しばらく前に、江戸時代の(主に江戸の町の)システムがいかに優れていたかという本が多く出版されて、なんとなく暮らしやすい時代だったようなイメージを持っていた。もちろん江戸末期の安政の飢饉や富士山の噴火などの知識はあったが・・・
この本を読むと、江戸時代の初めから末期まで災害の連続である。徳川幕府も災害の当事者である藩も災害に苦しめられている。
今の日本の環境を考えると、公共事業のありがたみが身に染みた。
一頃、過剰な公共事業が非難され地方の土建屋は窮地に立たされた。
確かに、故郷では道路がよくなったり新しく作られたりして、行ったこともない山の中の滝に簡単に行けるようになったり美しい景色が見られるようになったりしていた。しかし途中1台の車にも出会わない道路もあった。
今でも、故郷の行政はそんな道路の維持費に苦労していると聞いた。
田中角栄の「日本列島改造論」で土建屋の仕事は地方の産業になったが、新たな産業を作り出せないままズルズルと自民党政権は過去の成功体験を踏襲し続けている。
治山治水は江戸時代とは比べ物にならないほどで安全に暮らせるようになったが、膨大な国債が心配の種だ。
プライム無料体験をお試しいただけます
プライム無料体験で、この注文から無料配送特典をご利用いただけます。
非会員 | プライム会員 | |
---|---|---|
通常配送 | ¥410 - ¥450* | 無料 |
お急ぎ便 | ¥510 - ¥550 | |
お届け日時指定便 | ¥510 - ¥650 |
*Amazon.co.jp発送商品の注文額 ¥3,500以上は非会員も無料
無料体験はいつでもキャンセルできます。30日のプライム無料体験をぜひお試しください。
¥946¥946 税込
発送元: Amazon.co.jp 販売者: Amazon.co.jp
¥946¥946 税込
発送元: Amazon.co.jp
販売者: Amazon.co.jp
¥103¥103 税込
配送料 ¥410 6月11日-13日にお届け
発送元: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています 販売者: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
¥103¥103 税込
配送料 ¥410 6月11日-13日にお届け
発送元: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
販売者: KAUZO(嵯峨野株式会社)毎日・迅速・丁寧な発送に心掛けています
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
江戸の災害史 - 徳川日本の経験に学ぶ (中公新書) 新書 – 2016/5/18
倉地 克直
(著)
{"desktop_buybox_group_1":[{"displayPrice":"¥946","priceAmount":946.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"946","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"NybGeNGqBtUNyiO8ag8Jhy4ZnXhutiXHQBc6Gh2nohygJcN96JZmBNEpThEMtHiOkkW5kqeEIIKngZoOP3e8Gx0wfIbdeqJOYJlm4BWnwiVCx1NzZl3JhUY5uhGrHdm09AF2O6kFS6s%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"NEW","aapiBuyingOptionIndex":0}, {"displayPrice":"¥103","priceAmount":103.00,"currencySymbol":"¥","integerValue":"103","decimalSeparator":null,"fractionalValue":null,"symbolPosition":"left","hasSpace":false,"showFractionalPartIfEmpty":true,"offerListingId":"NybGeNGqBtUNyiO8ag8Jhy4ZnXhutiXH1lFLUXHNmxbQSpT0FLuoQvKq9k%2F5sBnTWQnh08bmXlc4CnAHn3SUU8vjdufDqiFRO60ZCzITi8ST3%2FKNOOs6EWWB69HvJFgIzRJkZHDw2vdDrRSUX3YUsENdzH7%2B2uSGfHhxkKIH5Hhk4g2JQLj4UQ%3D%3D","locale":"ja-JP","buyingOptionType":"USED","aapiBuyingOptionIndex":1}]}
購入オプションとあわせ買い
江戸の大火事、富士山噴火、地震、飢饉、疫病……頻発する大災害を人々はいかに生き抜いたのか。災害と防災でたどる新たな江戸時代史
- 本の長さ244ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2016/5/18
- ISBN-104121023765
