2000年代初頭にベル研究所で起きた科学論文の捏造事件を追った一冊。
検証不可能な論文、権威に無条件の信頼を与えてしまう認知バイアス、自分の非を認めない当事者、2014年に起きたSTAP細胞事件と共通するところが多く、歴史は繰り返されるという言葉を重く感じた一冊でした。
新書としては分厚い部類の本ですが、難解な言葉をわかりやすく解説しながら物語調に構成されているので、小気味よいくらい快適に読み進めることができます。
時代を超えて読み継がれるべき一冊かと思います。
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論文捏造 (中公新書ラクレ 226) 新書 – 2006/9/1
村松 秀
(著)
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科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】
- ISBN-104121502264
- ISBN-13978-4121502261
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/9/1
- 言語日本語
- 本の長さ333ページ
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商品の説明
出版社からのコメント
本書の元になったNHK特集番組『史上空前の論文捏造』は、
次の4つの賞を受賞するなど、話題作でした。
(1)バンフ・テレビ祭 最優秀賞
(2)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭クリエイティブ・エクセレンス賞
(3)アルジャジーラ国際テレビ番組制作コンクール銅賞(調査リポート部門)
(4)科学技術映像祭・文部科学大臣賞
次の4つの賞を受賞するなど、話題作でした。
(1)バンフ・テレビ祭 最優秀賞
(2)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭クリエイティブ・エクセレンス賞
(3)アルジャジーラ国際テレビ番組制作コンクール銅賞(調査リポート部門)
(4)科学技術映像祭・文部科学大臣賞
本書は、気鋭の”看板ディレクター”が番組では紹介することのできなかった
莫大な量に上る取材内容を詳細にひもときながら、事件の真相やそこに潜む問
題性をより深く考察するものです。
著者について
村松
秀
(むらまつ・しゅう)
1968年、横浜生まれ。東京大学工学部卒業。90年NHK入局。「NHKスペシャ
ル」「クローズアップ現代」「サイエンスアイ」等を担当し、環境、先端科学、
医療、生命倫理など主に科学系番組の制作に携わってきた。特に環境分野では、
環境ホルモン問題を日本で最初に報道、その後も継続して取材を続ける。「地
球! ふしぎ大自然」「迷宮美術館」など新番組の立ち上げも多い。現在、科
学・環境番組部専任ディレクター、「ためしてガッテン」デスク。NHKスペ
シャル「生殖異変」で放送文化基金賞本賞、地球環境映像祭大賞、科学技術祭
内閣総理大臣賞、戦後60年関連企画で毎日芸術賞特別賞など受賞多数。著書に
『生殖に何が起きているか』(NHK出版)、『環境から身体を見つめる』(ア
イオーエム)など。
秀
(むらまつ・しゅう)
1968年、横浜生まれ。東京大学工学部卒業。90年NHK入局。「NHKスペシャ
ル」「クローズアップ現代」「サイエンスアイ」等を担当し、環境、先端科学、
医療、生命倫理など主に科学系番組の制作に携わってきた。特に環境分野では、
環境ホルモン問題を日本で最初に報道、その後も継続して取材を続ける。「地
球! ふしぎ大自然」「迷宮美術館」など新番組の立ち上げも多い。現在、科
学・環境番組部専任ディレクター、「ためしてガッテン」デスク。NHKスペ
シャル「生殖異変」で放送文化基金賞本賞、地球環境映像祭大賞、科学技術祭
内閣総理大臣賞、戦後60年関連企画で毎日芸術賞特別賞など受賞多数。著書に
『生殖に何が起きているか』(NHK出版)、『環境から身体を見つめる』(ア
イオーエム)など。
登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 333ページ
- ISBN-10 : 4121502264
- ISBN-13 : 978-4121502261
- Amazon 売れ筋ランキング: - 209,749位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2019年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
よく調べてあって良い、ただ私見が強くですぎな箇所もあるので注意。
2016年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
STAP細胞の登場(?)により再び脚光(?)を浴びることになったシェーン事件です。
これ以上の総括は無いでしょう、という本。
捏造事件の構造的問題をしっかりと考察しています。
捏造は特殊な事件ではありません、条件さえ合えば科学の世界以外でも起こっています。
