心ある知識人の方々が発信されている現今の日本メディアに対する政府の介入やあからさまな圧力の様子を日々憂いながら過ごしています。
海外メディアでは、記者が政治家と会食するなどということは職業倫理に抵触すると考えられ、反した場合は罰則もあるとのことですが、日本のテレビ局や新聞社には政府に迎合する向きが多数派となっています。われわれが日常の忙しさに押し流され、当たり障りのない<パンとサーカス>に好んで誤魔化されているうちにじわじわと水面下で言論統制が進んでいくのは恐ろしいことです。
東京新聞さんをのぞいてほとんどのメディアで扱わないようですが「I`M NOT ABE」発言で政府からにらまれている古賀茂明さんが先日報道の自由の友賞を受賞されました。これが世界の正視眼です。
我々は、日本におけるメディアと政治の関わり方について学び、意識的にならねばならないと思います。「絶対的権力は絶対的に腐敗する」ものであるならば、警戒と監視に努めねばならず、立憲主義が骨抜きにされるのを防ぎ、自分たちの民主主義を守らなくてはならないと思います。
わたしも非力であり不勉強ですが、この本や信頼できる知識人の方たちが発信してくださる情報をもとに、言論の自由のために、自分にできることをしていくつもりです。
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日本政治とメディア - テレビの登場からネット時代まで (中公新書 2283) 新書 – 2014/9/24
逢坂 巌
(著)
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1953年のテレビ放送開始は、政治家とメディアの関係を大きく変えた。
政治家たちは出演してPRに努める一方、時に圧力をかけ、報道に影響を与えようとする。
佐藤栄作政権で相次いだ放送介入、田中角栄が利用した放送免許、「ニュースステーション」の革命、
小泉フィーバー、尖閣ビデオ流出事件、そして橋下徹のツイッター活用術まで、
戦後政治史をたどり、政治家と国民とのコミュニケーションのあり方を問い直す。
政治家たちは出演してPRに努める一方、時に圧力をかけ、報道に影響を与えようとする。
佐藤栄作政権で相次いだ放送介入、田中角栄が利用した放送免許、「ニュースステーション」の革命、
小泉フィーバー、尖閣ビデオ流出事件、そして橋下徹のツイッター活用術まで、
戦後政治史をたどり、政治家と国民とのコミュニケーションのあり方を問い直す。
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2014/9/24
- 寸法11.2 x 1.6 x 17.4 cm
- ISBN-104121022831
- ISBN-13978-4121022837
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2014/9/24)
- 発売日 : 2014/9/24
- 言語 : 日本語
- 新書 : 376ページ
- ISBN-10 : 4121022831
- ISBN-13 : 978-4121022837
- 寸法 : 11.2 x 1.6 x 17.4 cm
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- - 379位中公新書
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2015年5月16日に日本でレビュー済み
政治家が…
どのようにメディアと付き合ってきたか?
どのようにメディアを利用しようとしたか?
…について、終戦から現代(2013年の参院選あたり)までの変遷を、(新書としては厚い)
350p超にまとめた一冊です。
(例えば、自分に都合の良い情報をどのようにして流すか?反対に悪い情報はどのように
統制するか…そう、実は昔も今と変わらないことを行っています)
なので、メディア面から見た日本政治(政局)の振り返りと言っても良いでしょう。
故にメディアの影響力がどうなのか?も分かりますし、それ故に政治家がどのように利用しようと
したのかも分かります。
現代まで追っかけているので(紙幅は薄いですが)ネットとの関わりについても述べられています。
正直、メディアの影響力については、もう少し掘り下げて欲しい*1)感もありますが、冒頭に書いた
とおり、政治家とメディアの関係を手軽に知ることが出来ます。
その意味では一読の価値有と考えます。
(例えば、政治家は公(党)と私(私設後援会)という、2つのメディア=コミュニケーションのチャンネルを
使い分けていた、という部分は「なるほど、そうだよな」と唸った次第)
*1)「政治」の中に官僚とメディアの関係は含まれていません。官僚が書いたシナリオに政治家や
メディア(=ここではマスコミ)が、乗っている現実を踏まえると、ここを含まないのは論として弱いのでは?
