何年か前に、鉄道雑誌で連載をされていた方の書籍です。
頑固親父の自信たっぷりな書きっぷりです。このみが別れるのではないでしょうか。
現場からの文章です。
鉄道オタクさんの気持ちを満足させる文章ではないと思いますよ。
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電車の運転: 運転士が語る鉄道のしくみ (中公新書 1948) 新書 – 2008/5/1
宇田 賢吉
(著)
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購入オプションとあわせ買い
時速一〇〇キロ以上の速さで数百トンの列車を率いて走行し、時刻通りにホームの定位置にピタリと停める……。このような職人技をもつ運転士は、何を考え、どのように電車を運転しているのだろう。また、それを支える鉄道の仕組みとはどのようなものだろう。JRの運転士として特急電車から貨物列車まで運転した著者が、電車を動かす複雑精緻なシステムと運転士という仕事をわかりやすく紹介する。
- 本の長さ272ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2008/5/1
- ISBN-104121019482
- ISBN-13978-4121019486
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2008/5/1)
- 発売日 : 2008/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 272ページ
- ISBN-10 : 4121019482
- ISBN-13 : 978-4121019486
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書、近年流行りの運転シミュレーターに使えるテクニックかと思ったら、いきなり抵抗制御の原理の説明から入る。中学校の物理で挫折した人はこの時点でアウトだ。
そのあとも、どういう原理で動くのかについては詳しいが、非常時(例えば火災や人身事故)の危機管理とか、そういう人的資源についての言及は少ない。
本当に運転士を目指す人と、メカニックがホームグラウンドという人にだけお勧めする。
そのあとも、どういう原理で動くのかについては詳しいが、非常時(例えば火災や人身事故)の危機管理とか、そういう人的資源についての言及は少ない。
本当に運転士を目指す人と、メカニックがホームグラウンドという人にだけお勧めする。
2013年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
商品紹介のコーナーを見れば分かるように、著者は元国鉄ーJR西日本の電車・機関車の運転士を務めた人物。
退職後ということもあってなのだろうけれど、自身の来歴をきちんと細かく紹介しており、その経験に基づいた技術的な文章が職人肌を感じさせる。
電車の交流・直流の違いに始まり、制御方式やブレーキ、勤務シフトなどについても客観的に徹して朴訥と綴っているのに非常に好感を持つことが出来た。
昨今、「現役鉄道マンが始めて明かす鉄道業界のウラ話」のような本がチラホラ見受けられるけれど、そのどれもが著者の実際の所属鉄道会社を明らかにせず、「某大手鉄道会社勤務」などとだけしか記されていないのが何とも疑わしく感じられていた。
在社中の副業で内部事情を明かしてしまうことが規程違反となるから勤務社を明かすことが出来ないのだろうけれど、だからといって、匿名にすれば内部事情を暴露してしまっても構わないだろうという考え方がどうしても受け入れられないのだ。
本書の著者はJRを定年退職してから自身の現役時代の経験を元に本書を著したのであり、本来ならば自身が在職していた勤務先の事情を記してしまうからには、著者がとったように、少なくともその会社を離れてから行うのがせめてものルールであると思われる。
あの宮脇俊三氏も、自身の最初の出版物を刊行するに当たっては、「これまで編集に携わってきた人間として多くの出版物を断ってきた手前、自分の本を自社から出版するわけにはいかない、もしも他社から出版するのなら自社にとどまるわけにはいかない」と、自身の中でしっかりとルールを守り通した上で名著「時刻表2万キロ」を世に送り出しているのだ。
本書と同じように、元運転士・機関士であった人物が定年退職後に自身の経験を振り返って在職中に携わった様々な業務、搭乗機について詳しく振り返っているブログとして有名な「在りし日」というサイトがあるけれど、この著者(1996年まで西武鉄道に勤務)もまた、現職を退いた後に初めてそのようなサイトを立ち上げており、考えられる最悪の場合には内部事情を暴露したとして元勤務先の鉄道会社からクレームを受けかねないことも覚悟しているであろう上で(その危険が本当にあるかどうかは別として)、その責任の下に元現役機関士ならではのプロフェッショナルな文章を綴っている点で、非常に読んだ後の満足度が高いものに仕上がっているのは本書ととてもよく似ている。
インターネットを通じてあらゆる情報が手に入る現在、ちょっと読みかじっただけの知識をもとに「現役時代に乗務したJRの車輌の中ではキハ○×型のマスコン応答が機敏でまったりとしてしつこくなかった。一方EF△□型はノッチを入れた際の挙動に頼りなさを感じてのど越しが良くなく、口の中に雑味が残って好きになれなかった云々、、、」などといった事実無根の文章を書き連ねても(素人相手には)それがまかり通ってしまい得る今日、本書の著者の姿勢をしっかりと見習う必要があるんじゃないだろうか。
もしも今後「元機関士が語る、、、、」という本が著者の来歴を明かさずに刊行されたとしても、実際には著者は碓氷鉄道文化むらでEF63の体験運転を何度か経験しただけなんじゃねーか、などと勘繰ってしまいそうだ。
