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安心社会から信頼社会へ: 日本型システムの行方 (中公新書 1479) 新書 – 1999/6/25

4.0 5つ星のうち4.0 146個の評価

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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1999/6/25)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1999/6/25
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 253ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121014790
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121014795
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 146個の評価

著者について

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山岸 俊男
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
信頼というのが実は護られた組織あるいは社会での安心であって、その安心のある社会では維持するためのコストが多分にかかる。そういう社会が日本の古き良き集団主義のように見えるが、心理実験によって検証すると個人主義的な日本人の姿が浮き彫りになり、常識を覆す論が展開される。
1999年の発刊で20年以上前の本だが、派閥とか組織とか排他的な仲間意識はまるで人間の本性のように令和の現在でもまだ生き続けていて、読んでいても新鮮である。2020年で11刷。実験によって信頼という目に見えない心の動きを明らかにして、安心との違いを明確にし、論旨明解に説明がなされる。
著者が取り組んだ多数の心理実験が紹介され勉強になる一方、こういう実験の記述に慣れない人には最初読みにくいかもしれない。ふわっとした印象で語って根拠が曖昧な無数の本よりは、実験を元に科学的に説明しているので言葉の重みが全く違う点が本書の眼目だと思う。

社会的不確実性が増えると安心を求める体制となり、それを維持するための費用が増えていっても安心のある状態から抜け出せなくなるという。ある組織の中で不確実性を取り除き安心した関係が築けるようになるのは良いことだが、この関係のためには人の行動を管理するのに費用がかかる。本書ではこれを機会費用と呼んでいる。一方で社会的不確実性が大きい状態のままであれば、それはそれで取引先のことを調べるために費用がかかるということが起こる。本書ではこの費用を取引き費用と呼ぶ。
社会的不確実性を減らすために人は安心できる組織を作り、組織間の安心のために業界団体を作り、さらに利益を求めた挙げ句、組織それぞれの機会費用を減らすために業界団体で談合するようなことが起こる。そんなことを思った。これも本書の話とはずれるが『カーボン・アルマナック』(ゴーディン編)において既存のエネルギー業界が二酸化炭素濃度上昇にも関わらず存続しようとするのは、資材から建設、運用の教育まで幅広い団体を取り込んで巨大な業界を成しているためで、その根深さを理解して問題に取り組む必要性を指摘する。つまり固定したシステムは規格によって他のテクノロジーを排除し、専門企業がサブシステムに投資して細部を最適化し、システムを運営するための専門教育が行なわれ専門家を養う。変化から得られる利益よりも失うものが大きい既存プレイヤーがより多い状態になるという。
安心と信頼のテーマから話は逸れてしまったが、組織間の不確実性を取り除いて安心できる関係は、事故の危険を過小評価するような作用も生み、未曾有の人災の原因にもなるとすれば、その安心の中でのんびりと構えてはいられないのは明らかだ。安心な状態が危険を育んでいるという笑えない皮肉である。

社会的な不確実性を避けるために特定の相手と継続的な関係を続け安心を得る方策は、その関係の外側の人に対する信頼を低下させる働きもあるようだ。売り手と買い手の取り引きという形をとった、著者らの心理実験を元に説明がなされる。売り手はコンピューターが担い2人設定され、一人は良い人、もう一人はひどい人で後者は買い手つまり被験者から巻き上げを行うようになっている。両者と20回の取り引きを行い、21回目からこのひどい人から安い商品を売る第三者に交代する。この時、巻き上げがある不確実性の高い条件と巻き上げのない不確実性が低い条件に分けられ、被験者はこの安く提供してくれる第三者と取り引きを始めるか、高くても良い人と取り引きを継続するかを検証する。結果は不確実性の高い条件だと価格が高くても良い人と取り引きを行う傾向が見られたという。アメリカと日本で行なわれていずれも同じような結果だった。更にこの良い人と強い関係を築いた被験者ほど、21回目から参加した第三者への信頼は低い傾向にあったという。
ちょっとややこしいが、安心できる関係つまり不確実性の低い関係を重視すると同時に外部の人への不信が高くなることが分かった。

この安心できる関係はコスト(機会費用)がかかる。不確実性を取り除くために、例えば監視によって行動制限を課すようなことが起こるが、自由と引き換えに安心を担保するのはどうかという。確かにそれは困る。本書は1999年以前の状況を反映しているが、日本はこの安心を担保するために機会費用が急速に高まっているという指摘。それから20年以上経った令和の時代はどうだろうか。SNSの登場により安心だけに安住しない、本書が望む一般的信頼が価値となる世の中が来ているような気がするが、その見方は楽観的だろうか。安心できる関係性を作ってその関係内では容易に取り引きができる状況は本書では改めるべきだとされ、無駄な費用がかからない社会を目指すように促す。令和の現在はどうなったか、本書と見比べてみても面白い。費用を抑えられるとして、利益追求により個人は自立して自由に働ける一面、社会、企業の大組織を前に個人の力は無力であり孤立して路頭に迷うこともこの20年であぶり出された。というよりは資本主義の行き過ぎによって個人の力は無力化された上で、表向き自由ということにして孤立してしまったというべきかもしれない。

本書では外部への信頼を醸成するために当時の状況を心理実験によって検証する。例えば、他者への信頼が強い人はお人好しなのか、教育の程度と他者への信頼、囚人のジレンマ問題と他者への信頼についてなど。お互いを信頼すれば最も得をし、信頼できなければ損をする囚人のジレンマ問題では、他者への信頼が強い、日本ではお人好しだと思われるような人ほど他人の行動を正確に判断していた。また別の実験で教育年数が高いほど他者への信頼が高いことも示される。これらの証明が順を追って示されていて納得感がある。

