「社会的に蔑まれた貧乏人が安心したいために、自分より下の階層を見つけて喜んで叩く」て単純な図式を描いて安心してるのが本書。
荷宮さん勘違いしてますよ、人間て良くも悪くももっと自分の利害を超えて真実や理想を追い求めてしまう生き物。
あなた達の掲げる反戦平和がインチキだと多くの人達が認識しだしたからで、妬み嫉みは関係ない。
だいたい何なの?荷宮さんのこの貧乏人蔑視は?
そりゃ各経済所得階層に右派も左派もノンポリもいるだろうから、低所得層に向かって「貧乏人」と悪罵の爆弾降らしたら何人かの政敵は傷つけられるだろうけど、それって無差別爆撃じゃん。
貧しい人達には「低学歴」や「在日」もいるのに。
戦果のためには多少の犠牲はしょうがないってか。
意見や思想の対立相手の、その意見や思想に有効な反論が出来ないからって、世間に流通してるネガティブなイメージを利用して意見と関係ない属性を攻撃するって、あまりにも卑怯すぎないか?
最近この手の左派書き手が多い感じがする、香山リカさんなんかもそう。
最近では「嫌オタク流」って本がまんまこのやり口、貧乏人をオタクに変えただけで。
荷宮さんは自身をバリバリのハト派と認識してるが、言ってみりゃタカ派戦後民主主義者だ。
反戦平和を信条とする戦後民主主義者でタカ派って論理矛盾のようだが、原理主義や排外主義が信仰対象とするのは国家や宗教だけじゃないからね。
政治思想にこそ、最もその信仰効力を発揮する。
抑圧が無い社会を目指した共産主義が、大虐殺と強制収容所しか生まなかったように、反戦平和の戦後民主主義思想が一群のグロテスクなタカ派平和主義者を生み出してしまったのは皮肉だなあ。
キレイなだけの思想は単純で残酷な人々を生みやすいのかな。
まあ戦後民主主義を全面否定はしないし、その思想の一部は現代でも有効だとは思うが。
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声に出して読めないネット掲示板 (中公新書ラクレ 114) 新書 – 2003/12/1
荷宮 和子
(著)
声に出して読めないネット掲示板 (中公新書ラクレ)
- 本の長さ248ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2003/12/1
- ISBN-104121501144
- ISBN-13978-4121501141
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2003/12/1)
- 発売日 : 2003/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 248ページ
- ISBN-10 : 4121501144
- ISBN-13 : 978-4121501141
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,223,439位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2006年10月22日に日本でレビュー済み
香山リカ的と言えばそれまでですが、しかし統計もへったくれもなく、ただ己れの主観のみで貫かれてます。
ほんの一部頷ける部分があるので、★一つプラスです。
最後は己れの希望的観測で占められます。
いやー表現の自由って、本当に素晴らしいですねえ。
ほんの一部頷ける部分があるので、★一つプラスです。
最後は己れの希望的観測で占められます。
いやー表現の自由って、本当に素晴らしいですねえ。
2003年12月14日に日本でレビュー済み
本屋でざっと見て面白そうだと思って読んでみました。若者のサブカルチャーのようになっている2chについて書かれた本です。2chは時々見ることもありますが、あまりにも大きすぎるので、必要な情報を得るには時間がかかりすぎることと、気分が悪くなるような書き込みも少なくないので、好きにはなれない掲示板でした。本の前半では、2chへの書き込みから、そこで中心的に活躍している層(低学歴でなく、在日でなく、女性でもない)について、批判を込めた論評がなされています。とうになくなったと思っていた差別的意識が、最近復活していることは、私自身もぼんやり感じてはいましたが、著者によって鋭く批判されていることには共感が持てました。本の後半では、折り紙事件について、2chに書かれた記事に忠実に、著者の観察が書かれています。この部分は正直少し冗長に感じられましたが、悪いことだけではない、という新たな事実を教えてもらったように思います。
2009年9月22日に日本でレビュー済み
題から想定したのは、次の3つです。
1 残虐な話
2 ネットでの喧嘩
3 非合法な情報でここには書けないような話。
みごとに、内容は裏切られました。
裏切られたのに、腹が立たないのは、
折り鶴オフのことを中心に書かれていたからだと思います。
てっちゃんによる折り鶴の回収など、感激ものです。
残念なのは、本人が参加していないことです。
逆に、それだから、客観的に書けたのかもしれません。
ネット掲示板は、道具なのだから、使い方さえ間違えなければ、