・経済的な要求。 (捏造された)成果に頼ってしまう。
・個人の素養。 捏造をする人は、普通の精神の持ち主ではありません。ナルシストか、病気です。
・周囲の名誉欲。 (捏造された)成果を周囲も利用しています。
・権威主義。 自分の非を認めない構造が間違いを放置してしまう。
異例の出世の仕方をする人がいたりする会社や、不祥事を隠蔽する会社には少なからず起こっています、捏造。
こういう事例に、経営者は学んでほしいなと思う。
自分とは無関係と思う分野の本を積極的に読むことをお勧めします。
その方が学べます。
これ以上の総括は無いでしょう、という本。
捏造事件の構造的問題をしっかりと考察しています。
捏造は特殊な事件ではありません、条件さえ合えば科学の世界以外でも起こっています。
・経済的な要求。 (捏造された)成果に頼ってしまう。
・個人の素養。 捏造をする人は、普通の精神の持ち主ではありません。ナルシストか、病気です。
・周囲の名誉欲。 (捏造された)成果を周囲も利用しています。
・権威主義。 自分の非を認めない構造が間違いを放置してしまう。
異例の出世の仕方をする人がいたりする会社や、不祥事を隠蔽する会社には少なからず起こっています、捏造。
こういう事例に、経営者は学んでほしいなと思う。
自分とは無関係と思う分野の本を積極的に読むことをお勧めします。
その方が学べます。
2020年6月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
おもしろかった。
2017年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルに一言で要約した通り、記述が非常に言葉巧みでつづられている。
シェーンという虚像のカリスマにみながすがっていたのは誰もが見たい幻想をシェーンが提示したからかもしれません。
シェーンという虚像のカリスマにみながすがっていたのは誰もが見たい幻想をシェーンが提示したからかもしれません。
2014年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近のSTAP細胞論文問題で発覚したのとまったく同じ構造だというのが面白いところ。
論文の共著者は自分の担当部分以外無頓着でチェックもしない。
ネイチャーやサイエンスなど論文審査する側も、そもそも研究機関が内部チェックできなかったものを、
外部の機関が査読で見つけられるわけがない、と匙を投げる。
性善説に立ち、研究者を疑わないので、他の殆どの科学者は再現実験が出来なくても、
特許に絡んで明かされない秘密があるのでは、とまで考える。
しかし、少数の疑問をもった研究者によって論文でのデータやグラフの使い廻しが指摘され、
調査によって捏造が発覚。実験ノートや生データ、実験サンプルもきちんと残っておらず、
そもそも実験が実際に行われていたかまで現在では疑問とされる。
小保方さんは現代のヘンドリック・シェーンになってしまうんでしょうか?
論文の共著者は自分の担当部分以外無頓着でチェックもしない。
ネイチャーやサイエンスなど論文審査する側も、そもそも研究機関が内部チェックできなかったものを、
外部の機関が査読で見つけられるわけがない、と匙を投げる。
性善説に立ち、研究者を疑わないので、他の殆どの科学者は再現実験が出来なくても、
特許に絡んで明かされない秘密があるのでは、とまで考える。
しかし、少数の疑問をもった研究者によって論文でのデータやグラフの使い廻しが指摘され、
調査によって捏造が発覚。実験ノートや生データ、実験サンプルもきちんと残っておらず、
そもそも実験が実際に行われていたかまで現在では疑問とされる。
小保方さんは現代のヘンドリック・シェーンになってしまうんでしょうか?
2015年4月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
理系の知識が少々必要な内容ですが、「研究不正」の原点とも言える「事件」を、明快に展開しており、「研究」に取り組んでおられる方、これから取り組んでいこうとされる方には必読の本だと感じました。
2015年1月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を読めば、小保方問題も同じ構造であることが容易に想像がつく。現場に肉薄する取材に加え、研究の不祥事が生まれる背景などを大局観を持っておさえているので、とても分かりやすい。研究機関が安易な成果主義に走ったら、研究不正が生まれることが端的に示されている。また、この著者は取材対象と一定の距離感を持ちながら、起こった事態を冷静に見ている点も好感できる。余計なお世話だが、取材には相当なコストと労力がかかっているはず。NHKだからなせる業かもしれない。最近、STAP細胞の不正研究絡みの書籍が多く出ており、いくつか読んだが、どれもエキセントリックと感じるか、あるいは新聞社の科学部の記者や大学などの研究者らが書いたものが多く、大局観に欠けるか、あるいは個人攻撃にしか見えないようなもの、あるいは自殺した関係者とのメールのやり取りを公開することなどで自分は業界をよく知って関係者と親しかったことを誇示したいと受け止められるものもあり、結局それらは、「研究村に生息する」同じ穴のムジナが書いたものにしか見えなかった。