著者のイワシに関する調査研究をまとめたものですが,イワシの豊凶がこれ程変化の大きなものとはびっくりです.もし,人口がこれ程までに大きく変化したら大変なことになるでしょう.
著者はイワシの予報官として豊凶をピタリと当てるそうですが,それも長年にわたる地道な調査の結果かと思うと,世の中にはいろいろなことを研究している人がいますが,それぞれ役に立っているということを実感します.
どのような読者を想定して書かれた本なのか,何とも言えないのですが,イワシの意外な一面がいろいろとありますので,知識として面白いかもしれません.
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イワシの自然誌: 海の米の生存戦略 (中公新書 1310) 新書 – 1996/7/1
平本 紀久雄
(著)
- 本の長さ183ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1996/7/1
- ISBN-104121013107
- ISBN-13978-4121013101
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1996/7/1)
- 発売日 : 1996/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 183ページ
- ISBN-10 : 4121013107
- ISBN-13 : 978-4121013101
- Amazon 売れ筋ランキング: - 394,873位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 43位水産学
- - 1,724位中公新書
- - 5,963位生物・バイオテクノロジー (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2003年12月2日に日本でレビュー済み
著者は千葉県水産試験場の研究者としてイワシについて調査してきた人物。「イワシの予報官」の綽名を持ち、今年どこでいつごろイワシが獲れるか、あるいは獲れないかピタリと当ててみせるという。本書では長年の経験を生かし、イワシの豊凶の原因について解説している。
イワシは数十年ごとに豊凶を繰り返すことで知られる。従来は気候や黒潮の流れの変化が原因と考えられていた。しかし平本氏はイワシ自身の生態を要因として取り入れている。産卵場の変化、群れの密度と成長速度の関係などが重要だと述べるのである。単純な環境要因だけでなく生物としてのイワシに注目した点は高く評価されるべきであろうし、説得でもある。ただ本人も認めているように、平本氏の説が必ずしも正しい解答であるというわけではない。説明しきれない部分、矛盾する部分が少なからず残っている。そのあたりの難しさを教えられた。
イワシの数の多さと生存率の低さには驚いた。
イワシは数十年ごとに豊凶を繰り返すことで知られる。従来は気候や黒潮の流れの変化が原因と考えられていた。しかし平本氏はイワシ自身の生態を要因として取り入れている。産卵場の変化、群れの密度と成長速度の関係などが重要だと述べるのである。単純な環境要因だけでなく生物としてのイワシに注目した点は高く評価されるべきであろうし、説得でもある。ただ本人も認めているように、平本氏の説が必ずしも正しい解答であるというわけではない。説明しきれない部分、矛盾する部分が少なからず残っている。そのあたりの難しさを教えられた。
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