強力な道具だということは、示せていると思います。
著者が、どういう道具として使おうとしているところが見えてこないのが残念です。
1 残虐な話
2 ネットでの喧嘩
3 非合法な情報でここには書けないような話。
みごとに、内容は裏切られました。
裏切られたのに、腹が立たないのは、
折り鶴オフのことを中心に書かれていたからだと思います。
てっちゃんによる折り鶴の回収など、感激ものです。
残念なのは、本人が参加していないことです。
逆に、それだから、客観的に書けたのかもしれません。
ネット掲示板は、道具なのだから、使い方さえ間違えなければ、
強力な道具だということは、示せていると思います。
著者が、どういう道具として使おうとしているところが見えてこないのが残念です。
2003年12月26日に日本でレビュー済み
2ちゃんねらーの心理を分析した本だというので買ってみたが、一読、作者の思想的偏向、それに伴う凄まじいまでの偏見、そして何より救い難いまでの頭の悪さに呆れ返った。
それぞれについて傍証となる部分を抜き出してみよう。
第一点、思想
"「政治家による靖国参拝を要求している人間たち」=「日本を戦争ができる国へと改悪することによって、いい思いをしようとしている輩」である"
どうすればそんな事が分かるのか。
第二点、偏見
"「政治化には戦没者を悼む気持ちなどこれっぽっちもない」と言うことが見え見えであるというのに"
そう思うのはあなただけだ。
"[戦争や人殺しが大好き!」というメンタリティこそ、日本人の男の子としてはあたりまえのことであり"
失礼な。
第三点、頭の悪さ
"「ガンダムに登場する兵器が大好き!」=「人間になんか興味はない」といういまどきの男の子および元男の子の本音」"
シャア、ランバ・ラル、ギレン・ザビ、ブライト・ノアといったキャラたちが今もなお愛されている事位、2chのシャア専用板を覗けば分かることだ。その程度の手間も惜しむ人間がマーケッターをしているとはもはや怪奇現象といってもいい。
作者の指摘にはわずかに正しいものも見受けられるが、結局の所彼女はただ、女、宝塚ファン、「くびれの世代」といった自分の所属する要素を賞揚し、それ以外の人々を軽蔑しているだけだ。読む価値はない。
まあ、ネタ帳としては役に立つが。
それぞれについて傍証となる部分を抜き出してみよう。
第一点、思想
"「政治家による靖国参拝を要求している人間たち」=「日本を戦争ができる国へと改悪することによって、いい思いをしようとしている輩」である"
どうすればそんな事が分かるのか。
第二点、偏見
"「政治化には戦没者を悼む気持ちなどこれっぽっちもない」と言うことが見え見えであるというのに"
そう思うのはあなただけだ。
"[戦争や人殺しが大好き!」というメンタリティこそ、日本人の男の子としてはあたりまえのことであり"
失礼な。
第三点、頭の悪さ
"「ガンダムに登場する兵器が大好き!」=「人間になんか興味はない」といういまどきの男の子および元男の子の本音」"
シャア、ランバ・ラル、ギレン・ザビ、ブライト・ノアといったキャラたちが今もなお愛されている事位、2chのシャア専用板を覗けば分かることだ。その程度の手間も惜しむ人間がマーケッターをしているとはもはや怪奇現象といってもいい。
作者の指摘にはわずかに正しいものも見受けられるが、結局の所彼女はただ、女、宝塚ファン、「くびれの世代」といった自分の所属する要素を賞揚し、それ以外の人々を軽蔑しているだけだ。読む価値はない。
まあ、ネタ帳としては役に立つが。
2004年2月8日に日本でレビュー済み
純粋感情的で素朴な平和主義・暴力反対主義を、正々堂々と真正面から訴える本を久々に読みました。
最近では、天下の朝日新聞でもここまで直球で攻めてくることはありません。
それだけ時代錯誤的な主張になってしまっていると言うことでしょう。
逆に、こういう主張を新鮮に感じてしまうことこそが、著者の主張したい最近の殺伐とした社会を表しているのかもしれません。
「こういう主張も今どきあるんだ」と感じさせる一冊でした。
最近では、天下の朝日新聞でもここまで直球で攻めてくることはありません。
それだけ時代錯誤的な主張になってしまっていると言うことでしょう。
逆に、こういう主張を新鮮に感じてしまうことこそが、著者の主張したい最近の殺伐とした社会を表しているのかもしれません。
「こういう主張も今どきあるんだ」と感じさせる一冊でした。
2005年6月21日に日本でレビュー済み
この本、なんと形容すればいいでしょうか、ちょっと難しいです。
「声に出して読めないネット掲示板」というタイトルですが、実際の内容はこれとはかなりかけ離れたものになっています。
全体で5つの章からなっているのですが、1章で2ちゃんねるの概説とそこで繰り広げられた折り鶴オフについて、2章で折り鶴オフのてん末について述べています。その後3章で折り鶴オフに関連して著者地震の反戦思想について述べ、さらに4章で社会格差論を、終章でボランティア論を繰り広げています。
これが、相当にユルい。
まず、1章で2ちゃんねるらーについて貧乏人の集団と断定していますが、これについてなんの根拠も示さずまた貧乏人の定義(年収や家族構成、勤務形態等)についてもなんら言及していません。
