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国土計画を考える: 開発路線のゆくえ (中公新書 1461) 新書 – 1999/2/1
本間 義人
(著)
- ISBN-104121014618
- ISBN-13978-4121014610
- 出版社中央公論新社
- 発売日1999/2/1
- 言語日本語
- 本の長さ241ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1999/2/1)
- 発売日 : 1999/2/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 241ページ
- ISBN-10 : 4121014618
- ISBN-13 : 978-4121014610
- Amazon 売れ筋ランキング: - 749,796位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,693位中公新書
- - 4,666位政治入門
- - 70,545位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年6月27日に日本でレビュー済み
物々しいタイトルだが著者の主張は明快である。すなわち過去、そして現在の国土計画などというものは国の財界に対するサービスに過ぎない、ということである。政官財の癒着、地方の空洞化と中央への依存、採算の取れない開発。いずれも使い古されたキーワードだが、これらは国土計画の結果にあまりにもぴったりとはまる。初めは理想があった。しかしこれらが計画倒れに終わり、政治家は資金を、財界は減税を、官僚は天下りポストを得るだけの計画になったのは誰のせいか。それは無関心を決め込む最大の被害者でもあり加害者でもあるわれわれ国民ではないか?
2015年10月20日に日本でレビュー済み
毎日新聞出身で、九州大学大学院教授(当時:都市政策)、法政大学名誉教授(現)の本間義人(1935-)による全総概説。
全国総合開発計画=通称「全総」は、戦後日本の国土計画の中核であり、自民党政権による公共事業への投融資推進の根拠であった。
五全総と呼ばれる「二十一世紀の国土のグランドデザイン」が1998年3月に閣議決定された後の1999年に本書は刊行された。構成としては一全総から四全総までの策定の経緯と内容、それぞれが残した負の遺産を紹介しながら、五全総を批判的に検証するという流れとなっている。本書の内容は各章のサブタイトルを読めば、ほぼ理解できるだろう。
特に中曽根内閣が主導して策定された四全総に対しては厳しい評価をくだす。出版された1999年は、バブル崩壊後の不況真っ只中であり、リゾート法に端を発する無思慮な開発計画が次々に頓挫し、朽ち果ていくのをまざまざと見せつけられていた頃であるだけにやむをえまい。
第6章以降の21世紀に向けた国土計画への提言の部分は、現時点(評者が読了した2015年)からすると色あせた議論という風にうつる。
しかしながら、整備新幹線の凍結解除、リニア着工といった伝統的な交通インフラ整備と東日本大震災以降の国土強靱化を合い言葉にした自然災害対策に莫大な予算がつけられている状況を見るに、「あるべき国土像」と「国土計画」がどこまでいっても「全総的」になっているように思える。
戦後史を語る上で、全総は欠くべからざる要素であり、その概説という点でコンパクトにまとめられている。
全国総合開発計画=通称「全総」は、戦後日本の国土計画の中核であり、自民党政権による公共事業への投融資推進の根拠であった。
五全総と呼ばれる「二十一世紀の国土のグランドデザイン」が1998年3月に閣議決定された後の1999年に本書は刊行された。構成としては一全総から四全総までの策定の経緯と内容、それぞれが残した負の遺産を紹介しながら、五全総を批判的に検証するという流れとなっている。本書の内容は各章のサブタイトルを読めば、ほぼ理解できるだろう。
特に中曽根内閣が主導して策定された四全総に対しては厳しい評価をくだす。出版された1999年は、バブル崩壊後の不況真っ只中であり、リゾート法に端を発する無思慮な開発計画が次々に頓挫し、朽ち果ていくのをまざまざと見せつけられていた頃であるだけにやむをえまい。
第6章以降の21世紀に向けた国土計画への提言の部分は、現時点(評者が読了した2015年)からすると色あせた議論という風にうつる。
しかしながら、整備新幹線の凍結解除、リニア着工といった伝統的な交通インフラ整備と東日本大震災以降の国土強靱化を合い言葉にした自然災害対策に莫大な予算がつけられている状況を見るに、「あるべき国土像」と「国土計画」がどこまでいっても「全総的」になっているように思える。
戦後史を語る上で、全総は欠くべからざる要素であり、その概説という点でコンパクトにまとめられている。
2004年4月18日に日本でレビュー済み
戦後経済の発展に伴い、生活環境充実・地方振興のための国土開発計画:全国総合開発計画が作られた。しかし、これらが経済計画からブレークダウンされた物で、過去度々修正されたのにも関わらず国民生活・地方生活に寄与せず、その逆に首都一極集中や地方の乱開発と失敗をもたらした様を一全総(1962)から五全総(1998)に渡って検証している。
これを下に後半はこれからの国土開発の見直しと方向性をしめし、日本人としての生活環境を考察している。
経済一辺倒の国土開発を改め、農業・田園都市・地方分散などの生活大国日本へ向けての基礎作りを提案している著書といえる。
これを下に後半はこれからの国土開発の見直しと方向性をしめし、日本人としての生活環境を考察している。
経済一辺倒の国土開発を改め、農業・田園都市・地方分散などの生活大国日本へ向けての基礎作りを提案している著書といえる。