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数学をなぜ学ぶのか (中公新書 1697) 新書 – 2003/5/1
無味乾燥な数学も、その昔の測量や税金の計算から生まれたルーツに溯って見直すと血がかよい、いのちが蘇る。
数学は冷たくて面白くないという人が多いが、そもそも数学が生まれたときは、人間の感情・感覚が濃い影をおとし、カンや経験が入り混じっていた。それが日々新しい現実の課題に鍛えられ、普遍化への道を歩んできた。著者は数学の源にさかのぼり、安寿と厨子王の「自分探し」を連立方程式とみなしたり、架空の名探偵ニュルトンを登場させ、感覚から加速度を導き出す推理を披露したりと、数学の生きた雰囲気を伝えてくれる。
- 本の長さ175ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2003/5/1
- ISBN-104121016971
- ISBN-13978-4121016973
商品の説明
商品説明
実社会で生じる問題や、自然界の現象を数学の領域に持ち込む多元数学を提唱する四方義啓は、本書で歴史、地理、哲学、文学、科学などと数学との深い関わり合いを解説しながら、小学校から高等学校までで学習する範囲を網羅している。物語「安寿と厨子王」から、xとyの連立方程式を、「かぐや姫」から無限大の理論を学び取ることができる。また、ミニディスク(MD)は三角級数を利用して、多大な情報を詰め込んでいるし、デジタルカメラは画像を二進法データとして取り込んでいる。全編を通して、数学の背景に存在する驚くべきドラマが飛び出してきて、我々をひきつけてやまない。
「インドから輸入した数理哲学と、中国からの漢字文化に加えての「かな文字文化」、さらにヨーロッパゆずりの論理を使いこなせるわが国こそが、偉大な先達を超えることが可能なのではないか…」これが、著者の表題に対する答であり、また夢でもある。大胆かつ斬新な発想で語られる、数学の世界。数学に対して興味が沸いてくることは請け合いだ。(冴木なお)
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2003/5/1)
- 発売日 : 2003/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 175ページ
- ISBN-10 : 4121016971
- ISBN-13 : 978-4121016973
- Amazon 売れ筋ランキング: - 335,523位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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著者自身が「数学を学ぶ理由」については、最後に書いてあります。
インドの哲学・中国の漢字文化・ヨーロッパの論理を身に着けている日本人こそ、数学をしなければならないと考えているからです。
この本には、やや専門的な数学的議論も登場しますが、そこは飛ばしても読めます。
「数学」という学問の知識に意味があるのではありません。
数学のもののとらえ方を身に着けることが大事だと思います。
そのために、身近な例をいくつも挙げて、エッセンスを教えてくれます。
しかし内容は既習者向けで、いかに数学が奥深いかといったことが書いてあるだけです。
数学はすばらしい学問だから学ぶのだ、で学生は納得するのでしょうか?
何のために誰に向けて書いた本なのかよくわかりませんでした。