著者の市川さんはあとがきで人間は生活に困らない程度は
論理的に合理的に判断できる一定の能力を持って生活しているだろうことを疑われてます。
この書物を読めば人間は普通に間違った判断をしていることを思い知らされる。
例題に出された実験内容の問題にうまく答えられたから大丈夫だろうと誰も安心なんてできません。
抽象的問題の試験では回答率が低いのに具体的に問題を変更すれば回答率が高くなることを
どのように学者さんたちが考えているのかもか説明されており面白い。
このように考えるべき方法を規範と言い、実際にどう考えているかを調べるのは記述と言うそうです。
規範にあたるのはいわゆる論理学です。記述にあたるのは心理学や経験科学に分類されます。
それぞれの章で論理学・帰納法・確率・認知心理学の成果を用いながら説明されており
平易であるのみならずハッキリと書かれているので好感を持ちます。
事前に知識がない方でもある程度の内容までは理解できる配慮がされています。
現実に新聞の社説やニュースに出てる知識人たちを見ると高学歴や頭の良さそうな人は多いけど
論理的能力は長い時間をかけてもそう簡単に育つものではないと思いますね。
頭の悪い私から見てもほんとに賢いの?と何度も思います。
それくらいこの本で紹介されている認知の癖を自覚するのは難しいと言える。
ちょっと考えればわかる認知の持つ癖に流されないし
生活に困らない程度の論理的能力くらいあるよと思いがちかもしれません。
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考えることの科学: 推論の認知心理学への招待 (中公新書 1345) 新書 – 1997/2/1
市川 伸一
(著)
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- ISBN-10412101345X
- ISBN-13978-4121013453
- 出版社中央公論新社
- 発売日1997/2/1
- 言語日本語
- 本の長さ186ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1997/2/1)
- 発売日 : 1997/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 186ページ
- ISBN-10 : 412101345X
- ISBN-13 : 978-4121013453
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2020年4月16日に日本でレビュー済み
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2016年8月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
推論する営みを、論理学的な側面、確率論的な側面、認知心理学的側面の三方向から考察する。
推論は、思考が十分に発達していない幼児ですら生得的に行う営みであるから、
非論理的、非確率的、非認知的に遂行することは可能だろう。
とは言え、この三方向から個々人における推論の在り様を見直すこと有益である。
推論の精度をぐっと高めることになろうし、人によってその精度に巧拙が生じることの謎を繙くヒントになる。
自己のメタ認知力を理解して、より深める上では良い入門書になると思う。
蛇足だが、読解力の高低は、認知力の洗練具合を知る重要な指標になると思う。
難解な書に挑戦する意義もここにある。
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推論の精度をぐっと高めることになろうし、人によってその精度に巧拙が生じることの謎を繙くヒントになる。
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蛇足だが、読解力の高低は、認知力の洗練具合を知る重要な指標になると思う。
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2020年6月21日に日本でレビュー済み
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人間の思考の複雑さを認識しました。形式的には間違いである推論をしやすいものの、むしろ、文脈的には正しい推論もたくさんある等。経験論ではなく、科学的なエビデンスがあり、内容も信頼が置けます。
2012年3月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間が「推論」する際にどのようなメカニズムが働き、どのような間違いを起こすのか。
この問題を冷静に、且つわかりやすく語る本。
認知不協和について勉強したく、色々探していたら、この本に出会いました。
実際には認知不協和のみでなく、確率統計や帰納的推論の話が主となっており、
頭の体操的なクイズ問題も多く取り上げられている。
認知心理を突き詰めていくと、「人間は誤解をしやすい動物だ」とバカにされているように感じることもある。
確かに著者も認めているが、「だからこそ人間のメカニズムを知り、より洗練されて行くのに役立つ」と語っている。
地味だけれど味わい深い1冊。
ということで★4つです。
この問題を冷静に、且つわかりやすく語る本。
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頭の体操的なクイズ問題も多く取り上げられている。
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確かに著者も認めているが、「だからこそ人間のメカニズムを知り、より洗練されて行くのに役立つ」と語っている。
地味だけれど味わい深い1冊。
ということで★4つです。
2019年11月3日に日本でレビュー済み
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論点が多いのでちゃんと定着させるためには内容をまとめて整理しないといけないなぁとは思うけど行動ファイナンスも勉強したいと思う僕には示唆に富んだ本だった。
2014年10月11日に日本でレビュー済み
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この本を読むことによって、認知心理学の基本を理解できたと思う。
2018年3月29日に日本でレビュー済み
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本書の構成は大きく以下の3つから成り立つ。
1.人間は論理的に推論をするのか
2.確率的な推論
3.知識、感情、環境が及ぼす推論
各章ごとで明確な命題があるため、本書から学べることは多々あるだろう。
1.人間は論理的に推論をするのか
2.確率的な推論
3.知識、感情、環境が及ぼす推論
各章ごとで明確な命題があるため、本書から学べることは多々あるだろう。