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藤原氏―権力中枢の一族 (中公新書) 新書 – 2017/12/20
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- 本の長さ320ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2017/12/20
- 寸法11 x 1.5 x 17.4 cm
- ISBN-104121024648
- ISBN-13978-4121024640
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2017/12/20)
- 発売日 : 2017/12/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 320ページ
- ISBN-10 : 4121024648
- ISBN-13 : 978-4121024640
- 寸法 : 11 x 1.5 x 17.4 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 85,343位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 403位中公新書
- - 3,610位歴史・地理 (本)
- - 17,649位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1958年 三重県津市生まれ。
1983年 東京大学文学部国史学専修課程卒業。
1989年 東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位修得退学。
1997年 博士(文学、東京大学)。
現 在 国際日本文化研究センター教授。
著 書
『日本古代国家成立期の政権構造』吉川弘文館、1997年。
『奈良朝の政変劇 皇親たちの悲劇』吉川弘文館、1998年。
『摂関政治と王朝貴族』吉川弘文館、2000年。
『一条天皇』吉川弘文館、2003年。
『壬申の乱』吉川弘文館、2007年。
『壬申の乱を歩く』吉川弘文館、2007年。
『平安貴族の夢分析』吉川弘文館、2008年。
『持統女帝と皇位継承』吉川弘文館、2009年。
『藤原道長「御堂関白記」全現代語訳』(全3冊)講談社、2009年。
『古事類苑新仮名索引』吉川弘文館、2010年。
『三条天皇』ミネルヴァ書房、2010年。
『藤原行成「権記」全現代語訳』(全3冊)講談社、2011-2012年。
『藤原道長の日常生活』講談社、2013年。
『藤原道長の権力と欲望「御堂関白記」を読む』文藝春秋。2013年。
『藤原道長「御堂関白記」を読む』講談社、2013年。
『人をあるく 紫式部と平安の都』吉川弘文館、2014年。
『平安朝 皇位継承の闇』角川学芸出版、2014年。
『「旅」の誕生 平安―江戸時代の紀行文学を読む』河出書房新社、2015年。
『現代語訳 小右記 1 三代の蔵人頭』吉川弘文館、2015年。
『蘇我氏 古代豪族の興亡』中央公論新社、2015年。
『戦争の日本古代史』講談社、2017年。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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しかし、長きに及び 藤原氏=極悪人のレッテルが貼られ続けて、今日に至ります。
その蘇我氏は天皇を暗殺し、権力を独裁的に専横していたようです。
これらのことは、天皇にとってもまたその他の一族にとっても決して望ましいことではなく、
日本全体のことを考えたゆえの大きな決断であり、
この間、藤原氏は、ずっと我慢を続けていたが
我慢の限界に達した瞬間、蘇我氏へのクーデターを起こした。
これが、結果的に良かったのかどうかは別にして、
この時点で、すでに藤原氏は天皇を超える権力を有していたが、
天皇に代わる日本の頂点になろうとはせず、常に天皇の側近として天皇家に仕え
明治時代~昭和の初期ぐらいまで一定の権力を保持していた。
何時も疑問に思うのは、天皇の一族である源氏や平氏が高位に昇らず、
天皇一族でない神別氏族 藤原氏が常に高位を独占したのは今でも謎だと言われています。
これは、藤原氏が蘇我氏のように独裁的に権力をほしいままにしたのではなく、
自然と実力だけで高位にのし上がった結果だと思います。
藤原一族が他一族を「あまりのレベルの低さに啞然とした」と
言い張るように...他を絶対に信用できないのです。
もし、藤原氏が大化の改新で天皇に代わって日本の頂点に君臨し、
天皇を従えて日本を統治していたなら、またその後の
歴史は変わっていただろうと推測されます。
上手くいけば大東亜戦争も回避することができたかも???
と著者自らが記す、古代氏族に関する新書の登場です。
今回の主役は、乙巳の変で、その蘇我氏から主役の座を奪っ
た藤原氏となります。
中臣鎌子に始まる膨大な氏族の権勢の変遷を、著者は律儀に
記述して行きます。
中心となるのは、藤原不比等の子である四兄弟を始祖とする、
南家、北家、式家、京家の激しい浮沈の歴史です。
この藤原氏が中心を成す古代日本の権力構造を、著者は天皇
家と藤原氏との間の一体的な補完関係にあると見ています。
そこにおいて特筆されるのは、天皇家の力の範疇に、天皇の
母や祖母といった母系の権威をも含めていることにあります。
そしてその藤原氏でさえ、天皇家から離れて立とうとすると
成立出来ない事例として、恵美押勝の乱が挙げられています。
それ故に、外戚であることがその力の源泉であり、摂関政治
の絶頂期からの急激な変転ともなった訳です。
若いうちにデビューして、コンスタントに官位を上げておか
ないと、一時的な権勢を得ても、その後の一族の反映には繋
がらないことが理解出来ました。
非常に酷(ひど)い「製本」である。こんな製本に値段をつける書籍店の良識を疑う。
何故ならば、熟読するために、机の上で、この酷い製本の文庫本を開いたところ、本が解けるのである。
後半のページのいたるところの化成接着剤が酷い。ほとんどのページが、解ける。
これは、本書の内容を台無しにする出版社の愚行である。
さて、本書は、藤原家の戦略が克明に記されている。そして、この国の文化のあり方が理解できる良書である。
一部の評価に「家系図」が多いことを指摘してあるが、決して、家系図が主体ではない。
親鸞も藤原家の血筋を引いていることが記されており、梅原猛の「親鸞」にも通じる部分が、歴史家の筆で保証されている。
私には、大変興味を持った本である。
蘇我氏と合わせて、読まれることを勧める。
残った北家も兄弟争いを繰り返して結局道長の系統が主流になりますが、権力争いに負けた中関白家末裔の信頼や南家末裔の信西が権力を握った時期もありました。つまり彼らの祖先もしぶとく生き残ってきたわけです。
本書ではそれ以外の藤原氏支流の系図もけっこう詳しくて、興味ない人にはほんとどうでもいいでしょうけど私は興味深く読ませていただきました。
天皇家と姻戚関係を築き、摂関政治で政治の実権を握った道長であるが、天皇家との姻戚関係は六世紀の蘇我氏の時代から綿々と引き継がれたものである。
大化の改新で活躍した中臣鎌足が死の間際に、天智天皇(中大兄皇子)より恩賞として、最高位である大織冠と大臣位および藤原姓を賜る経緯に始まり、
息子の藤原不比等が蘇我氏の娘と婚姻関係を結ぶことで、大臣(オホマヘツキミ)家の尊貴性を自己の子孫の中に取り入れるとともに、
蘇我氏が六世紀以降行ってきた天皇家との婚姻関係の構築による政略を引き継ぎ、十一世紀の道長の摂関政治につながる流れを描く。
本書は「古代国家成立過程から院政期、そして中世の成立までを舞台として、この藤原氏がいかに権力をつかみそれを形を変えながらも後世まで伝えていったか」を描くことで、日本という国家の権力や政治、そして社会や文化の構造を解明しようとするもの。
前著『蘇我氏ー古代豪族の興亡』(中公新書)と合わせて読むことで、蘇我氏〜藤原氏とつながる天皇姻族の流れがよくわかり、倭国から古代日本成立の様子を垣間見ることができるお薦めの書である。