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復興計画 - 幕末・明治の大火から阪神・淡路大震災まで (中公新書(1808)) 新書 – 2005/8/26

3.9 5つ星のうち3.9 11個の評価

日本の都市は街路が狭く、木造家屋が密集し、公園などオープンスペースに乏しい歴史的な都市形態をしていることが多い。そのため、自然災害や大火などによって甚大な都市災害が引き起こされた。地震、戦争、そして明治以降頻発した大火で崩壊した諸都市は、どのような復興計画を立案し、実行してきたのか。安全で暮らしやすい都市環境の整備に知恵と努力を注いだ、近現代日本の復興の歴史を辿り、今後の都市づくりを展望する。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2005/8/26)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/8/26
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 288ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121018087
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121018083
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 11個の評価

著者について

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越沢 明
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越澤明(KOSHIZAWA AKIRA、こしざわあきら)。北海道大学名誉教授、一般財団法人住宅生産振興財団顧問。1952年生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、東京大学大学院博士課程修了、東京大学工学博士。専門は都市政策、都市計画、公共政策。

1989年に後藤新平の帝都復興計画原図を66年ぶりに発見した。東京の都市形成・都市計画史、東京オリンピック、災害復興計画、歴史・景観まちづくりに関する研究の第一人者である。

主な著書は、『東京の都市計画』(岩波新書1991年)、『東京都市計画物語』(日本経済評論社1991年、ちくま学芸文庫2001年)は、東京の都市形成・都市計画の歴史、関東大震災の帝都復興に関する基本図書として、今なお読み続けられている。両書は日本都市計画学会石川賞(大賞に相当)を39歳の最年少で受賞。『満州国の首都計画』(日本経済評論社1988年、ちくま学芸文庫2002年、土木学会著作賞)、『哈爾浜の都市計画』(総和社1989年、ちくま学芸文庫2002年)、『復興計画』(中公新書1995年、日本都市学会奥井賞)、『後藤新平:大震災と帝都復興』(ちくま新書2011年、都市住宅学会著作賞)、『大災害と復旧・復興計画』(叢書震災と社会、岩波書店2012年)、『東京都市計画の遺産:防災・復興・オリンピック』(ちくま新書2014年)など。

都市政策の行政実務に明るい。国の公職歴は、中央防災会議首都直下地震対策専門調査会委員。2001年~2011年、国土交通省の社会資本整備審議会委員に就任、社会資本整備審議会住宅宅地分科会長、社会資本整備審議会都市計画・歴史的風土分科会長(国の住宅政策、都市計画、古都保存行政の審議会長)を務めた。都市再生特別措置法、都市緑地法、景観法、歴史まちづくり法、長期優良住宅法、高齢者住まい法の制定に学識経験者として関わった。

地方自治体の公職歴は、鎌倉市市政功労者、江戸東京博物館運営委員会委員、東京都品川区まちづくりマスタープラン策定委員長、犬山市歴史まちづくり協議会長、美濃市歴史まちづくり協議会長、長浜市歴史まちづくり協議会アドバイザー、守山市大庄屋諏訪屋敷保存委員長、大津市都市計画審議会景観形成専門委員長、富田林市駅南まちづくり協議会アドバイザーなど。松竹株式会社が設置した歌舞伎座再生検討委員会委員など。

主な著書は中国、台湾、韓国で翻訳出版されている。『偽満洲国首都規劃』(欧碩訳、北京、社会科学文献出版社2011年)、『哈爾浜的城市規劃 1898-1945』(王希亮訳、哈爾浜、哈爾浜出版社2014年)、『中国東北都市計画史』(黄世孟訳、台北、大佳出版社1986年)、『東京の都市計画(書名はハングル表記)』(尹伯栄訳、ソウル、韓国経済新聞社1998年)など。中国長春市政府から都市計画顧問の称号、清華大学公共管理学院産業発展與環境治理研究中心(CIDEG)栄誉専家、大連理工大学建築與芸術学院客座教授。中国の都市化(城鎮化)に関する研究は中国で参照・引用されている。

