新刊書専門の書店に注文したところ、もう手に入らないとの
ことでした。Amazonさんで扱っていたのでほっと一安心です。
この本のお蔭で、ブリュージュがブルゴーニュ公の支配を受けて
いた事を初めて知りました。
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ブリュージュ: フランドルの輝ける宝石 (中公新書 1848) 新書 – 2006/5/1
河原 温
(著)
ブリュージュ、このフランドル地方の都市は、中世において商業や文化の中心地として、訪れた人々を驚かす活況を呈していた。市内に張りめぐらされた水路網を通じて各地から多彩な商品が運び込まれ、街は豪奢で美しいゴシック建築で満ち溢れていった。こうした都市空間の整備と文化の振興は、フランドル絵画に代表される「もう一つのルネサンス」の華々しい開花を準備する。〈北方のヴェネツィア〉の歴史的豊かさを活写。
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/5/1
- ISBN-104121018486
- ISBN-13978-4121018489
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/5/1)
- 発売日 : 2006/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 244ページ
- ISBN-10 : 4121018486
- ISBN-13 : 978-4121018489
- Amazon 売れ筋ランキング: - 452,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 184位フランス史
- - 199位ヨーロッパの地理・地域研究
- - 1,923位中公新書
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1円の定価がついていましたが、送られてきたのは裏表紙がしわのある粗雑な本でした。351円(送料込み)の価値がありません。
2011年7月21日に日本でレビュー済み
ベルギーといえばイギリスやフランス、ドイツといった近代史を構成する諸国に押され見落としがちですが
中世のいわゆる「商業の復活」期にはジェノヴァと結ばれ、ヨーロッパ「世界」商業の中心でした
また産業革命の時期もだいぶ早く、ナポレオンが引導を渡されたワーテルローもベルギーです
そう考えると、こうした「小国」を理解することも重要だと考えさせられました。
中身に関しては、著者が歴史学者ということもあって実証的に、詳細な歴史叙述がなされています。
私みたいに歴史書として手に取る人には読み応えがあります。
が、その分他の方も言われるように文章は固めです。
加えてこれからブリュージュを旅するための「ガイドブック」としては不向きです。
まあそこが星マイナス1ですかね
むしろヨーロッパ史を学ぶ人にこそ読んで欲しい
中世のいわゆる「商業の復活」期にはジェノヴァと結ばれ、ヨーロッパ「世界」商業の中心でした
また産業革命の時期もだいぶ早く、ナポレオンが引導を渡されたワーテルローもベルギーです
そう考えると、こうした「小国」を理解することも重要だと考えさせられました。
中身に関しては、著者が歴史学者ということもあって実証的に、詳細な歴史叙述がなされています。
私みたいに歴史書として手に取る人には読み応えがあります。
が、その分他の方も言われるように文章は固めです。
加えてこれからブリュージュを旅するための「ガイドブック」としては不向きです。
まあそこが星マイナス1ですかね
むしろヨーロッパ史を学ぶ人にこそ読んで欲しい
2013年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベルギー・オランダに旅するにあたり、1300年~1500年頃のヨーロッパの中心はフランドル地方(今のベルギー)にあり、その中心がブルッヘ(ブルージュのこと)でした。なぜブルッヘが中心都市でありえたのか、またその地から輩出した画家ヤン・ファン・エイクが油絵の技法を確立した人であったこと、などからブルッヘへの関心が高まりました。この本のタイトルの副題「フランドルの輝ける宝石」に魅了され買い求め、詳細に目を通しました。旅の最後がブルッヘ、500年以上前の街並みと運河の一部が修復され、その当時の雰囲気を体感することができました。ガイドさんの説明以上の深い解説がこの本より得られていた為、当時のフランドル人になったような感覚で街の風景が見渡せ、運河クルーズも楽しみ、教会建築物のもつ意味などが鮮明に頭と体に入ってきました。
皆さんも本を読んで世界の街を散策しませんか!
皆さんも本を読んで世界の街を散策しませんか!
2013年11月27日に日本でレビュー済み
専門的でありながら読みやすいというバランスのとれた本。ベルギーに留学した筆者ならではの視点が随所に光る。
2006年11月23日に日本でレビュー済み
おそらく普通の旅行者が、これを持ってブリュージュに出かけたとしたら、周りの風景の全体像をトータルに受け止める前に、足が一歩も前に進まず、大学の教養課程の授業を受けているようで、頭が痛くなってしまうのではないでしょうか。巻末のお勧めをくくっているうちに、割り当てられた一日が、あっという間に過ぎてしまうのかもしれません。といってもいいほど、ドライな本です。この作品は、むしろ中世のこの場所に生み出された都市の生誕についてのミニ百科事典のようなものです。数回この街を訪れたことのある私は、まるで大学の紀要誌を読んでいるかのような印象を受けたほどです。巻末にも、専門書としか思えないような、外国語(英仏)の参考文献が満載です。確かに、政治と歴史、地理と地勢、都市の誕生、国際都市としての人の混在、生活、芸術(音楽や絵画)、どれについても相当の知識が詰め込まれています。そして、注意深く読んでいくと、その背後には、それらを整理する著者の独特の視点(都市、中世、欧州についての)が伺われます。ところが、悲しいことに、面白くないのです。ページがまったく前に進まないのです。どうしてなのでしょう?街自体はあれほど観光客がおとづれるわかりやすい場所なのに?これは、相性の問題なのでしょうか?ところで著者は、同じ中公新書のあの”ステファン・ツヴァイグ”の著者のご子息なんですね(あとがき)。確かに、この2冊の間には共通するものがあります。