非常に興味深く読みました。半世紀前の本ですから、現状はかなり変わっていることでしょう。
しかし、シュタイナー教育の理念はよく理解できます。
7年周期で人間の成長をとらえていくのは実は非常に合理的かと思えました。そして、「伸びしろ」をつくる教育であること。
考え方はともかく、教育のあり方として合理的であると思えます。
この点、ゆとり教育から早期詰め込みに傾いている日本の現在の教育と、シュタイナーとはまったく逆方向ですね。
この辺を考えると、シュタイナー批判をする人と、手放しでシュタイナー賞賛をする人の対立はまあ、政治的思惑が強そうです。
文字ではなく、ひたすら絵を描かせていくのは、ローマ字文化で文法もややこしいドイツ語ならではのやり方でしょうね。象形文字文化の日本でこれをこのままやったら確かに変人が育つような気もします。
日本のシュタイナー学校はどんな教育をしているのか気になりました。
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ミュンヘンの小学生: 娘が学んだシュタイナー学校 (中公新書 416) 新書 – 1965/12/1
子安 美知子
(著)
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学者夫妻がミュンヘンに留学して、娘さんを入学させた学校のユニークな教育・・〓詰め込み〓をさけて授業を進めて行き、落第もさせないし、能力による選別もやらない。しかし十二年間の一貫教育のあとでは、 実力が身についている。 ・エポック授業・ ・オイリュトミー・ など子どもの能力発達に適した方法も……。日本の教育が直面している難問題を解決している学校を、娘の生活を通して母親が綴る。毎日出版文化賞受賞
- ISBN-109784121004161
- ISBN-13978-4121004161
- 出版社中央公論新社
- 発売日1965/12/1
- 言語日本語
- 本の長さ222ページ
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登録情報
- ASIN : 4121004167
- 出版社 : 中央公論新社 (1965/12/1)
- 発売日 : 1965/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 9784121004161
- ISBN-13 : 978-4121004161
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上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月2日に日本でレビュー済み
著者がドイツへ2年間留学した際に、娘の文さんを通わせたシュタイナー学校での出来事が中心につづられている。本書を読めばシュタイナー学校で行われている教育の概要が分かる。
例えば、
・8年間担任が変わらない。
・教科書を使わず、カリキュラムもない。
・通信簿には点数をつけない。
こんなことを書くと、こんな教育のどこがええねんというツッコミを受けそうだが、結構細かい工夫がなされているのだ。
シュタイナーは、子どもの心身の成長において3段階の大きなプロセスをもつという。その段階に合わせた教育を実践している。
文さんが通った低学年を見ると、天気と生徒の様子で授業内容を変えるとか、文法を習う時に言葉によって色分けするとか、算数は数遊びをひたすらやり気づけば加減乗除がみにつくとかね。特に低学年では、感性・感情を育むことに力を入れているとのこと。
担任の先生の資質によって左右される可能性は否めないが、長年生徒をじっくり観察出来るという点ではいいやり方だと思う。ただ、人間合う合わないがあるので、合わなかったら悲惨かな?
ただ、生徒のことを大切に思っているんだなあというのがところどころに見られる。家庭訪問に2時間もかけているし。
言語の教育では、歌を歌ったり、絵を描いたりして、文字より先に、耳から入る。発音が間違っていても直さない。まずはイントネーションやリズムを習得することを重視しているのだろう。また、書くことからはじめ、読むことは最初は一切しないという。結果的には読むのが早くなるという。
一方、日本の言語教育では、読むことありき。これは、中国(儒教)の教育による影響が未だに残るのかな?文字ばかり。英語の発音は棒読み。聞き取りは少なく、文法ばかり。おかげで、私のように8年間も英語を習って、文章はそこそこ読めるが、ネイティブの発音は聞き取れない人が大半だろう。
本書を読んで、生徒の個性を育む欧米の教育と画一化を図る日本の教育とう感想を抱いてしまった。近年の日本の先生は事務仕事に忙しいという。生徒のための時間を持てないとすれば、日本の学校教育現場における問題であるといえるだろう。未だに残る風習だと思われるが、日本の点数・偏差値主義は落ちこぼれを作り、又勉強は出来るんだけど、人間力が・・・という人を作る弊害が強い。
シュタイナー学校では、障害者も普通の生徒と同じく扱い差別化しないという。障害者学級なんて作る時点で、人間を差別しているのかも知れないね。
シュタイナー学校でやられていること全てがいいことかどうかは分からないけれど、参考になる点は多いと思う。
例えば、
・8年間担任が変わらない。
・教科書を使わず、カリキュラムもない。
・通信簿には点数をつけない。
こんなことを書くと、こんな教育のどこがええねんというツッコミを受けそうだが、結構細かい工夫がなされているのだ。
シュタイナーは、子どもの心身の成長において3段階の大きなプロセスをもつという。その段階に合わせた教育を実践している。
文さんが通った低学年を見ると、天気と生徒の様子で授業内容を変えるとか、文法を習う時に言葉によって色分けするとか、算数は数遊びをひたすらやり気づけば加減乗除がみにつくとかね。特に低学年では、感性・感情を育むことに力を入れているとのこと。
担任の先生の資質によって左右される可能性は否めないが、長年生徒をじっくり観察出来るという点ではいいやり方だと思う。ただ、人間合う合わないがあるので、合わなかったら悲惨かな?
