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真珠の世界史 - 富と野望の五千年 (中公新書 2229) 新書 – 2013/8/25
山田 篤美
(著)
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〈内容紹介〉
古来、真珠は高価な宝石で、貴重な交易品だった。
『魏志倭人伝』は邪馬台国の大量の真珠について記し、マルコ・ポーロやコロンブスは日本の真珠に憧れた。
新大陸で新たな産地が発見されると、一大ブームが巻き起こる。
そして二十世紀初め、価格を吊り上げていたカルティエやティファニーに衝撃を与えたのが、日本の養殖真珠だった。
こうして真珠王国日本が誕生する。
本書は誰も書かなかった交易品としての真珠史である。
〈著者からのコメント〉
真珠は日本最古の輸出品のひとつで、最強のジャパンブランドでした。
『魏志倭人伝』は邪馬台国の壱与が五千個の真珠を献上したことを語り、
宋代の『冊府元亀』は日本の遣唐使が真珠を朝貢したことを記しています。
戦後になると、養殖真珠は、焦土と化した日本に外貨をもたらす救世主となりました。
真珠を供給できるのは世界で日本ただ一カ国。
生産量の90パーセント以上が輸出に回され、全世界が日本の真珠にひれ伏しました。
このような歴史にもかかわらず、私たちは真珠にあまりに無関心だったのではないでしょうか。
古来、真珠は、コショウ同様、オリエントを代表する富のひとつでした。
その真珠に西洋人が憧れた時から真珠の狂騒は始まります。
本書『真珠の世界史』で真珠をめぐる西洋人の支配と搾取、日本の養殖真珠の勝利の物語を知っていただき、
今日の日本の真珠産業がかかえる海の問題とその再生への取り組みにも思いをめぐらしていただければ、著者として格別の喜びです。
〈目次〉
はじめに
第1章 天然真珠の世界
第2章 古代日本の真珠ミステリー
第3章 真珠は最高の宝石だった
第4章 大航海時代の真珠狂騒曲
第5章 イギリスが支配した真珠の産地
第6章 二十世紀はじめの真珠バブル
第7章 日本の真珠養殖の始まり
第8章 養殖真珠への欧米の反発
第9章 世界を制覇した日本の真珠
第10章 真珠のグローバル時代
第11章 真珠のエコロジー
あとがき
古来、真珠は高価な宝石で、貴重な交易品だった。
『魏志倭人伝』は邪馬台国の大量の真珠について記し、マルコ・ポーロやコロンブスは日本の真珠に憧れた。
新大陸で新たな産地が発見されると、一大ブームが巻き起こる。
そして二十世紀初め、価格を吊り上げていたカルティエやティファニーに衝撃を与えたのが、日本の養殖真珠だった。
こうして真珠王国日本が誕生する。
本書は誰も書かなかった交易品としての真珠史である。
〈著者からのコメント〉
真珠は日本最古の輸出品のひとつで、最強のジャパンブランドでした。
『魏志倭人伝』は邪馬台国の壱与が五千個の真珠を献上したことを語り、
宋代の『冊府元亀』は日本の遣唐使が真珠を朝貢したことを記しています。
戦後になると、養殖真珠は、焦土と化した日本に外貨をもたらす救世主となりました。
真珠を供給できるのは世界で日本ただ一カ国。
生産量の90パーセント以上が輸出に回され、全世界が日本の真珠にひれ伏しました。
このような歴史にもかかわらず、私たちは真珠にあまりに無関心だったのではないでしょうか。
古来、真珠は、コショウ同様、オリエントを代表する富のひとつでした。
その真珠に西洋人が憧れた時から真珠の狂騒は始まります。
本書『真珠の世界史』で真珠をめぐる西洋人の支配と搾取、日本の養殖真珠の勝利の物語を知っていただき、
今日の日本の真珠産業がかかえる海の問題とその再生への取り組みにも思いをめぐらしていただければ、著者として格別の喜びです。
〈目次〉
はじめに
第1章 天然真珠の世界
第2章 古代日本の真珠ミステリー
第3章 真珠は最高の宝石だった
第4章 大航海時代の真珠狂騒曲
第5章 イギリスが支配した真珠の産地
第6章 二十世紀はじめの真珠バブル
第7章 日本の真珠養殖の始まり
第8章 養殖真珠への欧米の反発
第9章 世界を制覇した日本の真珠
第10章 真珠のグローバル時代
第11章 真珠のエコロジー
あとがき
- 本の長さ309ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2013/8/25
- ISBN-104121022297
- ISBN-13978-4121022295
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2013/8/25)
- 発売日 : 2013/8/25
- 言語 : 日本語
- 新書 : 309ページ
- ISBN-10 : 4121022297
- ISBN-13 : 978-4121022295
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2021年5月3日に日本でレビュー済み
