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医学部残酷物語: もう医者にはなりたくない (中公新書ラクレ 25) 新書 – 2001/11/1

3.0 5つ星のうち3.0 7個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2001/11/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/11/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 203ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121500253
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121500250
  • カスタマーレビュー:
    3.0 5つ星のうち3.0 7個の評価

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保阪 正康
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上位レビュー、対象国: 日本

2010年5月3日に日本でレビュー済み
「医学に関して学ぶ量は、戦時中と比較して700〜800倍に増えているという」
この文章からして大間違いである。今の医学部生は、多くてもせいぜい20冊程度の教科書しか読まない。1冊200ページとしても、4000ページである。とすると、戦時中は50ページ読むだけで医師になれたのだろうか?そんなわけがない。
誰かが適当に言ったコメントを掲載するだけで、きちんと検証したり試算したりしていない。情報としての質は非常に低い。
医師を「ふつうの仕事」として捉える視点がないこともひどい。
聖職とあがめるか、金目当ての俗物とあざけるか、二者択一しかない。
こんなものを信じ込んで医学教育政策を論じる人が出てきたら大変だ。これはとんでもない「悪書」である。
保坂はもう少しましなルポライターだと思っていたのに、がっかりだ。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月25日に日本でレビュー済み
書店でタイトルにひかれて中身はあまり見ずに買っちゃいましたが
ただいろいろ取材して適当にまとめましたっていう内容。
何かのレポートじゃないんだから文章だけでも面白おかしく書けないものか。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年1月7日に日本でレビュー済み
現在の大学医学部、医学部生、受験システム、大学と病院のつながりなどに
ついて、コンパクトに上手くまとめてある一冊である。
しかしながら、医学に身を置くものであれば「当然」と言われる内容が
ほとんどであろうし、そうでないものは「なるほど」と納得はできるが
結局のところそれ以上に立ち入ることも、何らかの形で関わることも
できないため、何とももどかしい一冊でもある。
個人的には、講座制の廃止などを掲げて医学部の改革運動に立ちあがった
当時の学生たちが、結局は体制側に飲み込まれてしまい、大学に残った者は
「うまく身を処した」という、歴史の皮肉が痛々しかった。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年6月5日に日本でレビュー済み
第一章の初めから、思わず引き込まれた。「他人と話ができない医学部生」。西日本のとある大学医学部を著者が訪れた際、エレベータの中で出くわしたあまりにも異様な雰囲気の学生。著者は教授と一通り話をした後、その学生について尋ねてみたという。教授は言った。「人と目を合わせて話すことができないタイプです。頭のいい学生ですよ。でも、医者としてはねえ…。」

たくさんいる学生の中には、こういったタイプの学生もいるのだろう。問題は、この人が医師になった場合だ(なれないかもしれないが)。どうやって患者と、そしてスタッフと意思疎通をするのか。不安を感じさせる始まりだ。他にも、昔と違った気質の学生が増えてきたという。人をモノとして捉える学生。医学部に入り、自分より優秀な学生がたくさんいることを知って挫折し、その劣等感を患者への蔑視として振り向ける学生。その他もろもろ。

医学部のカリキュラムをこの本で初めて知ったがこれは本当に大変だ。6年間であらゆる知識、ある程度の技術を覚えなくてはならない。普通の大学生のように、講義のない時間などなく、まさに分刻みのスケジュール。国家試験に受かってからも一生、それは続く。よほどの覚悟がなくては進めない道だと思う。

ただ、その道を進めるのは一握りであることも確かだ。学力の問題だけではない。私立大学医学部の場合、「その大学に進学できるだけの資金力を持った社会階級に育った(これは私個人の表現)」人間しか、進学はできない。これは間違いない事だと思う。その困難を乗り越えて医師を目指すには、なんとしても国立大学医学部を目指すしかない。努力だけではどうしようもない世界。まさに狭き門。

第二章の医学部権力構造についても興味深かったし、第三章の二極化する医師の役割と医療思想も参考になった。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月31日に日本でレビュー済み
 大学受験生には相変わらず医学部人気が続いている。ところが当の医学部は、今や過酷な状況に置かれており、その過酷さは一般人の想像を遙かに超えている。
 過酷さの一つは膨大な学費である。一人の医者が誕生するには、億というお金が必要な時代なのである。
 また、医師に必要とされる知識量も急激に増加している。ここ50年の間に必要な知識量は800倍にもなり、これを咀嚼して栄養とできる能力を持った人間はどれほどいるのだろうという疑問にとらわれる。
 さらに、相も変わらぬ医学部の封建的な構造である。院長回診の仰々しい行列と、学閥による権力構造は今も続いているのだ。
 こうした数々の困難を経なければならない医師という職業は、果たして魅力的なのか、意味のあるものなのか、そして、医師の本来の使命とは一体何なのか。
 著者は本書の中で、「医学部の学生に必要なのは患者と接すること」と言っている。金儲けやステイタス、偏差値で選ばれている医師という職業は、今、その本質から問い直されなければならない。
11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年6月12日に日本でレビュー済み
 埼玉医大での医者が「day」と「week」を読み違えて患者を治療死させたという事件は、思い出すたびに絶句するしかないものです。この埼玉医大に入学すると初年度だけで1052万円を納付する必要があります。こうした『資料』がこの本には豊富にあります。
『平成にはいって、バブルがはじけていくときに、こうした授業料の高い私立医科大にも異変が起こっている。(中略)私立医科大の学長が苦衷を洩らしていた。この大学では然るべき延納の手続きをとってもらうが、現実にはそれとて限りがある。一定の期間がきたら除籍にせざるを得ない。たとえ学生が在籍したいといっても、そのようなケースを例外として認めれば、私立大学の経営などあっさりと潰れてしまう。こうしたケースがふえるにつれ、大学側も面接詡?験のときは、受験生の家庭の経済条件をそれとなく確かめるという質問も、発しなければならない。』(33ページ)
 今後ますます学力よりも『金力』が、私立医科大の門を叩く際に問われるということなのでしょう。著者の保阪正康はもう20年以上も前から大学医学部について著書を出していますし、最近でも医療問題を精力的に扱っています。しかし、どの本も医療界に衝撃を与えるものではありません。それは、著者があまりに取材対象である医者や医学部教授と『近くなりすぎていて』、友人知人に厳しいことを言えないというメカニズムが働いているからでしょう。良薬は口に苦しといいますが、この本は医療界にとって毒にも薬にもならないものです。ただ、ある意味で資料としては使えます。
 
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2004年7月22日に日本でレビュー済み
昨年末より放送されたドラマ『白い巨塔』や漫画『ブラックジャックによろしく』が人気となっているが、リアリティという観点から見るとやや物足りなさがある。『白い巨塔』の原作は約40年前の作品だが、現在とどう違うのか。『ブラック…』は研修医の話だが、実際の環境はどうなのか。一般的に「医者の子供は医者になる」「医者は金持ち」と言われるのは、なぜなのか。そういった疑問の回答は、この本を読めば(ある程度)掴める。医療関係者にとっては常識というべき内容だが、業界に身をおかない人間にとっては新鮮な情報が多い。一生医者に接する事無く過ごす人は恐らくいないので、どのように育てられるのか知っておいて損はないだろう。医者を志す人にも、是非読んで欲しい。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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