非常にタメになります。
人間の一生で読むことの出来る本は、限られています。
逆算すると、読むことの出来る本の冊数の少なさに驚きます。
そこでこういう本が役に立つのです。
読書家の書評を見て、良さそうな本を買って読む。
悪い本を読むことほど時間と金の無駄になることはありませんからね。
おもしろい本です。
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松岡正剛の書棚: 松丸本舗の挑戦 単行本 – 2010/7/1
松岡 正剛
(著)
- 本の長さ127ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2010/7/1
- ISBN-104120041328
- ISBN-13978-4120041327
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2010/7/1)
- 発売日 : 2010/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 127ページ
- ISBN-10 : 4120041328
- ISBN-13 : 978-4120041327
- Amazon 売れ筋ランキング: - 414,208位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1944年、京都市生まれ。早稲田大学仏文科出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を経て、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。1971年に 伝説の雑誌『遊』を創刊。日本文化、経済文化、デザイン、文字文化、生命科学など多方面の研究成果を情報文化技術に応用する「編集工学」を確立。日本文化 研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し、私塾「連塾」を中心に独自の日本論を展開。一方、2000年にはウェブ上でイシス編集学校と壮大なブッ クナビゲーション「千夜千冊」をスタート(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 松岡正剛の書棚―松丸本舗の挑戦 (ISBN-13: 978-4120041327 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2010年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
松丸本舗の本棚に置かれた書籍を紹介する本。
書籍の並べ方(分類の仕方)に知的好奇心をくすぐられる。単に「哲学」「文学」「経済」といった括りではない。
「遠くから届く声」(遠い昔に読んだ詩や小説など)
「猫と量子が見ている」(広く科学を捉えて)
「脳と心の編集学校」(文字からシステムの話、読書論も)
…等など。
無数の書物をすべて混ぜ合わせたあとに再構築したような本の並びになっている。
マニアックな本ばかりではなく、誰もが知る名作も抑えてある。それでも、名前も知らないような著作を必読書として挙げられていると、そこに「真実」が隠されているのだろうかとちょっとゾクゾクする。
松岡氏によるプチレビューが読んでいて面白い。『千夜千冊』が読める時間があるならこのムックなど不要だが、時間のない人にはちょうどいいのでは。短い言葉で矢継ぎ早に名著をレビューしていく。
「チャンドラーは、ほんの一言の中に、世界の裂け目を滑り込ませる」(『長いお別れ』)
「ドストエフスキーが問題にしたのは「神は人を裁けるのか」。結論は「裁けない」。」(『カラマーゾフの兄弟』)
…
中にはスペースを割いてレビューしている著作もあるが、大体はこんな感じで一瞬にして裸にするように紹介していく。でも的確。面白い。
書籍の並べ方(分類の仕方)に知的好奇心をくすぐられる。単に「哲学」「文学」「経済」といった括りではない。
「遠くから届く声」(遠い昔に読んだ詩や小説など)
「猫と量子が見ている」(広く科学を捉えて)
「脳と心の編集学校」(文字からシステムの話、読書論も)
…等など。
無数の書物をすべて混ぜ合わせたあとに再構築したような本の並びになっている。
マニアックな本ばかりではなく、誰もが知る名作も抑えてある。それでも、名前も知らないような著作を必読書として挙げられていると、そこに「真実」が隠されているのだろうかとちょっとゾクゾクする。