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真珠は一番重要な宝石であったことや、場所によってはサメがいるような海の中に真珠を取りに行くのは、命懸けの勇敢な仕事であったことを知りました。海だけではなく、湖やミシシッピ川のようなところでも真珠が採取されていたことも知り、興味深いです。
2018年6月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
7年ほど前から、真珠の魅力にはまりました。
この期間のコレクションを見た人から、「海賊の宝石箱みたい」と言われるほど、のめりこんでしまいました。
それらを毎日とっかえひっかえ身に着けて楽しんでいます。
真珠関連の本で、ここまで面白いと思った本に出会ったことがありません。
真珠をめぐって世界がどう動いていたのか、大変興味深い内容です。
ファッション史に関しても、男性(ですよね?)のかかれた歴史書では、
はあ?という内容に遭遇することは珍しいことではありません。
が、こちらの本では、私の長年の疑問に的確に答えていただきました。
ほんとによくここまで調べられたものだと感服いたします。
完璧です。いえ、期待を超えた本でした。
この小さな本の中に、真珠についてのあれこれが、ぎっしり詰まっています。
真珠史のみならず、もしこの本が学生時代の歴史の教科書で使われていたら、
ここから多岐に興味が広がって、歴史オタクになっていたかもしれないです(笑)
最初は図書館で借りたのですが、じっくり読みたいと思って、購入しました。
他の方のレビューも高評価ですね。私もよい本に出会えたと思います。
この本を書いて下さった先生、本を紹介していただいた方々、ありがとうございました。
この期間のコレクションを見た人から、「海賊の宝石箱みたい」と言われるほど、のめりこんでしまいました。
それらを毎日とっかえひっかえ身に着けて楽しんでいます。
真珠関連の本で、ここまで面白いと思った本に出会ったことがありません。
真珠をめぐって世界がどう動いていたのか、大変興味深い内容です。
ファッション史に関しても、男性(ですよね?)のかかれた歴史書では、
はあ?という内容に遭遇することは珍しいことではありません。
が、こちらの本では、私の長年の疑問に的確に答えていただきました。
ほんとによくここまで調べられたものだと感服いたします。
完璧です。いえ、期待を超えた本でした。
この小さな本の中に、真珠についてのあれこれが、ぎっしり詰まっています。
真珠史のみならず、もしこの本が学生時代の歴史の教科書で使われていたら、
ここから多岐に興味が広がって、歴史オタクになっていたかもしれないです(笑)
最初は図書館で借りたのですが、じっくり読みたいと思って、購入しました。
他の方のレビューも高評価ですね。私もよい本に出会えたと思います。
この本を書いて下さった先生、本を紹介していただいた方々、ありがとうございました。
2020年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
天然真珠のことが知りたくて、手に取りました。日本の天然真珠の産地から邪馬台国の場所を分析し推理したりこの本はワクワクする冒険譚です。世界各地の天然真珠のことが書かれており、果てしない人間の欲に、暗い歴史もやはり存在していました。
読み返すたびに新しい発見もあります。琵琶湖の淡水真珠に興味を持って改めてこの本を開けば、ちゃんとその記述があります。
新書版ですが真珠の百科事典と言って過言ではありません。
いろいろな賛辞をもってしてもこの本の素晴らしさを伝えきることができず、友人に貸したら返ってこないので、2冊目を買いました。
読み返すたびに新しい発見もあります。琵琶湖の淡水真珠に興味を持って改めてこの本を開けば、ちゃんとその記述があります。
新書版ですが真珠の百科事典と言って過言ではありません。
いろいろな賛辞をもってしてもこの本の素晴らしさを伝えきることができず、友人に貸したら返ってこないので、2冊目を買いました。
2013年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
真珠という1つの視点から、有史以前から現在に至る世界史を網羅したユニークな本だ。
ペルシャ湾Bahrayn島のアコヤ貝の天然真珠が紀元前2千年からの歴史があることから始まり、Cleopatraの真珠のイヤリングの話や、印度の仏塔の仏舎利と一緒に南印のアコヤ貝真珠や内陸の淡水真珠が収められているという話、正倉院には天皇の礼服を中心に4千個の真珠が収納されている話などいずれも興味深い。
魏志倭人伝では、邪馬台国が魏皇帝に真珠を大量に朝貢した話と、アコヤ貝の産地長崎県大村湾の潜水漁法が併記されている所から、大村湾を版図とする邪馬台国は九州に違いないと筆者は言う。
Columbusが南米Venezuelaで真珠の産地を発見した話、下級労働者や罪人が過酷な潜水作業をさせられた話などは初めて知った。Chanelと後にDiorが黒いドレスと真珠の組合せを流行らせたが、ミニスカートの流行では真珠が下火になったとは面白い。
