結局征服とは何だったのだろうか…どう言った経緯で現地民は迫害され、強制労働を強要され、ある民族は絶滅し、ある民族は人口を半減させたのか。ポトシ銀山を軸に、展開される悲惨な歴史を、本書を通して知る事が出来た。
意外だったのは、本国側の政府が彼の地の現地民を本国民と同等とし、植民者の横暴をから守ろうとと四苦八苦していた点。結局は財政難と言う問題の前に屈する事になるが、全員が迫害していたわけではないと言う点が印象的であった。
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南米ポトシ銀山: スペイン帝国を支えた打出の小槌 (中公新書 1543) 新書 – 2000/7/1
青木 康征
(著)
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2000/7/1
- ISBN-104121015436
- ISBN-13978-4121015433
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2000/7/1)
- 発売日 : 2000/7/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4121015436
- ISBN-13 : 978-4121015433
- Amazon 売れ筋ランキング: - 809,894位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 259位その他の地域の世界史の本
- - 447位アメリカ史
- - 2,794位中公新書
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上位レビュー、対象国: 日本
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2007年7月17日に日本でレビュー済み
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スペイン人による南米支配は,ピサロのインカ征服に始まる.エルドラドを目指してたどり着いたインカでは金銀銅をはじめとする金属の地下資源の宝庫であった.ポトシ銀山はその代表であり,ミタ労働と呼ばれる強制労働により採掘がおこなわれた.さらに,水銀アマルガム法による大量の水銀使用は,インディオを死に至らしめた.スペインおよびヨーロッパ諸国はこうした金銀の採掘により多大の利益を得た反面,インディオは深刻な絶滅に至った.本書は客観的な税の数値から銀の産出量と水銀の使用量を示した.その驚くべき使用量は,15世紀から始まる植民支配によるインディオの絶滅を納得させるに十分である.軍による虐殺のみならず,強制労働と水銀中毒は南米社会を激変させた重要な因子であることを本書は知らしめている.