松岡氏によるプチレビューが読んでいて面白い。『千夜千冊』が読める時間があるならこのムックなど不要だが、時間のない人にはちょうどいいのでは。短い言葉で矢継ぎ早に名著をレビューしていく。
「チャンドラーは、ほんの一言の中に、世界の裂け目を滑り込ませる」(『長いお別れ』)
「ドストエフスキーが問題にしたのは「神は人を裁けるのか」。結論は「裁けない」。」(『カラマーゾフの兄弟』)
…
中にはスペースを割いてレビューしている著作もあるが、大体はこんな感じで一瞬にして裸にするように紹介していく。でも的確。面白い。
2010年10月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実際に行ったことはないが、かっこいい本棚だし、本を思わず手に取りたくなる本棚だ。各ジャンルで最低読むべき本と紹介が書かれている。この本は、見る(読む)本棚だ。それにしても、「正剛ワールド」の多様さには、いつも感嘆してしまう。私は、いそいそと自分のチープな本棚の整理を始めた。
2010年7月10日に日本でレビュー済み
東京駅の近くのOAZOにある丸善にある「松丸本舗」は出来たときからお気に入りの場所。無造作なようでいて、テーマごとに並べられた無数の書籍に囲まれていると、その迫力に圧倒されるとともに、無常の喜びを感じる。本好きには天国のような場所だ。
この本は、その「松丸本舗」をプロデュースした松岡正剛氏による、「松丸本舗」に置かれた書物の紹介を中心に書籍の愛を語ったMOOK。置かれた本、すべてが紹介されているわけではないが、各書棚のコンセプトを踏まえ、かなり詳しく紹介されている。
取り上げられている本は、読んだこともある作品もあるけど、圧倒的に未読のものが多い。これから読むべき本の水先案内人になりそうだ。
佐藤優氏や東浩紀氏との対談もあり、松岡正剛氏の書物に対する愛、考えを知るにもいい1冊だと思う。
それにしても、うらやましい書棚だ。私も高校時代から数えれば20年以上、いろいろな本を買ってきたが、質、量ともに到底かなわない。夢のような書棚。羨ましい。
この本は、その「松丸本舗」をプロデュースした松岡正剛氏による、「松丸本舗」に置かれた書物の紹介を中心に書籍の愛を語ったMOOK。置かれた本、すべてが紹介されているわけではないが、各書棚のコンセプトを踏まえ、かなり詳しく紹介されている。
取り上げられている本は、読んだこともある作品もあるけど、圧倒的に未読のものが多い。これから読むべき本の水先案内人になりそうだ。
佐藤優氏や東浩紀氏との対談もあり、松岡正剛氏の書物に対する愛、考えを知るにもいい1冊だと思う。
それにしても、うらやましい書棚だ。私も高校時代から数えれば20年以上、いろいろな本を買ってきたが、質、量ともに到底かなわない。夢のような書棚。羨ましい。
2010年9月24日に日本でレビュー済み
大室 幹雄をかぎりなく評価している時点で、そして、千夜千冊の流れの中で、
これが書かれるという点で、
読まない理由がわからない。
これが書かれるという点で、
読まない理由がわからない。
2020年5月15日に日本でレビュー済み
松岡正剛(1944年~)氏は、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長。その膨大な読書量から、現代日本の「知の巨人」のひとりとも言われ、2000年から続く書評サイト「千夜千冊」(最新で1741夜)は、本好きで知らぬ人はいない有名サイトである。
本書は、日本を代表する老舗書店の丸善が、2009年に、創業140周年のイベントとして、松岡氏とのコラボレーションにより、丸の内本店に作った「松丸本舗」において、松岡氏が目指したコンセプト、想像した世界について、そこに置かれた具体的な本を挙げて語ったもので、まさに松丸本舗のガイドブックのようなものである。2010年出版。(現在は絶版)
私は当時、たまたま丸の内に勤務しており、松丸本舗を何度となく訪れたが、いつ行っても新たな発見のある知的満足度の極めて高く、そして、本好きにはたまらなく居心地のいい空間であった。
本書に挟んであった、当時の「松丸本舗」のパンフレットには、「本が動いて、日本が変わる」、「丸善が創業以来、140年にわたり考えてきた「知とは何か」「人と本のかかわり」というテーマに、松岡正剛の30年におよぶ編集的方法と読書世界が出会い、ここにひとつの実験空間が誕生しました」、「書店には本との出会い、人との出会いを含めた「未知との出会い」がおこります。松丸本舗は本をつなぎ、知の連環の絆を結ぶ人々の顔が見えるように、本の力を信じて連ね、思いがけない本棚を構成します。まだ誰も見たことがない本棚です。」。。。などと書かれている。