ただ、生徒のことを大切に思っているんだなあというのがところどころに見られる。家庭訪問に2時間もかけているし。
言語の教育では、歌を歌ったり、絵を描いたりして、文字より先に、耳から入る。発音が間違っていても直さない。まずはイントネーションやリズムを習得することを重視しているのだろう。また、書くことからはじめ、読むことは最初は一切しないという。結果的には読むのが早くなるという。
一方、日本の言語教育では、読むことありき。これは、中国(儒教)の教育による影響が未だに残るのかな?文字ばかり。英語の発音は棒読み。聞き取りは少なく、文法ばかり。おかげで、私のように8年間も英語を習って、文章はそこそこ読めるが、ネイティブの発音は聞き取れない人が大半だろう。
本書を読んで、生徒の個性を育む欧米の教育と画一化を図る日本の教育とう感想を抱いてしまった。近年の日本の先生は事務仕事に忙しいという。生徒のための時間を持てないとすれば、日本の学校教育現場における問題であるといえるだろう。未だに残る風習だと思われるが、日本の点数・偏差値主義は落ちこぼれを作り、又勉強は出来るんだけど、人間力が・・・という人を作る弊害が強い。
シュタイナー学校では、障害者も普通の生徒と同じく扱い差別化しないという。障害者学級なんて作る時点で、人間を差別しているのかも知れないね。
シュタイナー学校でやられていること全てがいいことかどうかは分からないけれど、参考になる点は多いと思う。
2017年11月25日に日本でレビュー済み
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学生時代にこの書と出会い、20年ぶりに読みました。シュタイナー教育と初めてであった著者が、驚きをもってしるしているので、読者も感動をもってシュタイナー教育とであうことができます。今読み直しても、まだ新鮮な書です。シュタイナー教育の入門書には最適な一冊だと思います。
2017年1月31日に日本でレビュー済み
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この本を読んでシュタイナー教育にはいっていった人がとても多いと聞いて、読んでみました。
たしかに、解りやすい。シュタイナー教育のユニークさと、なぜそうするのかという理屈が。シュタイナー関係の本はとっつきにくく、不可解なものも多いが、エーテル体だとかアストラル体だとかそういうことを一切含まないので、スピリチュアルなものが苦手な人も読みやすいと思う。またドイツの美しい生活が眼に浮かぶようで、娘の文ちゃんの変化が自分の子供のように楽しみになりながら読みました。
たしかに、解りやすい。シュタイナー教育のユニークさと、なぜそうするのかという理屈が。シュタイナー関係の本はとっつきにくく、不可解なものも多いが、エーテル体だとかアストラル体だとかそういうことを一切含まないので、スピリチュアルなものが苦手な人も読みやすいと思う。またドイツの美しい生活が眼に浮かぶようで、娘の文ちゃんの変化が自分の子供のように楽しみになりながら読みました。
2008年5月29日に日本でレビュー済み
子安氏のこの著書によって、日本にシュタイナー教育が紹介された。以来日本では、シュタイナー教育と言えば何か非常に先進的な、個性尊重の自由な教育のように思われている。
しかし現在では、本場ドイツやアメリカでは、シュタイナー教育の真相が続々と明らかにされ、批判にさらされている。シュタイナーは教育者というより一種の神秘主義カルト宗教家だったのだ。「シュタイナー 批判」でネット検索してみてほしい。いろんなサイトが出てくるだろう。こんなオカルト教育を子供に受けさせることは害にしかならない。子安氏が礼賛するドイツでも、シュタイナー学校に入学する子供や親なんてのはかなり異端の目で見られているのが現状である。
子安氏のこの著書は、批判の多いシュタイナー教育についてつまみ食いのようないいとこ取りの紹介しかしておらず、多くの日本人とくに若い母親に誤解と悪影響を与えた。この点で子安氏の罪は重い。欧米の先進的教育イコール素晴らしい教育であるという、一昔前の欧米崇拝論者の著作と思って注意して読むべき。
しかし現在では、本場ドイツやアメリカでは、シュタイナー教育の真相が続々と明らかにされ、批判にさらされている。シュタイナーは教育者というより一種の神秘主義カルト宗教家だったのだ。「シュタイナー 批判」でネット検索してみてほしい。いろんなサイトが出てくるだろう。こんなオカルト教育を子供に受けさせることは害にしかならない。子安氏が礼賛するドイツでも、シュタイナー学校に入学する子供や親なんてのはかなり異端の目で見られているのが現状である。
