対談形式で、あまり考えずに読める気安さがあった。
総論・各論と薄いこの本では、あまり期待できないが、
いわゆる歴史学者風の口述対談で、人物評には血がかよっていなかった。
明治時代の背景もさることながら、明治の日清・日露戦争の将は、現場の
たたき上げから立身出世し、昭和の軍人になると陸士・陸大が主流になる
最近 女性のエリート官僚から政界に転身した自民党議員がいたが
試験勉強を勝ち抜き頭がいいだけで、華麗な職歴を短期間に経験するキャリアは
当時の軍人といわず、今でも実権を持たせることに釈然としませんが、どんなもんでしょうかねぇー。
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歴代陸軍大将全覧 明治篇 (中公新書ラクレ 303) 新書 – 2009/1/1
半藤 一利
(著)
ダブルポイント 詳細
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- 本の長さ298ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2009/1/1
- ISBN-104121503031
- ISBN-13978-4121503039
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- 出版社 : 中央公論新社 (2009/1/1)
- 発売日 : 2009/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 298ページ
- ISBN-10 : 4121503031
- ISBN-13 : 978-4121503039
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著者について
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1930年、東京・向島生まれ。
東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。松本清張、司馬遼太郎らの担当編集者をつとめる。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などをへて作家。「歴史探偵」を名乗り、おもに近現代史に関する著作を発表。
著書は『日本の一番長い日』、『漱石先生ぞな、もし』(正続、新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)、『幕末史』など多数。『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年4月6日に日本でレビュー済み
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日露戦争のときの軍司令官クラスに関してだと、「野津道貫」に対する評価は低すぎ、「奥保鞏」は持ち上げすぎ。
「乃木希典」に至っては、西南戦争での軍旗喪失事件、日清戦の旅順口虐殺事件、北清事変のさい引起こした馬蹄銀事件、日露戦のポートアーサー(旅順)攻略戦指揮の不始末、どれも即、解任されて少しも不思議でなく、後世代に悪しき先例ばかり残した。もともと軍隊指揮官や官僚組織の管理職などに向かない性格の持ち主なんだろう。「元帥・山県有朋」が自分を松下村塾の一員とする履歴を飾るため、当人の器を超えて引立てた愚凡・乃木の辛さというところか。
「戦闘の潮合を見る老巧者」と評し、戦場指揮官として「黒木為禎」を高く評価することに異論はない。
だが、野津のほうが、黒木以上に、戦機を読むのは上手く、満洲軍総司令官「元帥・大山巌」の代役までは勤まらないとしても、野津こそ、ポートアーサー攻略戦指揮に任ずべきだった。日清戦争の平壌攻略を取り上げ、「突撃に次ぐ突撃が身上」と評するが、あれはドイツ陸軍の「モルトケ参謀総長」に倣った「参謀総長・川上操六」の「分進合撃作戦」が、相手が清国軍では巧緻すぎて一人芝居になったせいなんで、あの場面では野津の指揮、判断のほうが適確だったといえる。
ポートアーサー攻略軍を満洲軍隷下に編入するか、大本営直轄とするかで揉め、結局のところ休職中将の乃木を軍司令官に起用したが、あそこは要塞陥落まで大本営直轄に置き、野津(参謀長・上原勇作=野津の娘婿、要塞の専門家)に作戦指揮を任せたほうが成功した可能性は大きかった。満洲軍総参謀長「児玉源太郎」が格上で扱い辛い野津を敬遠して、ポートアーサー攻略から外したというが真相ではないか。
作戦指揮官として「奥保鞏」に高い評価を与えるのには同意。が、しかし、参謀総長、元帥昇進以後の彼となると、まるで精彩がなく、やはり「一介の武弁」。国家戦略レベルでの軍事的・政治的判断となると無能の謗りは免れないところ。ありていに言って元帥・東郷平八郎海軍大将と同類というところだろう。
