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徳川思想小史 (中公新書 312) 新書 – 1973/1/25

3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1973/1/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1973/1/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 272ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121003128
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121003126
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2018年3月28日に日本でレビュー済み
これがなぜ「江戸(時代)思想小史」ではなく「徳川思想小史」なのか,間違っているでしょうが,なんとなく勝手な解釈をしてみたくなるほど,ユニークなタイトルに見えてしまい,思わず手にとって読んでみたくなりました。
 驚きました。こんなにも豊かな思想・学問が江戸時代に展開していたとは。それも徳川幕府が,それまでの幕府にはない積極的な思想対策を行って来たからでしょうか。幕府の思惑の成否はともかく,それまでの「仏教」にはない,「世俗倫理」を提供してくれる思想としての朱子学をはじめとする「儒教思想」や,武士道,心学,開明思想,国学などに至る学問が発達したことが,「徳川思想小史」というタイトルの理由なのでしょうか。
 たとえ鎖国中だったとはいえ,それらの学問や思想が,日本の慣習や社会制度と独自の結びつきを持ち,幕末期,怒涛のごとく押し寄せる西洋文化に押し流されることなく,日本ならではの近代化の土壌になったような読み方をしてしまい,溜飲が下がる思いでした。
 とりわけ朱子学については,恥ずかしながら封建的な身分社会を支えただけの学問としかとらえていなかったので,武士の「公的世界への責任感」や「日本社会の世俗化」などの影響があったとの記述に接し,改めて朱子学の原典に触れてみたくなりました。
 そしてなお驚かされたのは,この本が刊行されたのが,40年以上前の1973(昭和48)年,石油危機とベトナム戦争終結の時期にすでに刊行されていたことです。しかし,今読み直しても,決して古臭い印象はありません。むしろ江戸時代を振り返る上で必読の本だと思いました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい本である。江戸時代に強い影響力を持った人物の思想を解説している。とても参考になる。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2015年10月29日に日本でレビュー済み
初めて読んだのは会社に入った時で、独身寮で読んだ記憶がある。
徳川時代に対して目を開かされた本だった。
高校・大学で私が「勉強」した江戸時代は、封建時代=暗く悪い時代という「お仕着せのイメージ」しかなかった。
今回四回目だが、読もうと思ったのは、脱線するが以下の経緯がある。
鴎外の「伊澤蘭軒」を読んで「先哲叢談」を読みたいと思った。
平凡社の東洋文庫版は、源了圓、前田勉訳注で、源氏の「解説」と「あとがき」を読んで、この本を思い出した。
私の保存が悪かったのか背中で割れて三分冊になった本を読んで、改めて徳川時代の思想の生産性(思想家の格闘とその結果)に驚いた。
「日本人はあまりに近世思想について知らなすぎる」とは著者が「あとがき」でかいている。
出版されて40年以上経つが今でも状況は同じに見える。
「出会った思想家の著作を自ら、・・・、読み、それぞれの仕方で対話を試みられる事を切望する」とも書いてる。
その後、吉田松陰、西周、福沢諭吉たちは、解説本は読んだが、著作まで手が届いていない。
改めて、富永仲基や佐久間象山は現代語訳で読んでみたい。
読みたい本が多く発散状態で、いつ読めるか解らないが。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年11月2日に日本でレビュー済み
徳川期を支配していた儒教思想は、徳川末期からの怒涛のような西洋文化の流入により、あっというまにその地位を失ってしまった。まさに激動期に役立たない儒教というのを実証したようなものである。
しかし、のどもとすぎれば熱さを忘れるというか、熱しやすく冷めやすいというか、明治維新を経るとその前の徳川時代における儒学者の活躍や苦悩などすっかり忘れてしまうというのは日本人の悪いクセである。ましてや儒教的思考は明治維新ですっかり消えうせたわけではなく、それ以降現代に至るまで日本人の国民性の背後に常に見え隠れしているにもかかわらずである。
この本は、その失われた儒教思想だけでなく心学、国学、啓蒙思想など当時次々と生みだされていった思想群について簡潔に知ることのできる格好の入門書である。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年3月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
品切れのもので、年代的に古いため、古本も手に入らない。あきらめかけていたので、あったときは迷わず注文した。しかも商品の状態も申し分なく、満足している。