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 本書の解明したことは、「日本の歴史の中で、全国一斉に都市が計画的に建設されたのは、安土桃山・江戸初期の城下町建設とこの戦災復興事業の二度のみである」うちの後者を、行政政策的に跡付け当初の理想が戦後の急成長の中で寧ろ貫徹しなかったという事に尽きるだろう。地方から観れば東京の一極集中はただ眼に剰るだけのものであるものの、その東京にしてからが不十分な都市整備しか実現してこなかった、都市計画においては挫折の歴史を歩んできた事にも却って気付かされる。
 東北震災後、三ヶ月を経て落ち着きを取り戻し復興精神は人々の心に漸く本格的に湧き上がって来る段階にあろうものの、そんなに準備万端でもないことは、実は神戸震災の時にも順番や重点を間違えたという著者の指摘に明らかだ。「災害復興に際しては、まず、都市計画と住宅に絞ってビジョンと方針を早急に、一ヶ月以内に、荒削りであっても素案の形で公表し、それと同時に、建築制限を行い、住民の理解、議会と世論の反応を踏まえながら成案としていくやり方が望ましかった」(246頁)のにそれができなかった、という指摘だ。
 一言で言えば、今こそ「我が国の都市計画、まちづくりの歴史をふり返ると、災害復興の繰り返しであった」、その困難の歴史を振り返る事が次の再建設、新建設に生かされるはずだということである。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幕末・明治以来の災害とその復興への取り組みについて
詳細にわたり説明がなされている。

よく「火事と喧嘩は江戸の花」というが、
江戸時代どころか明治・大正・昭和に至っても、
数千戸が焼失する規模の大火災が
頻発していることを本書で知り、とても驚いた。

大災害から都市を復興させる、都市全体の機能を熟慮した設計と、
官民総力を挙げての協力に基づく区画整理が必要となる。

未曾有の大被害をもたらした関東大震災では、
上記思想に基づき、世界最大規模の帝都復興計画が立案された。
結局は予算を大幅に減らされることにはなったものの、
現在の東京の都市骨格と、公園や公園施設整備の骨格の重要な基礎となった。

著者はこうした復興計画の思想が、
1995年に起きた阪神淡路大震災の時に活かされなかった、と述べている。

2005年出版の本なので、本書には記載がないが、
おそらく東日本大震災でも同様のことが言えるだろう。

なお、2015年の元日に放映した、NHKスペシャル
『カラーでよみがえる東京〜不死鳥都市の100年』
が本書を読むきっかけとなった。以下参考まで。
http://www.nhk.or.jp/special/phoenix/
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年10月16日に日本でレビュー済み
復興について詳しい説明がある。
復興の一貫として防災についても一部触れている。

日本全国津々浦々,参考文献と整理した情報は貴重。

なぜ、うまく施策が機能しないのだろう。
法律とお金でものを考える癖がよくないのではないだろうか。
2011年7月10日に日本でレビュー済み
震災復興、戦災復興に関わる客観的事実をもとにかかれています。

著者も言うように、都市計画への社会のあまりにも薄い関心が本当にもったいないと感じさせる。

東日本大震災での復興計画の遅れも、世間に対する都市計画への認識の薄さと資料の少なさなども原因のひとつ。

そして、関東大震災復興時の後藤心平さんのようなリーダー不在も原因のひとつ。

あまり、普通の方が読まない部類のジャンルかもしれませんが、都市に生活する人にとって、しっかり把握しておいたほうがよいことばかりです。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年9月19日に日本でレビュー済み
 著者は、1952年(昭和27年)生まれ。東京大学工学部都市工学を卒業、現在は北海道大学工学部教授の職にある。岩波新書『東京の都市計画』等多数の著書があり、また国土交通省の社会資本整備審議委員会委員をつとめる等、都市計画の専門家として多面的で活躍中。
 本書は、日本の都市における復興計画がをテーマ。地震、火災、風水害、津波等に遭遇した都市が、如何にして復興(被災前に戻す「復旧」ではなく)したかを辿っている。本書のテーマは多種多用。地域は全国にわたる。都市の復興計画で有名なのが、後藤新平東京市長(当時)による関東大震災後の東京。おなじみの「昭和通り」は、震災復興後に整備された幹線道路のひとつで、幅員は22-44メートルで完成をみた。「このような広い道路は不要」と、老政治家や一般市民は当時としては、広すぎる道路計画に批判の矢を向けた。しかし、それを抑えて計画は断行され、「昭和通り」は、今日でも有功に機能している。戦災後の名古屋の100メートル道路も同様に批判された。計画実現にリーダーシップを発揮したのが、都市復興の責任者であった田淵寿郎。このように、都市の復興にあたり業績を残した先人の名が、きちんと記録されているのも本書の特色である。一方、失敗の事例もある。鳥取市は、1943年(昭和18年)大地震にあった。戦時下という事情もあり、復興は充分でなくメインストリートの若桜(わかさ)街道の幅員は、計画が22メートルであったものが、13.5メートルにとどまった。鳥取市は1952年に大火に見舞われるが、防火ブロックが形成されていなかったことから、被害を大きくした。
 道路にだけではない。本書は、耐火建築物、公園・緑地等についても書かれていた。なお、最終の第7章では、まだ記憶も生々しい阪神淡路大震災後の神戸市等の復興を紹介している。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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