本書は、「あとがき」によれば、「英文の不自然さを、体で感じる代わりに、形式的基準に基づいて論理的に判断する方法と、それを利用してできるだけ自然な流れをもった文章を作る技術について」述べたものです。
そして英文同士をなめらかにつなぐための4つの法則(技術)について述べられています。4つの法則とは、
・話の道筋に道標を(第2章)
・中身に合った入れ物を(第3章)
・古い情報を前に(第5章)
・視点はむやみに移動しない(第6章)
ということです。詳しくは、是非本書を熟読してみて下さい。
本書を読み、比較的長い英文を書かねばならない場合に感じる、ある種のもどかしさや不安感が少しは吹っ切れたような気がします。
文章と文章の自然なつながりを意識した文章作法は、英文だけでなく、日本文を書く場合にも大いに参考になります。
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理科系のための英文作法: 文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書 1216) 新書 – 1994/11/1
杉原 厚吉
(著)
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- ISBN-10412101216X
- ISBN-13978-4121012166
- 出版社中央公論新社
- 発売日1994/11/1
- 言語日本語
- 本の長さ173ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1994/11/1)
- 発売日 : 1994/11/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 173ページ
- ISBN-10 : 412101216X
- ISBN-13 : 978-4121012166
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2012年1月2日に日本でレビュー済み
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2018年2月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良書です。特に接続詞と副詞の使い分けに関しては目からうろこでした。
本文のどこを参照しているか?など明記されておらずいささか読みにくい印象を受けます。
(あまり日本語は上手ではない印象)
軽く一読し、いざ自分が英文を書く際に手元に置いて参考書とするのが個人的には良いように思います。
本文のどこを参照しているか?など明記されておらずいささか読みにくい印象を受けます。
(あまり日本語は上手ではない印象)
軽く一読し、いざ自分が英文を書く際に手元に置いて参考書とするのが個人的には良いように思います。
2014年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1度目はかなり以前。学生に貸して行方不明。
2度目は手元でかなり使った後、娘の大学1年の時貸して自宅で共有していましたが、それっきり。
今回3度目、今は職場で学生さんへの紹介ようで活躍中です。
2度目は手元でかなり使った後、娘の大学1年の時貸して自宅で共有していましたが、それっきり。
今回3度目、今は職場で学生さんへの紹介ようで活躍中です。
2021年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書では伝えたいことをシンプルに伝えるために、
文構造の解析技術と作文技術をいくつか紹介する。
そのプロセスとして、
英日の文章作法で行われる思考パターンを一度切り離し解体して、
道標、接続詞を設置し内容の分類化をすることなどが挙げられている。
(文の構造化、マクロを作る)
まとめると、
1 集合論的な階層構造の文を作る(包含関係図をグラフ化、幾何化する)
・Aに含まれるB、Bに含まれるC(A∋B∋C、A→B→C(構文木))
(ex、物体座標系 (A) とカメラ座標系 (B) との間の関係 (C) は)
(ex、能動態 主語 ≧ 目的語)
(ex、受動態 主語 > 元の文の主語)
・定義文(ボロノイ図、結晶境界)(括弧、ピリオド)
「A」「B」defined「C」「D」
(仮定 if「A」then「B」「C」)
(母点と入れ物の包含関係図)
・メッセージ、入れ物(原文)
→エンコーダー(符号化)
→デコーダー(暗号復号化)
2 道標の設置、パラグラフ化(節、文)
・大局的道標(副詞句)
・接続詞(従属、部分的)
→帰結
→仮定、命題、条件、予測
→動機、理由、目的
→類似、例、列挙
(1つの箱に1つの文、新しい情報は一つずつ)
(古い情報の引継ぎは文の初めに)
(ex、k個の要素からなる部分列)
・入れ物を入れ替える
→解体→組立(文と文をつなぐ)
である。
道標の設置することで、以下が可能となり、
文章の流れを可視化することができる。
・どんな道に向かっているかを明確にする
・どんな道があるかを明示的に指し示す
・仮説が可能(真実ではない)
・逆算が可能(階層構造を予測)(「~が、~である」「~によって、~が可能」)
-------------------------------------------------------------------
1章 談話文法を利用しよう
2章 話の道筋に道標を
3章 中身に合った入れ物を
4章 動詞が支配する文型
5章 古い情報を前に
6章 視点をむやみに移動しない
文構造の解析技術と作文技術をいくつか紹介する。
そのプロセスとして、
英日の文章作法で行われる思考パターンを一度切り離し解体して、
道標、接続詞を設置し内容の分類化をすることなどが挙げられている。
(文の構造化、マクロを作る)
まとめると、
1 集合論的な階層構造の文を作る(包含関係図をグラフ化、幾何化する)
・Aに含まれるB、Bに含まれるC(A∋B∋C、A→B→C(構文木))
(ex、物体座標系 (A) とカメラ座標系 (B) との間の関係 (C) は)
(ex、能動態 主語 ≧ 目的語)
(ex、受動態 主語 > 元の文の主語)
・定義文(ボロノイ図、結晶境界)(括弧、ピリオド)
「A」「B」defined「C」「D」
(仮定 if「A」then「B」「C」)
(母点と入れ物の包含関係図)
・メッセージ、入れ物(原文)
→エンコーダー(符号化)
→デコーダー(暗号復号化)
2 道標の設置、パラグラフ化(節、文)
・大局的道標(副詞句)
・接続詞(従属、部分的)
→帰結
→仮定、命題、条件、予測