御木本幸吉が養殖真珠で成功した偉業を中学で習ったが、偉業の反面あくどく他者を蹴落としたことを知った。養殖真珠は日本のお家芸だったが、何時しかノウハウが漏れて世界中で養殖真珠が生産されるようになると、亜熱帯の白蝶貝や黒蝶貝が台頭し、日本は真珠の輸出国から輸入国に変わったという。
真珠の歴史に興味のある読者には滅法面白い本だ。
ペルシャ湾Bahrayn島のアコヤ貝の天然真珠が紀元前2千年からの歴史があることから始まり、Cleopatraの真珠のイヤリングの話や、印度の仏塔の仏舎利と一緒に南印のアコヤ貝真珠や内陸の淡水真珠が収められているという話、正倉院には天皇の礼服を中心に4千個の真珠が収納されている話などいずれも興味深い。
魏志倭人伝では、邪馬台国が魏皇帝に真珠を大量に朝貢した話と、アコヤ貝の産地長崎県大村湾の潜水漁法が併記されている所から、大村湾を版図とする邪馬台国は九州に違いないと筆者は言う。
Columbusが南米Venezuelaで真珠の産地を発見した話、下級労働者や罪人が過酷な潜水作業をさせられた話などは初めて知った。Chanelと後にDiorが黒いドレスと真珠の組合せを流行らせたが、ミニスカートの流行では真珠が下火になったとは面白い。
御木本幸吉が養殖真珠で成功した偉業を中学で習ったが、偉業の反面あくどく他者を蹴落としたことを知った。養殖真珠は日本のお家芸だったが、何時しかノウハウが漏れて世界中で養殖真珠が生産されるようになると、亜熱帯の白蝶貝や黒蝶貝が台頭し、日本は真珠の輸出国から輸入国に変わったという。
真珠の歴史に興味のある読者には滅法面白い本だ。
2021年1月4日に日本でレビュー済み
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宝石はイメージが命。天然の時代は数が限定されて希少価値が命だったけど、養殖がさかんになり、更に日本の技術が各国に拡散するとモノそのもの価値は下がる。しかし、映画女優が身につけることでイメージがアップして行った。すべてのファッショントレンドにいえることかも、その流れが勉強できます。
2019年1月27日に日本でレビュー済み
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歴史を真珠という縦軸で見事に切り取っている。そこから浮かび上がるのはあらゆる産業製品が大なり小なりたどる、あるいは辿っている共通プロセスに思える。世界商業史の凝縮版といっても過言ではない。
2019年9月27日に日本でレビュー済み
真珠について、日本で初めて養殖に成功したことなどは知っていましたが、各時代でどういった位置づけにあったのか、どのような変遷を経てきたのか、どのような種類があるのかなど、知らないことだらけでいろいろと勉強になりました。真珠について宝石より一段落ちる大衆的な宝飾品というイメージを何となく持っていましたが、歴史上重要な、最も貴重な宝飾品という時代もあったことなど真珠を見る目も変わりそうです。
真珠と言えば球状というイメージでしたが、いびつな形を活かしたアクセサリーの写真などを見て興味深いなと思いました。カラーの写真が妙に充実している本だなと思いましたが、それぞれの写真の解説が本の随所に歴史とともに紹介されていて、歴史上珍重されてきた様子がより頭に思い浮かべやすくなったなと思いました。
真珠の生産状況や各国の歴史など、異なる多数の分野についてよく調べられ、関連付けられている本だなと思いました。
真珠を軸に歴史を俯瞰した本だったので、この本だけ読むと真珠で歴史が回っているというレベルで世界史を捉えてしまいそうになるかもしれないなと思いました。真珠の取引とそれ以外のモノの取引の比較があればもう少し客観的に見ることができた気がします。貴重であったという質の側面を中心に取り上げ、取引量などの量の側面が薄かったからかもしれません。本のテーマ的にはこうした方がインパクトがあるのだろうとは思いますが。
古代から、中世、近代、現代に至るまで、貴重なものとして、その時代時代で価値の重さを変えながら流通し続けてきた真珠の歴史に触れることができ、読んでよかったと思える本でした!
真珠と言えば球状というイメージでしたが、いびつな形を活かしたアクセサリーの写真などを見て興味深いなと思いました。カラーの写真が妙に充実している本だなと思いましたが、それぞれの写真の解説が本の随所に歴史とともに紹介されていて、歴史上珍重されてきた様子がより頭に思い浮かべやすくなったなと思いました。
真珠の生産状況や各国の歴史など、異なる多数の分野についてよく調べられ、関連付けられている本だなと思いました。
真珠を軸に歴史を俯瞰した本だったので、この本だけ読むと真珠で歴史が回っているというレベルで世界史を捉えてしまいそうになるかもしれないなと思いました。真珠の取引とそれ以外のモノの取引の比較があればもう少し客観的に見ることができた気がします。貴重であったという質の側面を中心に取り上げ、取引量などの量の側面が薄かったからかもしれません。本のテーマ的にはこうした方がインパクトがあるのだろうとは思いますが。
古代から、中世、近代、現代に至るまで、貴重なものとして、その時代時代で価値の重さを変えながら流通し続けてきた真珠の歴史に触れることができ、読んでよかったと思える本でした!