集団内で人間関係をうまく対応できる人が他者への共感性が高く外部への信頼が高いかというと、全く逆の結果になったのも面白い。安心できる環境内でうまく他者と関係性が持てるのは、他人に対して不安感が強く常に周りの状況をうかがっているからでむしろ孤独感が強く、社会的なつながりが少ないと感じているようだ。会社などでは人間関係が強く求められるが、これではストレスを強めてしまうのも分かる。

本書では内輪の外に向かう信頼感を高める必要性を説く。日本人のいう信頼は実は関係者間での安心であるという指摘は意外性があり、とても有意義であった。安全が脅かされる昨今、安心はまた見直されているのか、あるいは方向性はしがらみの多い1999年以前に戻りまた人々を苦しめ出すのか。苦しまずに済む第三の展開が訪れてほしいと願うこの頃である。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2024年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
失われた30年と言われる低迷しきった日本経済の原因の一つが赤裸々に説得力を持って語られる。外資系企業と日本企業を比べてみると、個々の能力は日本企業のほうが全然優秀な気もするのだが、現実には、30年間成長しているのは外資系であることに気付く。すべてを「身内」化して、その身内の人間関係に習熟していくこと、これが日本型思考なのだが、これでは、「新規」開拓が非常に遅れる。「身内」でない「外部」に向かっていく思考法やメンタリティが良くわかるように本書では説明されている。また日本人の「集団思考」というのも、案外あてにならない「神話」であることもわかり、条件的には欧米型の思考が「集団協調」を生み出しやすい等々。
しかし、何事も極論はいけない。新規開拓だけでなく安定化もまた大事なビジネスの要素である。「身内化」することは悪いことばかりとは言えない。
第6章の大学生の調査において、「大学の偏差値」と「一般的信頼の平均値」との相関関係を示す議論については、著者の「エラー」だと思う。高学歴と一般的信頼の相関性は認められるのは、なにも高偏差値の大学生が「社会的知性」が高いが故ではなく、現在の雇用統計差別が偏差値差別(第4章)を生んでいるからこそ、高学歴でない人たちは、一般的信頼が持ちえないのであって、能力のせいではないはずだ。著者は高偏差値と一般的信頼性の高さの相関性は、知性によるものだと結論づけている。
2021年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に勉強になる本でした。1999年に初版が出されていますが、この本で述べられている事象は年々強まっているのではないでしょうか。日本は信頼が崩壊しているという言説があることに対して、そうではなく「安心」社会が崩壊しているのだと著者は論じます。

本書では「一般的信頼」という言葉が重要な概念として紹介されていますが、これは見知った人をどのくらい信頼するかではなく、一般的に他の人をどれだけ信頼できるか、見知らぬ人がどれだけ信頼できるか見抜けるということを意味します。これは狭義の信頼にあたるのかもしれませんが、結論から言うと日本人はこの能力をこれから鍛える必要がある、なぜなら、そういう社会環境に日本がどんどんなりつつあるからだ、ということになります。

その理由を端的に述べれば、日本の経済社会が得意としてきた長期的コミットメント方式(企業の終身雇用しかり、取引での系列、グループ化しかり)は「ウチ」と「ソト」を明確に分けることで、「ウチ」の中での不確実性を低下させ安心を生み出してきたけれども、「ソト」に様々な機会があふれるようになってきた、つまり経済学的に言えば長期的コミットメントによる機会費用が大きくなってきた、という社会変化を意味します。たとえば雇用を例にとれば、2-30年前ですと会社の転職は非常に難しかった。つまり受け入れ先を見つけることが難しかったのに対して、現在は転職・引き抜きは当たり前ですし、起業という選択肢も珍しくなくなりました。つまり「ソト」に機会がたくさんあるなら、今の会社でじっと耐え続けながら人生を送り続けることは、あまりに非合理的、非効率的であるということになります。そしてこのように社会が流動的になると、どんどん新しい人と関係を築く必要がありますから、必然的に人間を見極める能力を鍛えなくてはならなくなります。

そして著者は社会的知性という概念を紹介しつつ、社会的知性は大きく2つあること、1つは「ウチ」のなかで見知った人の間の関係性を検知する「関係性検知能力」、もう1つは
見知らぬ人についてその人が信頼できるかどうかを検知する「人間性検知能力」だと紹介します。そしてこれまでの日本社会は前者の「関係性検知能力」に長けていることが重要だったが、社会が流動化し、「ソト」の機会を人々がつかむようになると、それは「人間性検知能力」を鍛えることになるだろうと言います。そしてこれこそが「信頼社会」と著者が呼ぶ未来像です。ただこれはスムーズに実現するとは思えない。なぜなら閉ざされた社会に居心地の良さを感じている人もいるし、あえて情報の非対称性というか、情報を外に出さないことで自分の優位性を保とうとする人がいるからです。

などなど記述は尽きませんが、さすがに一流の学者が書かれた本で、単に理論を披露しているだけでなく、実証実験の興味深い結果を多数紹介しているので、それだけでも一読に値します。しかも素人にも読みやすく書かれていますので、久しぶりに大満足の本でした。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
実験による分析経過の説明は部外者には邪魔だった。
そこを飛ばして読めば、論点は理解出来た。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート