養老先生が本音で話しているのが伝わります。養老先生以外の人が同じ事を言うと
右翼とか何とか非難されそうな事をサラッと言ってます。
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君子の交わり、小人の交わり: 日中関係を90度ずらす (中公新書ラクレ 217) 新書 – 2006/6/1
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104121502175
- ISBN-13978-4121502179
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 222ページ
- ISBN-10 : 4121502175
- ISBN-13 : 978-4121502179
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,162,623位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
養老先生は中国の歴史や古典などについては造詣が深いが、中国の現在のことはご存じないので、どうしても話の範囲が限定される。ところが王先生のほうは現代的な日中間の問題に関心があるので、そっちに話がいくのだが、生半可な知識でしゃべっているから雑談の域を出ない部分が散見される。
だいたい養老先生と王先生では思考に差がありすぎ、全然話が深まっていかない。互いの「いいっ放し集」で対談という形式を生かした内容になっていない。過去の原稿をつなぎ合わせているところもあるので、同じ話が重複して出てくるところも数カ所あるし、雑な作りになっている。お手軽な企画で、読者に失礼と思う。あまり読む価値のある本とは思えなかった。
だいたい養老先生と王先生では思考に差がありすぎ、全然話が深まっていかない。互いの「いいっ放し集」で対談という形式を生かした内容になっていない。過去の原稿をつなぎ合わせているところもあるので、同じ話が重複して出てくるところも数カ所あるし、雑な作りになっている。お手軽な企画で、読者に失礼と思う。あまり読む価値のある本とは思えなかった。
2020年1月23日に日本でレビュー済み
2006 再掲
図書館本
副題:日中関係を90度ずらす。
中国の周辺諸国は殆ど訪問していて、中国だけ行っていない養老先生と法政大学教授で中国出身の王さんの対談を中心にまとめた一冊
日中関係が日本と北京政府で語られる事が多いが、実は中国の多様性が非常にある事(人口、広大な国土)。そのために、意見集約のためにはしっかりと主義主張を言葉に表すのが普通であって(ある種西洋的)、日本の所謂以心伝心や阿吽の呼吸的な対応は中々理解出来ない。なので王さんは養老先生の「無思想の発見」の中国語訳を期待している。
多くの日本思想は中国経由であり、相互理解は可能である。
養老先生が「武士道」の本をそれほど評価していない(相手がある事をわかって書いているからとの事)と言う事は発見であった。
アジアの中で日本と中国がお互いの違いを理解し合い共に将来に向けて歩くという文脈は日頃メディアの垂れ流し的中国報道に警鐘となるであろう。
図書館本
副題:日中関係を90度ずらす。
中国の周辺諸国は殆ど訪問していて、中国だけ行っていない養老先生と法政大学教授で中国出身の王さんの対談を中心にまとめた一冊
日中関係が日本と北京政府で語られる事が多いが、実は中国の多様性が非常にある事(人口、広大な国土)。そのために、意見集約のためにはしっかりと主義主張を言葉に表すのが普通であって(ある種西洋的)、日本の所謂以心伝心や阿吽の呼吸的な対応は中々理解出来ない。なので王さんは養老先生の「無思想の発見」の中国語訳を期待している。
多くの日本思想は中国経由であり、相互理解は可能である。
養老先生が「武士道」の本をそれほど評価していない(相手がある事をわかって書いているからとの事)と言う事は発見であった。
アジアの中で日本と中国がお互いの違いを理解し合い共に将来に向けて歩くという文脈は日頃メディアの垂れ流し的中国報道に警鐘となるであろう。
