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ぷちナショナリズム症候群: 若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ 62) 新書 – 2002/9/1

3.1 5つ星のうち3.1 24個の評価

商品の説明

出版社からのコメント

「愛国ごっこ」のゆくえ  近頃ニッポンに流行るもの。サッカーの「日の丸ペインティング」、イベントで「君が代」を歌うアイドル、内親王ご誕生フィーバー、空前の日本語ブーム……。
 無邪気に“愛国心”を謳歌するかに見える若者たち。これは右傾化でファッショの萌芽なのだろうか?

 時あたかも米国同時多発テロ事件や欧州極右の台頭等、世界が混迷する中で、この“愛国ごっこ”の次に来るのは何か? 若者心理の専門家が迫る。

序 章 「ニッポン大好き」
1 章 ぷちなしょな風景 2001-2002
2 章 崩壊するエディプス神話
3 章 日本は「本当のことが言える国か」
4 章 進む階層化、変容するナショナリズム
5 章 「愛国ごっこ」のゆくえ――三つのシナリオ
終 章 歴史への責任――あるコラムニストの予言から

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2002/9/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/9/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 181ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121500628
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121500625
  • カスタマーレビュー:
    3.1 5つ星のうち3.1 24個の評価

著者について

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香山 リカ
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1960年札幌市生まれ。

東京医科大学卒業。精神科医として病院での診察に携わりながら、立教大学現代心理学部映像身体学科教授として教壇にも立つ。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題を鋭く分析し、きめ細かな解決策を提示する。ほかにも、政治・社会批評、サブカルチャー批評、皇室問題から趣味のプロレスに関する批評まで、幅広いジャンルで活躍する。事務所では住み着いたノラ猫1匹、自宅では犬1匹と猫5匹と同居。

カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ
5つのうち3.1つ
24グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2005年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い人たちを中心に広がるちょっとした「日本ブーム」。
まあ、それを「ぷちナショナリズム」と名づけて分析しているわけだが、なるほど、最近気になる社会現象を上手く取り上げているなあと思う。
若い人たちに見られる考え方の変化についても、なかなかさすがに鋭い指摘である。
しかし、精神分析の手法で社会現象を分析するのは、いささかムリがあるように思われた。
その辺で説得力に欠けているために、ぷちナショナリズムから深刻なナショナリズムへの発展という筆者の懸念が、いささか的はずれに感じてしまう。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年7月9日に日本でレビュー済み
筆者にはマスコミなイメージを抱いてましたが、そういうものを振り切って本領を発揮した一冊でしょう。説明に専門性を取り入れた為に、方法論の証明のような文章が少なくありませんが、その部分を辛抱してつきあえば、随所に「イマドキの人々」を解析するヒントがちりばめられています。タイトルが購読層をはずした感があり、ナショナリズムに限定せずに、中学生以上の子供の事でお悩みのお父さん、職場の若い人の考えがどうにも理解できない管理職さん、学生の気持ちがつかめない先生、などに是非お勧めします。「ではないか?」の推論が弱気に見えるほど、時代は筆者の思う通りに激しさを増したようです。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今の若い世代が、自分の国に対して愛国心を持つ。 自分の父親を尊敬する。
それが「危険だ」と言う。 何が危険なのか分からない。
この、小さな愛国精神、小さな家族愛を、著者はプチナショナリズムと呼んでいる。 それの何が悪い事なのか? 良い事ではないか。
テレビの討論番組で、香山リカは、この点について、田原総一郎氏に厳しく問われている。 「安倍総理の新しい本に、あなたの悪口が書いてある! プチナショナリズムなんて、バカな事言ってる!」。 この時に、香山リカは何も言い返せず微笑みで、ごまかした。 何で笑顔を出してごまかすのか? これでは、インテリの知識人女性ではなく、普通の女ではないのか? この一件から、私は香山リカに疑念を抱き出した。
この本、最初から最後まで、愛国心が、危険だ!危険だ!危険だ!と言っているだけで、何が危険なのか、全く分からない。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2003年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちかごろネットでいろいろ人の書いたもの見ていて思ったのだが、自分の意見がない人がよくいる。意見といっても、誰かの受け売りだったり、テレビで見たことだったり。
香山氏はそういう「無色」の大衆がなにか方向性を与えられると、一斉にひとつの方向に走り出すことに危惧感を感じているのだと
思われる。この本を読んだ方々の多くが戦後派で「関係ないじゃん」と思うであろうが、わたしの住む街はまだ戦争の影響が色濃く残るところである。ヨーロッパではネオナチの台頭もあるし、最近のアメリカがえらく愛国的になっていることは皆さんがご存知の通り。日本の場合、香山氏によると、ベクトルが例えば
「W杯」であったり「愛子様」であったり「日本語ブーム」であったりする。例えば、日本語に似た言語は少ないかもしれない。ただ、別の意味で独自性のある言語は世の中に沢山あるし、何も日本語だけが特別なのではない。他言語をかじって日本語の文法と比べてみた人はお分かりだろうが、日本語の活用は大変少ないのだ。事実、
「日本語って簡単」と言いきる外人さんもいる。
香山氏の指摘する「分裂」と「解離」という現象は、たとえば境
界例(ボーダーライン)という症例で起こり易い。最近この症状を持つ患者が増えている。ネットにも詳しい香山氏は、この増加と自己の空洞化した大人の増加に相関関係を見出してしまったのだろうと思う。
「日本の国を愛すること」と「ナショナリズムの意味も分からずに闇雲に突っ走ること」は違うと思う。違いを考えたこともない人が多いことが問題ではあるが、一部に希望もあると香山氏<は締めくくっている。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年8月19日に日本でレビュー済み
噂通りと言うべきなのか、見るべきものが少なく、あまり得たものも残らないような薄い新書であり、とても読みやすいにも関わらず、感想となると書き難い。絶賛できるような内容ではあり得ず、控えめに褒めるべき本であるとも言い難いが、かといって痛烈に批判する気力が湧き出てくるような類の本でもなく、端的に言って、特に何もコメントしたいとは思えない本だ。できる事なら、読まずに済ませるのが良かったのかもしれないが、存外有名な本であるので、それもどうかと思う。