→動機、理由、目的
→類似、例、列挙
(1つの箱に1つの文、新しい情報は一つずつ)
(古い情報の引継ぎは文の初めに)
(ex、k個の要素からなる部分列)
・入れ物を入れ替える
→解体→組立(文と文をつなぐ)
である。
道標の設置することで、以下が可能となり、
文章の流れを可視化することができる。
・どんな道に向かっているかを明確にする
・どんな道があるかを明示的に指し示す
・仮説が可能(真実ではない)
・逆算が可能(階層構造を予測)(「~が、~である」「~によって、~が可能」)
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1章 談話文法を利用しよう
2章 話の道筋に道標を
3章 中身に合った入れ物を
4章 動詞が支配する文型
5章 古い情報を前に
6章 視点をむやみに移動しない
2017年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
結局、本書のタイトル「4つの法則」というのがハッキリと伝わらなかった。
文系でも同じようなことが言えることばかり書かれているので期待はずれ。
掲載されている例文が少なく、その説明が冗長でまわりくどいと感じた。
とくに、説明の仕方が仮説番号の引用や例文番号だけの引用が頻繁に出て、いちいち思考が中断される。
しかし古本で安かったので不満はないです。
文系でも同じようなことが言えることばかり書かれているので期待はずれ。
掲載されている例文が少なく、その説明が冗長でまわりくどいと感じた。
とくに、説明の仕方が仮説番号の引用や例文番号だけの引用が頻繁に出て、いちいち思考が中断される。
しかし古本で安かったので不満はないです。
2010年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
端的に言うと
○理科系でなくても、全ての文章を書く人にお勧め出来る。
○英文(広義の外国語)でなくても、日本語作文にも有効である。
◎特に重要なのは、英作文でなく英文読解にも「非常に有効」である。
以上の3点をまとめてタイトルとさせていただきました。
特に3点目、英語リーディングでは英文法党と多読党が終わりのない議論を続けていますが、ほぼ決着がついているということを確信しました。このような学問的業績(談話の文法)がどうして、大学受験、高校教育の場にフィードバックされて来ないのか。はがゆいですね。
罪が深いのは英文法党は孤立した「文」の解析しか出来ないのに、「文章」の読解に文法が有効であると主張して、「返り読みのどこが悪い」と開き直っておられる。
一方の「多読党」は「英文法さよなら」と言って、外国語を母国語としない学習者が知識を有効に整理するための手段として英文法を重要視していない。
そのような不毛な議論から脱出するための有効な視点を本書からいただけた点に感謝しています。
○理科系でなくても、全ての文章を書く人にお勧め出来る。
○英文(広義の外国語)でなくても、日本語作文にも有効である。
◎特に重要なのは、英作文でなく英文読解にも「非常に有効」である。
以上の3点をまとめてタイトルとさせていただきました。
特に3点目、英語リーディングでは英文法党と多読党が終わりのない議論を続けていますが、ほぼ決着がついているということを確信しました。このような学問的業績(談話の文法)がどうして、大学受験、高校教育の場にフィードバックされて来ないのか。はがゆいですね。
罪が深いのは英文法党は孤立した「文」の解析しか出来ないのに、「文章」の読解に文法が有効であると主張して、「返り読みのどこが悪い」と開き直っておられる。
一方の「多読党」は「英文法さよなら」と言って、外国語を母国語としない学習者が知識を有効に整理するための手段として英文法を重要視していない。
そのような不毛な議論から脱出するための有効な視点を本書からいただけた点に感謝しています。
2016年4月3日に日本でレビュー済み
著者はこの本の執筆当時、東大教授。学生が書いた論文を直した際、その学生から「子供の頃、アメリカに住んでいたんですが、アメリカ人はこういう言い方をすると思うんですけど………」とやんわり抗議される。そういう時に明確な理由を説明するために考えたそうだ。東大生を納得させるって大変なんですね。
2011年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上の文章が問題ないと思う人はこの本を読んだほうがよい。
著者が指摘しているように、この文は狭い意味での文法的な観点からでは間違いがないと言えるかもしれないが、談話(discourse)分析の点からはおかしい。実際の英文を書く際には、単に文法的な規則を守っているということだけでなく、読み手にきちんとわかる英文を書くことが必要となる。この本はその点に的を絞って最も重要な法則を導き出している。200ページに満たない極めて短い本で恐らく数時間あれば読み終わるくらいだが、その分内容が凝縮されているので、時間がない人にとっては最適の英作文入門といってもいいかもしれない。
著者は英作文の専門家ではなく工学部の教授らしいが、MIT Pressなどアメリカの一流の出版社から専門書を出しており、学生の英文の添削も数多く手掛けてきたようなので、理系の研究者にとっての「わかる英文」を書くためのプラグマティックな側面についてはよく知悉していると思われる。
途中に挿入されている「切りのいいところでやめてはいけない」(次に書き始めるときにエンジンがかかるまでに時間がかかってしまうから)などのアドヴァイスもなかなか頷けた。
著者が指摘しているように、この文は狭い意味での文法的な観点からでは間違いがないと言えるかもしれないが、談話(discourse)分析の点からはおかしい。実際の英文を書く際には、単に文法的な規則を守っているということだけでなく、読み手にきちんとわかる英文を書くことが必要となる。この本はその点に的を絞って最も重要な法則を導き出している。200ページに満たない極めて短い本で恐らく数時間あれば読み終わるくらいだが、その分内容が凝縮されているので、時間がない人にとっては最適の英作文入門といってもいいかもしれない。
著者は英作文の専門家ではなく工学部の教授らしいが、MIT Pressなどアメリカの一流の出版社から専門書を出しており、学生の英文の添削も数多く手掛けてきたようなので、理系の研究者にとっての「わかる英文」を書くためのプラグマティックな側面についてはよく知悉していると思われる。
途中に挿入されている「切りのいいところでやめてはいけない」(次に書き始めるときにエンジンがかかるまでに時間がかかってしまうから)などのアドヴァイスもなかなか頷けた。