2017年5月18日に日本でレビュー済み
これまで養老氏の本は7~8冊読んだが、やはり対談が読みやすくて面白い。
氏が自明として著作に書かないことを知ることができるだけでなく、対談ならではの相乗効果で話があちこちに膨らんでゆくからだろう。
文化や風土が異なると原理・原則が異なる。それが異なれば、当然考え方や行動も違ってくる。「なぜ違うのか」は、帰納的に遡って考えないとわからない。
見る尺度(ものさし)は、知識だけでは育たない。
結果的に現れる現象だけ追っても、それは点や線にしかならない。
とりわけ思想や政治関連では、自分の好みに合うものばかり受け入れて先鋭的になりがちなので、「違う見方」を知ることが必要となる。
対談相手の王氏は日本で教鞭を執って久しく、韓国出身の呉善花氏を思わせる慧眼。
本書は優れた日中文化比較であるだけでなく、書籍も紹介されるし、なによりいろいろ考えさせてくれるのが楽しい。
氏が自明として著作に書かないことを知ることができるだけでなく、対談ならではの相乗効果で話があちこちに膨らんでゆくからだろう。
文化や風土が異なると原理・原則が異なる。それが異なれば、当然考え方や行動も違ってくる。「なぜ違うのか」は、帰納的に遡って考えないとわからない。
見る尺度(ものさし)は、知識だけでは育たない。
結果的に現れる現象だけ追っても、それは点や線にしかならない。
とりわけ思想や政治関連では、自分の好みに合うものばかり受け入れて先鋭的になりがちなので、「違う見方」を知ることが必要となる。
対談相手の王氏は日本で教鞭を執って久しく、韓国出身の呉善花氏を思わせる慧眼。
本書は優れた日中文化比較であるだけでなく、書籍も紹介されるし、なによりいろいろ考えさせてくれるのが楽しい。
2011年10月1日に日本でレビュー済み
日本学研究者の王敏女史と養老氏の日中関係をめぐる対談集。
中国に一度も行ったことのない養老氏の中国に関する知識の豊富さには、王氏同様私も驚かされた。
原理原則を重んじる中国と、より具体的な事実に動かされる日本との違いは、その言葉と自然環境の違いに由来する。靖国の問題に、それは象徴的に現れている。
それを思えば、養老氏も言うように「日中友好」も君子の交わりは水のごとくあるべし、と納得させられる(H22.4.2)。
中国に一度も行ったことのない養老氏の中国に関する知識の豊富さには、王氏同様私も驚かされた。
原理原則を重んじる中国と、より具体的な事実に動かされる日本との違いは、その言葉と自然環境の違いに由来する。靖国の問題に、それは象徴的に現れている。
それを思えば、養老氏も言うように「日中友好」も君子の交わりは水のごとくあるべし、と納得させられる(H22.4.2)。
2008年7月30日に日本でレビュー済み
自分にとっては充分に楽しめました。
養老先生の発言は「無思想の発見」と同じなのですが、具体的問題に落とし込んで
あるのでわかりやすいです。王先生という中国人の対談者により、外から見た日本の
相対的な違いが浮かび上がり、より養老先生の指摘する問題をわかりやすく、
具体的にしています。
たしかにところどころ、養老先生がはぐらかしたりしてる部分があったりするのですが
それがまたおもしろかったです。
養老先生の発言は「無思想の発見」と同じなのですが、具体的問題に落とし込んで
あるのでわかりやすいです。王先生という中国人の対談者により、外から見た日本の
相対的な違いが浮かび上がり、より養老先生の指摘する問題をわかりやすく、
具体的にしています。
たしかにところどころ、養老先生がはぐらかしたりしてる部分があったりするのですが
それがまたおもしろかったです。
2006年10月3日に日本でレビュー済み
養老孟司だから、いつものごとく養老節がやはり散見されます。
そこはいいのですが、中国人の感性が表れてていいんじゃないかと、思います。
王敏のいう、留日像日と言う言葉こそが現実を表わしているんじゃないかと思いますよ。
そこはいいのですが、中国人の感性が表れてていいんじゃないかと、思います。
王敏のいう、留日像日と言う言葉こそが現実を表わしているんじゃないかと思いますよ。