多くの評者が口を揃えて述べているように、本書の右傾化解釈には、説得力に乏しいこじつけ臭いものが少なくない。事実解釈のレベルですらそうなのだが、価値判断においても、恐らくあまり説得的とは言えないだろう。著者が現在と同じ切迫した危機感や恐怖感を抱いているのはよく分かるのだが…。

とは言え、これには多くの異論もあろうが、私は日本で右傾化が進んでいる事、進み続けている事自体は殆ど明らか過ぎる事実として承認する事ができる。右傾化が現代日本の主要な社会問題の一つとして成立しており、従って右傾化を主題化する必要があるという事にも、一定以上の危機感を持って然るべきであるという事にも賛同できる。そして右傾化がある時期以降この国で進行しているとすれば、その起源や、兆候は、確かに著者が早期の内に過敏なほど反応していた幾つかの現象にあったと言う事も強ち的外れではないのだろう。

著者はそれらを敏感に探し出し、先手的に批判しておこうと熱心に必死に思うあまり、少なくない杜撰な批判や、的外れな警鐘を鳴らしてしまったりもしているのであるが、だからといって、何もかもが的外れだったとか、単なる杞憂だったと言う事まではできない。実際、右傾化とかナショナリズムという事自体に関しては、香山氏の予感や危機感は少しも的外れなものではなかったわけである。恐らく実際にそれは香山氏が当時思っていた以上の激烈さで進行・浸透・拡大を続けたと言っても良いだろう。

本書が2002年というかなりの早期に書かれている事は、幾らか注目に値する事実ではある。香山氏の分析は残念ながら拙速と言わざるを得ないものだが、しかし本当は抽象的には的確で現実的な予感、危機感を香山氏は持っていたのであり、それをかなりの初期から指摘し続けてきたのが香山氏なのだと思う。ただ不幸な事に彼女は、「上手く予感」する事はできても「上手く批判」する事はあまりできないのだ。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年10月3日に日本でレビュー済み
良くある「若者分析」論なのだが、私はこうしたある世代を一括りにして論じる姿勢は信じない。人間は世代間差より個人差の方が大きいと思うからだ。

仮にも著者は精神科医なのだから、患者一人々々で症状が異なり、その対処法も異なる事を知っている筈だ。そうした経験を無視して、ただでさえ様々な批評のターゲットになっている若者を「右傾化」していると決め付けるとはどう言う神経なのか。単なる"印税稼ぎ"としか思えない。

大体、著者は何時から一精神科医から評論家になったのか ? 空虚な論を披瀝するよりは、地道に本業に精を出すべきだろう。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2003年5月26日に日本でレビュー済み
同じ新書から出た香山リカさんの『ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義』が面白かったので、続編ともいえる本書も即買い。福田和也さんとかはビジュアル的にも勘弁してほしいので、ざっと読んだだけだけど、一番面白かったの香山さんの前文。日本国内の「勝ち組」のぷちナショ化はアッパークラスのアメリカナイズの傾向を示していて、ロウアークラスというか「負け組」のぷちナショ化はヨーロッパのネオナチの心情に似ているのではないか、という指摘は個人的には納得的だった。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2010年6月20日に日本でレビュー済み
サッカーW杯での日本代表チームの盛り上がりをナショナリズムと
結びつけた本です。今まで精神科医でこのような思いつきを書いた
例はほかにありません。これは左右問わずただ単に知性のかけらも
ないものと言ってよいでしょう。もし仮に学術的に書くのならば
多少は統計なども用いるべき。そして何故4年後とにそのぷち
ナショナリズムなるものが隆盛するのかを検討するべきでしょう。
経済学者ほどではないにしても数値で表すことができなくては。
24人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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