本書の論は「政治家とメディア」だと考えます。
どのようにメディアと付き合ってきたか?
どのようにメディアを利用しようとしたか?
…について、終戦から現代(2013年の参院選あたり)までの変遷を、(新書としては厚い)
350p超にまとめた一冊です。
(例えば、自分に都合の良い情報をどのようにして流すか?反対に悪い情報はどのように
統制するか…そう、実は昔も今と変わらないことを行っています)
なので、メディア面から見た日本政治(政局)の振り返りと言っても良いでしょう。
故にメディアの影響力がどうなのか?も分かりますし、それ故に政治家がどのように利用しようと
したのかも分かります。
現代まで追っかけているので(紙幅は薄いですが)ネットとの関わりについても述べられています。
正直、メディアの影響力については、もう少し掘り下げて欲しい*1)感もありますが、冒頭に書いた
とおり、政治家とメディアの関係を手軽に知ることが出来ます。
その意味では一読の価値有と考えます。
(例えば、政治家は公(党)と私(私設後援会)という、2つのメディア=コミュニケーションのチャンネルを
使い分けていた、という部分は「なるほど、そうだよな」と唸った次第)
*1)「政治」の中に官僚とメディアの関係は含まれていません。官僚が書いたシナリオに政治家や
メディア(=ここではマスコミ)が、乗っている現実を踏まえると、ここを含まないのは論として弱いのでは?
本書の論は「政治家とメディア」だと考えます。
2015年10月11日に日本でレビュー済み
戦後の政局史を概観しつつ、政権から見たメディアの利用を通史的に描き出している。
タイトルのとおりである。ただし、政局概観の部分に紙面を割きすぎて、肝心のメディア論については内容が薄い。
確かに初めて知ることも少なくはないのだが、「なるほど、そういう見方があったか」というような論が展開されているわけではなく、
淡々と概説を述べる本なので、少々物足りない。
そもそも、日本政治とメディアというひねったテーマを読む読者に、政局の概説が必要だと思ったのだろうか。
私は既に知っていることが多く、退屈に感じた。
タイトルのとおりである。ただし、政局概観の部分に紙面を割きすぎて、肝心のメディア論については内容が薄い。
確かに初めて知ることも少なくはないのだが、「なるほど、そういう見方があったか」というような論が展開されているわけではなく、
淡々と概説を述べる本なので、少々物足りない。
そもそも、日本政治とメディアというひねったテーマを読む読者に、政局の概説が必要だと思ったのだろうか。
私は既に知っていることが多く、退屈に感じた。
2014年11月29日に日本でレビュー済み
本書は、鳩山一郎から安倍晋三まで戦後日本政治史を「政治とメディア」という視点で辿る一冊だ。
包括的で、多岐に渡る読み方が可能なため、全体を要約するのが難しいのだが、とくに興味深かったのは、新聞、ラジオ、雑誌、テレビ、そしてインターネットとメディアが発達していくと共に、政治とメディアの関係が変容していく点である。
テレビの登場と共に、政治とメディアの関係が徐々に変わっていく。自民党の派閥政治の中で、弱小派閥から生まれた首相は、権力争いに勝つために、地盤をたしかなものにするために、テレビを利用するようになる。
それだけではない。新聞記者を通して国民とコミュニケーションをとってきた政治家が、その介入を嫌い、テレビを使った直接的なコミュニケーションを好むようにもなるのである。それはニクソンショック以降、新聞と激しい対立にあった佐藤栄作が顕著な例だろう。佐藤は、退陣のテレビ記者会見の際、多くの新聞記者が参加しているのをみて「テレビカメラはどこかね。……新聞記者の諸君とは話ししないようにしているんだ。違うんですよ、僕は国民に直接話したい。新聞になると文字になると違うから」と語っている。
