松本竣介を紹介する論説文の本が多い中、
この本は生い立ち、家族、人間関係など人間松本竣介がわかる内容として。
貴重であり、また読んでいて伝記風で面白い内容だと思いました。
くくりとしては大平洋画会、池袋モンパルナス周辺とその画家のひとりとしてもあげられるでしょう。
たくさんのドラマがあったのでしょう。その一端を見ることができます。
いまより物資に乏しく表現にも統制のあった時代、しかし表現者たちの情熱のは今以上ではないでしょうか。
新品で手に入らなかったのがすこし不満ですが、
竣介に興味がありましたので素晴らしい資料の一つとして挙げることができます。
その制作に向かう真摯な姿を描いた
「青い絵の具の匂い」という中野淳氏の本もありこちらはまだ新品が手に入るようです。
どちらも読んだ方がいいです。
また俊介自著「人間風景」すこし難しい部分もありますが俊介自身の言葉を聞くこともできます。
こちらももう新品では入らないようです。文庫化とか電子化とかはできないのでしょうか。
松本竣介は深い知性がありその「画」を追求する姿勢はまさに求道的であると思います。
90年代初めには俊介コレクション主とする大川美術館もできるなどありました。ブームは今は過ぎ去った感じもあるのですが今も静かにその魅力をたたえ続けていると思います。
戦中戦後初期を生きた欠くことのできない画家のひとりであるでしょう、知れば知るほどに魅力の増す人物でもあります。
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求道の画家松本竣介: ひたむきの三十六年 (中公新書 1108) 新書 – 1992/12/1
宇佐美 承
(著)
- 本の長さ205ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1992/12/1
- ISBN-104121011082
- ISBN-13978-4121011084
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1992/12/1)
- 発売日 : 1992/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 205ページ
- ISBN-10 : 4121011082
- ISBN-13 : 978-4121011084
- Amazon 売れ筋ランキング: - 745,873位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2003年9月22日に日本でレビュー済み
松本竣介の一生を作者が細かい所まで、ドラマティックに説明しています。僕としては、彼がどのような人物かわかりませんでしたので、とても参考になりました。ただ、カラーの絵が2枚だけでしたので、そのあたりが、少し不満です。
しかし、内容的にはとても充実しています。松本竣介がどのような人であったかの、また、どのような時代に、どう生きたのかなど、とてもわかりやすく、まとめられています。松本竣介の(素人の)愛好家ならば、購入すべき書籍だと思います。 ≪中学3年生≫
しかし、内容的にはとても充実しています。松本竣介がどのような人であったかの、また、どのような時代に、どう生きたのかなど、とてもわかりやすく、まとめられています。松本竣介の(素人の)愛好家ならば、購入すべき書籍だと思います。 ≪中学3年生≫