松丸本舗は、残念ながらオープンから3年で閉店してしまったのだが、東京駅の目の前という一等地に見合う売上げを上げられなかったためと言われている。一方で、(若者の)本離れ、活字離れが叫ばれて久しい中、様々なコンセプトで顧客を引き付ける書店も増えているのであり、Amazonのようなネット書店には期待できない書物の文化の維持・育成に、大手書店こそが矜持をもって取り組んでもらいたいと強く思うのだ。
松岡氏曰く、「書棚を編集するとは、世界を編集することである」。。。そう、書物の世界とは、この広大無辺な世界を映す小世界なのだ。。。松岡氏の作った小世界「松丸本舗」に浸れる貴重な一冊である。
本書は、日本を代表する老舗書店の丸善が、2009年に、創業140周年のイベントとして、松岡氏とのコラボレーションにより、丸の内本店に作った「松丸本舗」において、松岡氏が目指したコンセプト、想像した世界について、そこに置かれた具体的な本を挙げて語ったもので、まさに松丸本舗のガイドブックのようなものである。2010年出版。(現在は絶版)
私は当時、たまたま丸の内に勤務しており、松丸本舗を何度となく訪れたが、いつ行っても新たな発見のある知的満足度の極めて高く、そして、本好きにはたまらなく居心地のいい空間であった。
本書に挟んであった、当時の「松丸本舗」のパンフレットには、「本が動いて、日本が変わる」、「丸善が創業以来、140年にわたり考えてきた「知とは何か」「人と本のかかわり」というテーマに、松岡正剛の30年におよぶ編集的方法と読書世界が出会い、ここにひとつの実験空間が誕生しました」、「書店には本との出会い、人との出会いを含めた「未知との出会い」がおこります。松丸本舗は本をつなぎ、知の連環の絆を結ぶ人々の顔が見えるように、本の力を信じて連ね、思いがけない本棚を構成します。まだ誰も見たことがない本棚です。」。。。などと書かれている。
松丸本舗は、残念ながらオープンから3年で閉店してしまったのだが、東京駅の目の前という一等地に見合う売上げを上げられなかったためと言われている。一方で、(若者の)本離れ、活字離れが叫ばれて久しい中、様々なコンセプトで顧客を引き付ける書店も増えているのであり、Amazonのようなネット書店には期待できない書物の文化の維持・育成に、大手書店こそが矜持をもって取り組んでもらいたいと強く思うのだ。
松岡氏曰く、「書棚を編集するとは、世界を編集することである」。。。そう、書物の世界とは、この広大無辺な世界を映す小世界なのだ。。。松岡氏の作った小世界「松丸本舗」に浸れる貴重な一冊である。
2010年7月14日に日本でレビュー済み
松岡さんは編集者でも思想家でもなく、たんなる「山師」あるいはかなり凡庸なレトリシャンです。読書はせいぜい「悪癖」であり、編集は「工学」では断じてなく、思想は散漫な「多読」からは絶対に生まれない。これは、本から学ぶほどのことでもなく、常識にほかなりません。
松岡さんは残る本を1冊も作っていないし、彼が偏愛する本の8割がB級以下です。また、その読みのほとんどが素人臭いものです。大食漢であることは確かですが、それは厳しい批判意識とか審美眼から彼がいかに遠く、ただ好みに任せて読んできた自堕落な人であるかということを証するにすぎません。彼は外国語が不得手なのではないでしょうか。
それにしても、このようにもっともらしく積まれた本たちの姿のなんと醜いことでしょう。縁もゆかりもない他人の思考の体臭がむんむんするような不気味な空間で上機嫌でいられるとは、松岡さん、なんと鈍感なのでしょう。対談者の顔ぶれがまた、このお化け屋敷に驚くほど似合っているのは奇妙としか言いようがありません。合掌。
松岡さんは残る本を1冊も作っていないし、彼が偏愛する本の8割がB級以下です。また、その読みのほとんどが素人臭いものです。大食漢であることは確かですが、それは厳しい批判意識とか審美眼から彼がいかに遠く、ただ好みに任せて読んできた自堕落な人であるかということを証するにすぎません。彼は外国語が不得手なのではないでしょうか。
それにしても、このようにもっともらしく積まれた本たちの姿のなんと醜いことでしょう。縁もゆかりもない他人の思考の体臭がむんむんするような不気味な空間で上機嫌でいられるとは、松岡さん、なんと鈍感なのでしょう。対談者の顔ぶれがまた、このお化け屋敷に驚くほど似合っているのは奇妙としか言いようがありません。合掌。