プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥1,180¥1,180 税込
発送元: Amazon 販売者: まごころネットストア
¥10¥10 税込
配送料 ¥260 6月13日-15日にお届け
発送元: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】 販売者: Bookumania【2営業日以内に発送いたします】
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと 単行本 – 2011/9/8
購入オプションとあわせ買い
- ISBN-104120042618
- ISBN-13978-4120042614
- 出版社中央公論新社
- 発売日2011/9/8
- 言語日本語
- 本の長さ123ページ
この著者の人気タイトル
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2011/9/8)
- 発売日 : 2011/9/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 123ページ
- ISBN-10 : 4120042618
- ISBN-13 : 978-4120042614
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,622位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 82,987位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。
二十代から世界各地を旅し、ギリシャ、沖縄、フランスで暮らす。現在は、札幌在住。公式サイトは[cafe impala]
http://www.impala.jp
1988年「スティル・ライフ」で芥川賞を受賞。詩、小説、随筆、翻訳(英・ギリシャ語)、書評と執筆は多岐にわたる。広く深い文学的教養と理系的知識を土台に、自然と人間の関わりについての示唆に富んだ作品を多く著している。
ワープロ原稿で芥川賞を受賞した初めて作家でもあり、9.11をきっかけに毎日メールマガジンを通じて意見を表明する(『新世紀へようこそ』に収録)など、早くからデジタル・メディアの活用に関心を持つ。2014年からは株式会社ボイジャーと共同で自身の著作の電子アーカイブ化にも取り組んでいる。
主な著書に『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)『静かな大地』(親鸞賞)『パレオマニア』等。2003年、著作活動全般について司馬遼太郎賞、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」の編纂で朝日賞を受賞。
東日本大震災の後は被災地に通い、『春を恨んだりはしない』『双頭の船』『アトミック・ボックス』を執筆。震災をきっかけに日本と日本人について思索したいとの思いから、「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」に取り組み、2014年末から刊行開始。
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
著者の語り口は激情を抑えてあくまで静かに自分と対話するように進行していく。本書を読みながら、私は柳田国男の「清光館哀史」を思い出した。柳田国男は東北の旅の一夜を寒漁村の小さな旅館に泊まる。十数年後再び訪れたとき、旅館は消えて更地になっていた。村人に尋ねると、幾年か前に火災に遭ったという。柳田はこのとき人の世の本質を了解し満腔の感慨を抱く。言葉にすれば、「無常観」とも「もののあわれ」ともなるだろう。
今回の震災ではいくつもの町が町ごと消滅し、2万人もの命が奪われた。それはまだ生々しく現在形のままでとうてい整理のつくものではない。しかし、古来、日本列島は災害の多い土地である。規模の大小はあれ無数の災害を繰り返して我々の中には「無常」の世界観が息づいている。そこには鎮魂も希望も含まれているはずだ。
鷲尾和彦氏のモノクロの写真が素晴らしい。津波に遭った廃墟の土地とそこですでに始まっている命の営みが、千年単位の時間のなかに切り取られる。
福島第一原発事故に対する著者の態度は明確である。脱原発というよりも反原発である。物理学徒としての知識がそれを裏づける。我々はパンドラの箱を開けてしまった。だが、それは甘受すべき無常ではない。我々の意思によって避けえた災害である。事故が起きる前からの著者の一貫した主張は強い説得力を持つ。
単行本ですから、全編にコラムのような簡潔さ、切れ味鋭さを期待するのが間違いなのでしょう。
本書はどうも日記帳のようで、情緒的で湿っぽく感じられ、個人的には苦手ですね。
また氏の本は殆ど読んでいますが、文章がしなやかであまり難しい漢字は使わずに、それでいてこちらの心の底に届きます。私は「もう一人のノーベル文学賞候補者」だと思います。
私は仏教徒ですがキリスト教徒が平生普段の出会いにイエスを見ることに深い共感を覚えます。
信仰とは信頼と実感であると思います。
薄い本なので時間は掛かりませんでしたが、
正直なところこの本を読むなら被災者の体験をもっと聞くとか、
ネットの記事を読んだ方が良かった気がします。
物理学を学ばれたご経験からエネルギー問題に言及していますが、
素人でもこれぐらいは書くのではないでしょうか。