また、評者の諸賢も、マニアックな小知識をひけらかすばかり。明治期の軍人が持った国家観や戦争観については、ほとんど何も語っていない。
評された大将連中も、こうやって一人一人個人に分解してみると、みんな随分と小粒な軍人たちにしか見えなくなる。じつは評者たちの戦争観が小粒なためではないか。はたまた評された軍人たちが、やはり本当に小粒だったのか。あるいはまた伊藤博文や陸奥宗光ら政治家連中が、やはり真から偉大な存在だったのか。
旧帝国陸軍の人事方針を探るというのなら別段、いまさら明治期の軍人たちを、こんなオタクな評価の俎上に載せて、どんな意味があるのかしらと思った。物足りないこと夥しい。
「乃木希典」に至っては、西南戦争での軍旗喪失事件、日清戦の旅順口虐殺事件、北清事変のさい引起こした馬蹄銀事件、日露戦のポートアーサー(旅順)攻略戦指揮の不始末、どれも即、解任されて少しも不思議でなく、後世代に悪しき先例ばかり残した。もともと軍隊指揮官や官僚組織の管理職などに向かない性格の持ち主なんだろう。「元帥・山県有朋」が自分を松下村塾の一員とする履歴を飾るため、当人の器を超えて引立てた愚凡・乃木の辛さというところか。
「戦闘の潮合を見る老巧者」と評し、戦場指揮官として「黒木為禎」を高く評価することに異論はない。
だが、野津のほうが、黒木以上に、戦機を読むのは上手く、満洲軍総司令官「元帥・大山巌」の代役までは勤まらないとしても、野津こそ、ポートアーサー攻略戦指揮に任ずべきだった。日清戦争の平壌攻略を取り上げ、「突撃に次ぐ突撃が身上」と評するが、あれはドイツ陸軍の「モルトケ参謀総長」に倣った「参謀総長・川上操六」の「分進合撃作戦」が、相手が清国軍では巧緻すぎて一人芝居になったせいなんで、あの場面では野津の指揮、判断のほうが適確だったといえる。
ポートアーサー攻略軍を満洲軍隷下に編入するか、大本営直轄とするかで揉め、結局のところ休職中将の乃木を軍司令官に起用したが、あそこは要塞陥落まで大本営直轄に置き、野津(参謀長・上原勇作=野津の娘婿、要塞の専門家)に作戦指揮を任せたほうが成功した可能性は大きかった。満洲軍総参謀長「児玉源太郎」が格上で扱い辛い野津を敬遠して、ポートアーサー攻略から外したというが真相ではないか。
作戦指揮官として「奥保鞏」に高い評価を与えるのには同意。が、しかし、参謀総長、元帥昇進以後の彼となると、まるで精彩がなく、やはり「一介の武弁」。国家戦略レベルでの軍事的・政治的判断となると無能の謗りは免れないところ。ありていに言って元帥・東郷平八郎海軍大将と同類というところだろう。
また、評者の諸賢も、マニアックな小知識をひけらかすばかり。明治期の軍人が持った国家観や戦争観については、ほとんど何も語っていない。
評された大将連中も、こうやって一人一人個人に分解してみると、みんな随分と小粒な軍人たちにしか見えなくなる。じつは評者たちの戦争観が小粒なためではないか。はたまた評された軍人たちが、やはり本当に小粒だったのか。あるいはまた伊藤博文や陸奥宗光ら政治家連中が、やはり真から偉大な存在だったのか。
旧帝国陸軍の人事方針を探るというのなら別段、いまさら明治期の軍人たちを、こんなオタクな評価の俎上に載せて、どんな意味があるのかしらと思った。物足りないこと夥しい。
2009年1月21日に日本でレビュー済み
134人の歴代陸軍大将を総覧するシリーズの明治篇。本書に取り上げられる大将は31人。
内訳は、
長州11人
山県有朋 佐久間左馬太 桂 太郎 山口素臣 岡沢 精 長谷川好道 児玉源太郎 乃木希典 大島義昌 寺内正毅 井上 光
薩摩9人
西郷隆盛 大山 厳 野津道貫 川上操六 黒木為禎 西寛二郎 川村景明 大迫尚敏 鮫島重雄
皇族4人
有栖川宮熾仁親王 小松宮彰仁親王 北白川宮能久親王 伏見宮貞愛親王
福岡2人
奥 保鞏 小川又次
愛知1人
土屋光春
秋田1人
大島久直
静岡1人
大久保春野
徳島1人
上田有沢
戊辰戦争以来の歴戦の勇者もいれば、地味な人もいます。新見は多くはなく、突っ込んだ議論もないですが、手軽に総覧できる本です。
内訳は、
長州11人
山県有朋 佐久間左馬太 桂 太郎 山口素臣 岡沢 精 長谷川好道 児玉源太郎 乃木希典 大島義昌 寺内正毅 井上 光
薩摩9人
西郷隆盛 大山 厳 野津道貫 川上操六 黒木為禎 西寛二郎 川村景明 大迫尚敏 鮫島重雄
皇族4人
有栖川宮熾仁親王 小松宮彰仁親王 北白川宮能久親王 伏見宮貞愛親王
福岡2人
奥 保鞏 小川又次
愛知1人
土屋光春
秋田1人
大島久直
静岡1人
大久保春野
徳島1人
上田有沢
戊辰戦争以来の歴戦の勇者もいれば、地味な人もいます。新見は多くはなく、突っ込んだ議論もないですが、手軽に総覧できる本です。