政治がテレビを利用する中で、「小泉劇場」以降が顕著なように、メディアは政治家のキャラクターやパフォーマンスに注目した報道を行うようになる。バラエティ番組に出演する数々の政治家、スキャンダル、数多の失言など、メディアを利用してきた政治家たちが、メディアによって面白おかしく報道されるようになるのである(もちろんその背景には、無党派層を獲得しようとする政治側の思惑もあるのだが)。
新聞記者の介入を嫌い、テレビのイメージを嫌った政治家がたどり着いたのが、ブログの開設やtwitterアカウントの取得、ニコニコ動画の出演など、インターネットを利用することだった。いまだマスメディアほどの影響力はないと言われるネットだが、ネット選挙運動解禁など、少しずつではあるがメディアとしての影響力を持ち始めている。衆議院議員総選挙が控えるいまだからこそ、政治とメディアの歩みを辿り、これからの政治を読み解く新しい視座にしたい。
【Reviewed By Synodos/シノドス】
包括的で、多岐に渡る読み方が可能なため、全体を要約するのが難しいのだが、とくに興味深かったのは、新聞、ラジオ、雑誌、テレビ、そしてインターネットとメディアが発達していくと共に、政治とメディアの関係が変容していく点である。
テレビの登場と共に、政治とメディアの関係が徐々に変わっていく。自民党の派閥政治の中で、弱小派閥から生まれた首相は、権力争いに勝つために、地盤をたしかなものにするために、テレビを利用するようになる。
それだけではない。新聞記者を通して国民とコミュニケーションをとってきた政治家が、その介入を嫌い、テレビを使った直接的なコミュニケーションを好むようにもなるのである。それはニクソンショック以降、新聞と激しい対立にあった佐藤栄作が顕著な例だろう。佐藤は、退陣のテレビ記者会見の際、多くの新聞記者が参加しているのをみて「テレビカメラはどこかね。……新聞記者の諸君とは話ししないようにしているんだ。違うんですよ、僕は国民に直接話したい。新聞になると文字になると違うから」と語っている。
政治がテレビを利用する中で、「小泉劇場」以降が顕著なように、メディアは政治家のキャラクターやパフォーマンスに注目した報道を行うようになる。バラエティ番組に出演する数々の政治家、スキャンダル、数多の失言など、メディアを利用してきた政治家たちが、メディアによって面白おかしく報道されるようになるのである(もちろんその背景には、無党派層を獲得しようとする政治側の思惑もあるのだが)。
新聞記者の介入を嫌い、テレビのイメージを嫌った政治家がたどり着いたのが、ブログの開設やtwitterアカウントの取得、ニコニコ動画の出演など、インターネットを利用することだった。いまだマスメディアほどの影響力はないと言われるネットだが、ネット選挙運動解禁など、少しずつではあるがメディアとしての影響力を持ち始めている。衆議院議員総選挙が控えるいまだからこそ、政治とメディアの歩みを辿り、これからの政治を読み解く新しい視座にしたい。
【Reviewed By Synodos/シノドス】
2014年11月13日に日本でレビュー済み
なかなか面白く、読みやすい本でした。戦後から現・安倍総理までの日本政治とメディア、特にテレビとの関わりについて詳細に解説されている内容で、これまでの日本政治の歩みを概観できる良書だと思います。様々な問題やスキャンダルを経て、自社連合による「村山首相」誕生により、急激に都市部を中心として無党派層が拡大し、そのため政治家がマスとの直接的なコミュニケーションを取るようになってきた、、、あたりの分析は、とても分かりやすく、「政治素人」の私ですら至極納得することが出来ました。「新書」という制約もあり、やや駆け足過ぎる感も否めない印象を受けましたが、80年代から現在に至るまでの記述には、当時の思い出と相まってとても興味深く読むことができました。折しも、安倍総理が「解散」「消費税10%延期」を打ち出しているとの報道がなされている今、今後の日本政治の行く末とメディアとの関わりが非常に興味深く感じられるようになりました。