- ISBN-13978-4121023766
よく一緒に購入されている商品
対象商品: 江戸の災害史 - 徳川日本の経験に学ぶ (中公新書)
¥946¥946
最短で6月11日 火曜日のお届け予定です
残り4点(入荷予定あり)
¥836¥836
最短で6月11日 火曜日のお届け予定です
残り19点(入荷予定あり)
¥1,056¥1,056
最短で6月11日 火曜日のお届け予定です
残り5点(入荷予定あり)
総額:
当社の価格を見るには、これら商品をカートに追加してください。
ポイントの合計:
pt
もう一度お試しください
追加されました
一緒に購入する商品を選択してください。
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2016/5/18)
- 発売日 : 2016/5/18
- 言語 : 日本語
- 新書 : 244ページ
- ISBN-10 : 4121023765
- ISBN-13 : 978-4121023766
- Amazon 売れ筋ランキング: - 270,203位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
16グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年7月8日に日本でレビュー済み
多くの火山帯が存在し、海底にいくつものプレートが重なり合う日本列島は地震の巣と
いえる。また台風や大雨などの天変地異にさらされる災害列島の日本はいつの時代にも
自然災害と隣り合わせで生きてきた。
この本では主に江戸時代に生きた人たちが災害に対してどう考え、行動してきたかを
記したものである。赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りした頃の元禄時代には関東地震・
宝永地震・富士山の噴火という災害が相次ぎ、幕府は藩などを中心とした人や物資
を動員する災害救済システムを作りだした。
また、宝暦・天明期には浅間山の噴火や、天明の大飢饉が発生、このため餓えた貧民が
豪商・高利貸などを相次いで集団で襲撃し金品を奪う、いわゆる「打ちこわし」なる騒動
へと発展していった。
さらに幕末になると、丁度黒船が来航した時期に地震が頻発し、二重の意味で江戸も
幕府も人々も大きく揺れ動き、弱体化した幕府に変わる新たな力が災害救済の流れを
作りだした。
こうして繰り返される災害に、江戸時代の人々が何度も立ち直った経験から学んだ知恵を
現在の私たちは受け継いでいる。彼らの残した教訓を戒めとして活かしていくことがとても
大事なことだと思うのである。
いえる。また台風や大雨などの天変地異にさらされる災害列島の日本はいつの時代にも
自然災害と隣り合わせで生きてきた。
この本では主に江戸時代に生きた人たちが災害に対してどう考え、行動してきたかを
記したものである。赤穂浪士が吉良邸へ討ち入りした頃の元禄時代には関東地震・
宝永地震・富士山の噴火という災害が相次ぎ、幕府は藩などを中心とした人や物資
を動員する災害救済システムを作りだした。
また、宝暦・天明期には浅間山の噴火や、天明の大飢饉が発生、このため餓えた貧民が
豪商・高利貸などを相次いで集団で襲撃し金品を奪う、いわゆる「打ちこわし」なる騒動
へと発展していった。
さらに幕末になると、丁度黒船が来航した時期に地震が頻発し、二重の意味で江戸も
幕府も人々も大きく揺れ動き、弱体化した幕府に変わる新たな力が災害救済の流れを
作りだした。
こうして繰り返される災害に、江戸時代の人々が何度も立ち直った経験から学んだ知恵を
現在の私たちは受け継いでいる。彼らの残した教訓を戒めとして活かしていくことがとても
大事なことだと思うのである。
2016年8月23日に日本でレビュー済み
江戸時代は戦争もなく、鎖国で太平の世の中だった。
しかしこの時代は、水害、飢饉、地震など、むやみに災害が多い。
江戸幕府が真っ先に手をつけたのは、水害の多い関東平野を何とかするため、
東京湾に流れ込んでいた利根川を銚子へ向けて、新たな流れをつくることだった。
しかしそれでもこの時期、元禄関東大地震(1703)、「宝永大地震」(1707)
など、大規模な地震が立て続けに起こり、
宝栄地震のあとには富士山も噴火した。
こういう災害に対して、幕府も各地の領主も、あまり頼りにならなかったという。
家や村同士の共同体単位で災害に対応していたそうだ。
これら地域のリーダーたちの頑張りぶりが主に描かれた良書である。
翻って、今の時代、災害にどう対応するかのヒントも得られると思う。
しかしこの時代は、水害、飢饉、地震など、むやみに災害が多い。
江戸幕府が真っ先に手をつけたのは、水害の多い関東平野を何とかするため、
東京湾に流れ込んでいた利根川を銚子へ向けて、新たな流れをつくることだった。
しかしそれでもこの時期、元禄関東大地震(1703)、「宝永大地震」(1707)
など、大規模な地震が立て続けに起こり、
宝栄地震のあとには富士山も噴火した。
こういう災害に対して、幕府も各地の領主も、あまり頼りにならなかったという。
家や村同士の共同体単位で災害に対応していたそうだ。
これら地域のリーダーたちの頑張りぶりが主に描かれた良書である。
翻って、今の時代、災害にどう対応するかのヒントも得られると思う。