ガン告知を受けた夫が5年続いてた不倫の告白をして53歳で亡くなる。
残された妻仁恵は不倫相手である志生子に電話をかけて・・・
よくある妻と愛人のバトルではなく、同じ男を好きだった女として妻が愛人と仲良くしたがるこの物語。言ってしまえば、小説でしかありえない話に思うんだけど、読みだすと止まらない。
妻仁恵からの電話や行動に、愛人の立場としてハラハラしながら対応する不倫相手である志生子。この二人以外に仁恵の娘2人、志生子の父に男など、人間関係が絡みながら展開する。
その「絡む」人間関係の描き方が巧いから読みだすと止まらない。
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さよならの扉 単行本 – 2009/3/1
平 安寿子
(著)
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2009/3/1
- ISBN-10412004016X
- ISBN-13978-4120040160
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2009/3/1)
- 発売日 : 2009/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 270ページ
- ISBN-10 : 412004016X
- ISBN-13 : 978-4120040160
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月18日に日本でレビュー済み
非常に痛快でした。
ここまで明るい不倫小説を読んだのは生まれて初めて。
悔し涙にくれて、恨んで、憎んで……。
そんなリッシンベンは全くナシ。
仁恵みたいにアッケラカンとしていられたら、人生が軽く明るいものになりそう。
もしかしたら、最強の人種?
娘さんたちとの距離の置き方も理想的でした。
これくらい突き放した関係なら、「母娘べったり病」とは無縁だろうな。
また、48歳からでも働けるし恋の真似ごともできるのねと思えたことも良かったです。
あらゆる意味で、元気をいただけました。
ここまで明るい不倫小説を読んだのは生まれて初めて。
悔し涙にくれて、恨んで、憎んで……。
そんなリッシンベンは全くナシ。
仁恵みたいにアッケラカンとしていられたら、人生が軽く明るいものになりそう。
もしかしたら、最強の人種?
娘さんたちとの距離の置き方も理想的でした。
これくらい突き放した関係なら、「母娘べったり病」とは無縁だろうな。
また、48歳からでも働けるし恋の真似ごともできるのねと思えたことも良かったです。
あらゆる意味で、元気をいただけました。
2009年4月28日に日本でレビュー済み
末期癌を宣告された卓巳は、延命治療を望まず、妻へ打ち明けたのは5年付き合っていた女・志生子のこと。
まず死に逝く者が残された者へ、不倫相手の存在を打ち明ける傲慢さが許せない。
不倫そのものよりも、これはひどい仕打ちだと私は思う。
例え、自分の死後、他人から知らされることがあったとしても、妻はあの人はそんな人じゃない!と思えるじゃないですか。
死に逝く者は、残される者に対して何をしても許されるのか。
この傲慢さが堪らない。
そして、夫の臨終の際に、愛人に電話をする妻。
これも理解出来なかった。
最初は、裏切った夫と不倫相手への嫌がらせかと思われた仁恵の行動。
妻である自分の方が優位であることを見せつけようとする仁恵。
自分はそれほど夫を愛していなかったのに、不倫相手にはいつまでも夫のことを大切に思ってほしいとか、友達になりたいとか…、志生子に付きまとう仁恵。
仁恵が気持ち悪い…。
全く意識もしていなかった夫の同僚だった高山。
だが高山の妻の勘ぐりの後は、不倫をする行為に興味本位で関係を持つ。
その後、志生子の父の臨終の際には、夫の葬儀で采配を振るった姉のようになりたいと奮闘しようとする。
無知で究極の自己中心的な仁恵が、とにかく気持ち悪い。
勝気な性格の志生子が仁恵に嫌だ!と言えないのもイライラする。
気持ち悪い女たちばかり。
データーにあるようなユーモラスな作品だとは思えませんでした。
まず死に逝く者が残された者へ、不倫相手の存在を打ち明ける傲慢さが許せない。
不倫そのものよりも、これはひどい仕打ちだと私は思う。
例え、自分の死後、他人から知らされることがあったとしても、妻はあの人はそんな人じゃない!と思えるじゃないですか。
死に逝く者は、残される者に対して何をしても許されるのか。
この傲慢さが堪らない。
そして、夫の臨終の際に、愛人に電話をする妻。
これも理解出来なかった。
最初は、裏切った夫と不倫相手への嫌がらせかと思われた仁恵の行動。
妻である自分の方が優位であることを見せつけようとする仁恵。
自分はそれほど夫を愛していなかったのに、不倫相手にはいつまでも夫のことを大切に思ってほしいとか、友達になりたいとか…、志生子に付きまとう仁恵。
仁恵が気持ち悪い…。
全く意識もしていなかった夫の同僚だった高山。
だが高山の妻の勘ぐりの後は、不倫をする行為に興味本位で関係を持つ。
その後、志生子の父の臨終の際には、夫の葬儀で采配を振るった姉のようになりたいと奮闘しようとする。
無知で究極の自己中心的な仁恵が、とにかく気持ち悪い。
勝気な性格の志生子が仁恵に嫌だ!と言えないのもイライラする。
気持ち悪い女たちばかり。
データーにあるようなユーモラスな作品だとは思えませんでした。
2009年5月16日に日本でレビュー済み
平さんの新書なので楽しみに手に取りましたが、
浮気をされた妻・仁恵の気持ち悪さ、身勝手さにぞっとするだけの展開で
あまりの中身の薄さに失望しました。
仁恵は精神異常者のストーカーにしか思えません。
ユーモアのかけらもない、ただただ気持ちの悪い本だと私は思います。
浮気をされた妻・仁恵の気持ち悪さ、身勝手さにぞっとするだけの展開で
あまりの中身の薄さに失望しました。
仁恵は精神異常者のストーカーにしか思えません。
ユーモアのかけらもない、ただただ気持ちの悪い本だと私は思います。