙なリアリティーがあります。
素晴らしい!
いながら奇妙なリアリティーがあります。
素晴らしい!
2015年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近、詩人としての作者の講演会に行き、初めて見た彼女の聡明そうな顔がとても気に入りました。それで、読む気になったのですが、実に面白いです。現実から妄想へあるいは幻想へとごく自然に移っていく彼女の手法がどの作品にも見られます。これを手始めとして、しばらく小池昌代の世界で遊ぶことにしました。
2009年1月31日に日本でレビュー済み
初、小池作品です。
食わず嫌いで、実に勿体ない事をしていました。
とにかく文章が巧い!
ふとした1行に目が釘付けになり、ページを繰る手が何度も止まり、あまりの勿体なさに、先に進むのを躊躇することが何度もありました。
速読、読み散しの私には珍しいことですが、そのくらい言葉が美しい。
日常が、幻想へと移り変わっていく様が、実に自然で違和感がない。
凄く不思議な話なのに…。
これが力量というものなのでしょうか。
『つの』『すずめ』『りぼん』が特に好きです。
作者と同年配である50才前後の独身女性の生活と心情がリアルに描かれています。
そのことが、この幻想的な不思議な話に、意外とありそう…な現実味を持たせているのでしょうか。
小池作品、もっと読みたいです!
食わず嫌いで、実に勿体ない事をしていました。
とにかく文章が巧い!
ふとした1行に目が釘付けになり、ページを繰る手が何度も止まり、あまりの勿体なさに、先に進むのを躊躇することが何度もありました。
速読、読み散しの私には珍しいことですが、そのくらい言葉が美しい。
日常が、幻想へと移り変わっていく様が、実に自然で違和感がない。
凄く不思議な話なのに…。
これが力量というものなのでしょうか。
『つの』『すずめ』『りぼん』が特に好きです。
作者と同年配である50才前後の独身女性の生活と心情がリアルに描かれています。
そのことが、この幻想的な不思議な話に、意外とありそう…な現実味を持たせているのでしょうか。
小池作品、もっと読みたいです!
2014年3月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作家さんは、初めて読んだのですがとても気に入りました。
また別のものも読んでみたくなりました。
また別のものも読んでみたくなりました。
2012年3月31日に日本でレビュー済み
影のある中高年を取り巻く普通の話のように始まり、途中で人間の悪いところがむき出しになり、最後は幻想小説みたいになる。幻想的な本はあまり好きではないのですが、意外な展開に引き込まれ、一気に読めた。
2009年1月7日に日本でレビュー済み
巻頭の「女房」以外はすべて婚期をのがして中年になってしまった女性たちが主人公になっている。だが、そこに展開される物語は悔恨や憔悴や痛みだけにとらわれない、ある意味幻想的な世界を描いており、おもわず引き込まれてしまう。例えば、「つの」は老齢の有名な詩人の秘書をしている女性が主人公なのだが、恋多き浮世離れした飄々たる老詩人に仕えて結婚もせず、かといって詩人と深い関係になるわけでもない微妙な距離感がエピソードにのって浮き彫りにされ、尚且つ後半にはそれが思わぬ形で表出する演出が秀逸である。また続く「すずめ」ではカーテンを扱う店を経営する女性が体験する現実離れした出来事が描かれてぐいぐい読ませる。ここに登場する「舌きり雀」の話は作者の創作なのだろうか?それとも別バージョンとして残っているものなのだろうか?なんとも興味尽きない。「花火」は一旦は結婚していたが、離婚して両親の家に帰ってきている女性が描かれる。淡々とした筆勢でよくある期待と消沈の物語が進められていくのだが、途中にはさまれるエピソードがなんとも怖い話だった。「野うさぎ」は物語を書けなくなってしまった作家が主人公。だが、彼女が体験する出来事は破滅と再生の間を目まぐるしく行き来してなんとも息苦しい。刹那的な生き方に共感と恐れを抱いてしまう。「りぼん」は友人を事故で亡くしてしまった女性が、遺品として大量のりぼんを引き取るところから紡がれる物語。不穏な雰囲気が漂う中、これも幻想味が顔をのぞかせ、ぱちんと閉じてしまう。後先になったが巻頭の「女房」だけは若いカップルが描かれる。ザリガニのわしゃわしゃ動いてる様がなんとも印象的な一編。タイトルの意味がラスト近くまでわからなかった。おもしろい。というわけで、内容紹介だけでは本書の魅力の一端も紹介できてないことに気づいた。タイトルの「ことば汁」から連想できるように、本書の凄みは詩人でもある著者のことばマニア的なこだわりの上に成り立っている。「ことば汁」というタイトルはそんな著者からの挑戦でもあるのだ。なんとも不敵でたのもしい限りではないか。