ここまでで済めばいいのですが、さらにこれを前提として4章で経済的・性的・世代的格差について述べていて、この議論がもうユルユルです。自分の意見を言うだけ言って、それを裏付ける引用もなければ、それに対する批判も取り上げていない。自分の意見に対するものとして2ちゃんねるの雰囲気や男性・団塊世代やその子供の世代の空気と言った、何の根拠もない言論とは呼べないもののみを挙げています。要は著者の一人相撲を延々書き殴っているわけで、書いているほうは気持ちいいのかもしれませんが、読むほうとしてはたまったものではありません。私はサンドバッグ相手に真剣勝負をしているアントニオ猪木を想像しながら読んでいました。
3章の反戦思想も脇甘すぎです。
言っていることは1980年代に流行った、今となっては古いと言われても仕方が無いことを延々と述べています。思想が古いこと自体は、言論の自由が憲法で保障されているこの国においてあまり問題にはならないとは思いますが、古く過去に議論され尽くした思想だからこそ出版物にするためにはあらゆる方向から検討して、質を担保してしかるべきです。
が、ここでも全く他人の意見を賛否とも引用しておらず、著者の脳内お花畑をぶちまける結果となっています。
ボランティア論にいたっては、何が言いたいのだか、論点がはっきりしません。
その他、終章やおわりにがあって、序章やはじめにがないというバランスの悪さや、全く解説するつもりのない言葉に註釈をつけて全く本文と関係ない文章を書きなぐっているのも理解に苦しみます。
また、所々に他の文章から引用されているのですが、誰がいつどのような文脈の中で書いた文章を著者がどのような目的で引用したのか、全く説明が無いまま突然引用文が現れてくるため、非常に読みにくいです。
散々書きましたが、駄文ここに極まれり、というのが私の感想です。
私は金輪際この著者の作品を手にしないことを、ここに誓います。またこの本をこのような恣意的なタイトルで何の臆面も無く出版させた中央公論に対して、絶大なる不信感を表明します。
「声に出して読めないネット掲示板」というタイトルですが、実際の内容はこれとはかなりかけ離れたものになっています。
全体で5つの章からなっているのですが、1章で2ちゃんねるの概説とそこで繰り広げられた折り鶴オフについて、2章で折り鶴オフのてん末について述べています。その後3章で折り鶴オフに関連して著者地震の反戦思想について述べ、さらに4章で社会格差論を、終章でボランティア論を繰り広げています。
これが、相当にユルい。
まず、1章で2ちゃんねるらーについて貧乏人の集団と断定していますが、これについてなんの根拠も示さずまた貧乏人の定義(年収や家族構成、勤務形態等)についてもなんら言及していません。
ここまでで済めばいいのですが、さらにこれを前提として4章で経済的・性的・世代的格差について述べていて、この議論がもうユルユルです。自分の意見を言うだけ言って、それを裏付ける引用もなければ、それに対する批判も取り上げていない。自分の意見に対するものとして2ちゃんねるの雰囲気や男性・団塊世代やその子供の世代の空気と言った、何の根拠もない言論とは呼べないもののみを挙げています。要は著者の一人相撲を延々書き殴っているわけで、書いているほうは気持ちいいのかもしれませんが、読むほうとしてはたまったものではありません。私はサンドバッグ相手に真剣勝負をしているアントニオ猪木を想像しながら読んでいました。
3章の反戦思想も脇甘すぎです。
言っていることは1980年代に流行った、今となっては古いと言われても仕方が無いことを延々と述べています。思想が古いこと自体は、言論の自由が憲法で保障されているこの国においてあまり問題にはならないとは思いますが、古く過去に議論され尽くした思想だからこそ出版物にするためにはあらゆる方向から検討して、質を担保してしかるべきです。
が、ここでも全く他人の意見を賛否とも引用しておらず、著者の脳内お花畑をぶちまける結果となっています。
ボランティア論にいたっては、何が言いたいのだか、論点がはっきりしません。
その他、終章やおわりにがあって、序章やはじめにがないというバランスの悪さや、全く解説するつもりのない言葉に註釈をつけて全く本文と関係ない文章を書きなぐっているのも理解に苦しみます。
また、所々に他の文章から引用されているのですが、誰がいつどのような文脈の中で書いた文章を著者がどのような目的で引用したのか、全く説明が無いまま突然引用文が現れてくるため、非常に読みにくいです。
散々書きましたが、駄文ここに極まれり、というのが私の感想です。
私は金輪際この著者の作品を手にしないことを、ここに誓います。またこの本をこのような恣意的なタイトルで何の臆面も無く出版させた中央公論に対して、絶大なる不信感を表明します。
2009年2月6日に日本でレビュー済み
『私はエヴァなんぞ一つも評価していなかったが、金のために持ち上げた』という内容の一説があります。
つまりは、そういう事なのでしょう。
ある意味、考えさせられる一冊ではあります。古本でお読みください。
つまりは、そういう事なのでしょう。
ある意味、考えさせられる一冊ではあります。古本でお読みください。