子安氏のこの著書は、批判の多いシュタイナー教育についてつまみ食いのようないいとこ取りの紹介しかしておらず、多くの日本人とくに若い母親に誤解と悪影響を与えた。この点で子安氏の罪は重い。欧米の先進的教育イコール素晴らしい教育であるという、一昔前の欧米崇拝論者の著作と思って注意して読むべき。
2015年10月31日に日本でレビュー済み
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学生時代に読んだ本ですが大学図書館のものでしたので、思い出して検索し、購入しました。よかったです。
2011年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
左脳に偏る今の教育が人の人格形成に良くない気がして、色々探しているうちにシュタイナーの教育の考え方が霊性の発達と共にきちんと理論立てて構築されていることを知り、実際にどのような授業なのかを理解したいと思ったときにこの本に出逢いました。
実際にドイツに在住していた2年間、娘さんがシュタイナー学校で学び、クレヨンで大きなIという字を塗りつぶして来たとか、具体的に何色を使ってどうしていたかとか、親御さんの目でみた具体例が沢山書いてありとても参考になります。
日本にあるシュタイナー学園がどの程度この本質を受け継いだものかは定かではありませんが、今の教育に取り入れる要素が沢山あると思います。
子供は左脳で考えていないので芸術や情緒という部分で理解させる、つまり1+1=2とただ教えるのではなく色を豊富に使い、体の動きも使い芸術的要素をたっぷり織り込みながら学んでいく、そのうちに親から見ると学問を教えているように見えなくても、ある日突然全てを理解する。左脳だけを使っていると無理な部分の一つです、他には障害児を障害児と子供達に認識させずに同じクラスで育てる事が出来る(教師側は知っている)、全ての人の魅力をきちんと出す事の当たり前さをシュタイナー系の教育を受けたら普通に理解出来るんだろうなと思いました。
実際の授業を知りたい人には見ていただきたい本です。ただかなり前のものではありますが本質はここにあるのだと思います。
実際にドイツに在住していた2年間、娘さんがシュタイナー学校で学び、クレヨンで大きなIという字を塗りつぶして来たとか、具体的に何色を使ってどうしていたかとか、親御さんの目でみた具体例が沢山書いてありとても参考になります。
日本にあるシュタイナー学園がどの程度この本質を受け継いだものかは定かではありませんが、今の教育に取り入れる要素が沢山あると思います。
子供は左脳で考えていないので芸術や情緒という部分で理解させる、つまり1+1=2とただ教えるのではなく色を豊富に使い、体の動きも使い芸術的要素をたっぷり織り込みながら学んでいく、そのうちに親から見ると学問を教えているように見えなくても、ある日突然全てを理解する。左脳だけを使っていると無理な部分の一つです、他には障害児を障害児と子供達に認識させずに同じクラスで育てる事が出来る(教師側は知っている)、全ての人の魅力をきちんと出す事の当たり前さをシュタイナー系の教育を受けたら普通に理解出来るんだろうなと思いました。
実際の授業を知りたい人には見ていただきたい本です。ただかなり前のものではありますが本質はここにあるのだと思います。
2009年11月29日に日本でレビュー済み
1975年に初出版された本ですが、今よんでも非常に興味深い。
こういう学校で教育をうけてきた方が、どう成長するのかは、数年後にかかれた著者の本であきらかになるが、
お医者さんや、建築家、幼稚園の先生などになっていて、皆一様にシュタイナー学校にいってよかったといっている。
シュタイナーはカルトという方もおられるが、まず、そういう姿勢こそがシュタイナーが教える、差別や偏見をなくそうといった
姿勢に反していて、そういう傾向のある方にこそ、シュタイナーを学んで欲しい。
これを読んで排他的になっている日本は、まだまだ戦前の島国民族なのである。かわっていない。
シュタイナー学校で具体的にどういうカリキュラムがなされているか、よくわかる本なので、興味のある方は必見!
こういう学校で教育をうけてきた方が、どう成長するのかは、数年後にかかれた著者の本であきらかになるが、
お医者さんや、建築家、幼稚園の先生などになっていて、皆一様にシュタイナー学校にいってよかったといっている。
シュタイナーはカルトという方もおられるが、まず、そういう姿勢こそがシュタイナーが教える、差別や偏見をなくそうといった
姿勢に反していて、そういう傾向のある方にこそ、シュタイナーを学んで欲しい。
これを読んで排他的になっている日本は、まだまだ戦前の島国民族なのである。かわっていない。
シュタイナー学校で具体的にどういうカリキュラムがなされているか、よくわかる本なので、興味のある方は必見!