退職後ということもあってなのだろうけれど、自身の来歴をきちんと細かく紹介しており、その経験に基づいた技術的な文章が職人肌を感じさせる。
電車の交流・直流の違いに始まり、制御方式やブレーキ、勤務シフトなどについても客観的に徹して朴訥と綴っているのに非常に好感を持つことが出来た。
昨今、「現役鉄道マンが始めて明かす鉄道業界のウラ話」のような本がチラホラ見受けられるけれど、そのどれもが著者の実際の所属鉄道会社を明らかにせず、「某大手鉄道会社勤務」などとだけしか記されていないのが何とも疑わしく感じられていた。
在社中の副業で内部事情を明かしてしまうことが規程違反となるから勤務社を明かすことが出来ないのだろうけれど、だからといって、匿名にすれば内部事情を暴露してしまっても構わないだろうという考え方がどうしても受け入れられないのだ。
本書の著者はJRを定年退職してから自身の現役時代の経験を元に本書を著したのであり、本来ならば自身が在職していた勤務先の事情を記してしまうからには、著者がとったように、少なくともその会社を離れてから行うのがせめてものルールであると思われる。
あの宮脇俊三氏も、自身の最初の出版物を刊行するに当たっては、「これまで編集に携わってきた人間として多くの出版物を断ってきた手前、自分の本を自社から出版するわけにはいかない、もしも他社から出版するのなら自社にとどまるわけにはいかない」と、自身の中でしっかりとルールを守り通した上で名著「時刻表2万キロ」を世に送り出しているのだ。
本書と同じように、元運転士・機関士であった人物が定年退職後に自身の経験を振り返って在職中に携わった様々な業務、搭乗機について詳しく振り返っているブログとして有名な「在りし日」というサイトがあるけれど、この著者(1996年まで西武鉄道に勤務)もまた、現職を退いた後に初めてそのようなサイトを立ち上げており、考えられる最悪の場合には内部事情を暴露したとして元勤務先の鉄道会社からクレームを受けかねないことも覚悟しているであろう上で(その危険が本当にあるかどうかは別として)、その責任の下に元現役機関士ならではのプロフェッショナルな文章を綴っている点で、非常に読んだ後の満足度が高いものに仕上がっているのは本書ととてもよく似ている。
インターネットを通じてあらゆる情報が手に入る現在、ちょっと読みかじっただけの知識をもとに「現役時代に乗務したJRの車輌の中ではキハ○×型のマスコン応答が機敏でまったりとしてしつこくなかった。一方EF△□型はノッチを入れた際の挙動に頼りなさを感じてのど越しが良くなく、口の中に雑味が残って好きになれなかった云々、、、」などといった事実無根の文章を書き連ねても(素人相手には)それがまかり通ってしまい得る今日、本書の著者の姿勢をしっかりと見習う必要があるんじゃないだろうか。
もしも今後「元機関士が語る、、、、」という本が著者の来歴を明かさずに刊行されたとしても、実際には著者は碓氷鉄道文化むらでEF63の体験運転を何度か経験しただけなんじゃねーか、などと勘繰ってしまいそうだ。
2011年3月22日に日本でレビュー済み
想像していたよりも詳細に解説がなされている本でした。
従って、ある程度の予備知識を持っている人であれば楽しめる本だと思われます。
しかし、私のような初心者が読むのには難解であり、読み進めるのが大変でした。
ちょっと興味があるから読んでみようというのには、不向きな本だ思います。
従って、ある程度の予備知識を持っている人であれば楽しめる本だと思われます。
しかし、私のような初心者が読むのには難解であり、読み進めるのが大変でした。
ちょっと興味があるから読んでみようというのには、不向きな本だ思います。
2015年8月23日に日本でレビュー済み
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経験や思い出のことだけが書かれてるのかと思いましたが、裏切られました。
とても専門的で鉄道に興味のある人なら、引き込まれていくほどです。この一冊で、鉄道の全般的なことがわかります。
しかし、電気関係など、ある程度知識がないと、難しいと思います。
私は、目から鱗が落ちる状態でした。
とても専門的で鉄道に興味のある人なら、引き込まれていくほどです。この一冊で、鉄道の全般的なことがわかります。
しかし、電気関係など、ある程度知識がないと、難しいと思います。
私は、目から鱗が落ちる状態でした。
2015年9月1日に日本でレビュー済み
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筆者は見習いとして、蒸気機関車の缶磨きから機関助士、機関士(蒸気、電気)、電車運転士となり主に電車の運転を30年以上してきた。叩き上げの運転士で特急にも乗務しその後指導運転士から指導主任と出世した人で皇室の御乗用列車を運転した経験のある人で運転所の仕事をすべてハークしている。そした筆者が、電車の運転という本を出したので買って読んだ本を読んでの感想は説明が解りやすく説明している。まず自動車と電車の違いそして電車の仕組みから架線レール、信号、ATSなどの保安装置、から運転士の勤務で偏った勤務である事など書かれていた又電車を走らすのに鉄道会社とゆう大きな組織が必要な事。最後に運転士は秒針に追われて走る仕事である。ひたすら走ってやっと定時とゆうのが常識になりつつあるらしい本当にハードな仕事だと思った。電車好きは是非この本買って読んでほしい。
2013年12月2日に日本でレビュー済み
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専門性のある内容が適度に含まれていて、この量で楽しめるのはよかった。
2015年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても細かな運転士の気持ちを表している本だと思います。鉄道に関心の無い方はつまらないかも?