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発売元 創育の森
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: カバー:小さなキズ、ヨレ等ある場合もありますが良好です。ページ:良好。古本としては比較的良好な本です。■記載無き場合、帯・付属品・特典等無し。帯の状態は保障外。G
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ルポ - 子どもの無縁社会 (中公新書ラクレ 407) 新書 – 2011/12/9

4.1 5つ星のうち4.1 23個の評価

ある日突然学校から姿を消し、「行方不明」となってしまう小中学生。 虐待のリスクを抱えたまま、居場所がわからなくなる親子。 「名無し」のまま、路上や山中に放置される幼い命。 地域の関係が希薄化し、友達とも「うわべだけ」の関係になりがちな今、 「無縁の連鎖」が子どもを襲う。 教育現場や児童相談所、行政システムや法と現実の矛盾を徹底取材。 知られざる「子どもの無縁」を浮き彫りにした衝撃作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2011/12/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2011/12/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 238ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4121504070
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4121504074
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 23個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今私たちが生活している社会を理解する上で不可欠の認識を与えてくれる本だと思います。
2022年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現代日本である日前触れもなく学校から行方不明になってしまう子供たちが少なからずいるという。
学校側は心配して子供を捕捉しようとするのだが、子供と出会えず親とも連絡がほとんど付かない。
そんな状況のまま打つ手もなく時間が流れていくと、周囲の子供たちも先生たちもいつしか行方不明の子の事を忘れてしまい、そして書類上に「行方不明」と記載されてやがて埋もれてしまう。

そんな神隠しみたいなことが本当に起きているのか?
例えば「事件や事故に巻き込まれての所在不明」ならば、親が警察などに届出して公開捜査がされるだろう。上記のケースは「子供行方不明にしていることに実の親が関係している」為、捜索願が出されずに警察も学校も公共機関も積極的な捜索ができないという点が大きく違う。
つまり、「事件化されていない行方不明」なのである。
これは親が離婚したり、母親が夫のDVから逃げる為に行方を誰にも告げずに姿を消したりといったような理由が考えられる。しかし、その情報は基本的に「個人情報の保護」の下に誰にも公開されることなく終わってしまう為、足取りが追えないことで事態が悪化しても対処できない問題がある。

そういう家庭は虐待や育児放棄などのリスクを他の家庭よりも孕んでいると思われるが、行政側に対応できる受け皿が無く見過ごされた結果、子供が死亡して事件化した例もあった。
背景には大人の離婚の急増やバブル経済崩壊後の経済的な貧困などにより、家庭を維持できなくなる大人が急増していることが関係する。基本的に「子供は生まれる家を選べない」ので、運悪く親が責任を果たさなかったりするような家に生まれてしまうと子供自身の将来に暗い影を落とすことは間違いない。
ネット社会で人との繋がりが容易になったように見えても、それは表面的なものに留まり、昔のような密接な繋がりは持てない日本へと社会は変貌してきているようだ。
必ずしも実の親の元で育つのが幸せとは言えない様な残念な日本になってきていると感じる。
2013年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ある日突然消える子ども。
ある日突然行方不明になる子ども。
安否の確認ができない子ども。
生まれたら親に棄てられた子ども。置き去りにされた子ども。

人にはひとりひとり人権があるはずなのに、大人の勝手に振り回され巻き込まれ、人生を狂わせられる。
大人はそんなに偉いんでしょうか?
何をしても、許されましょうか?

いまは、子どもの遊び場も、なくなっているんだって..。
かつては子どもだった大人からの、クレーム..。
ねぇ、みんなどうやって大人になったの?
外で友達と遊ばなかったの?

「かわいそう」だとか、「こんな時代だから」だとか、他人事のような、お情けのような、そんな他力本願な言動で片付けたりしないで欲しいと切に思う。
本のなかだけの出来事じゃない、テレビのなかだけの出来事じゃない。
自らのすぐ隣にある現実に起こっている出来事なのだから。
そして子どもには、ひとりひとり、未来があるはずなのだから。

(本書を読むことにしたのにはきっかけがありました。昔の自分があてはまるのではないかと思ったからです。読了し、もしかしたら私は消えた子どものうちに入るのかもしれない、と思いましたが証拠等私にはないので定かではありません。
然し、自分のことを知りたかったのです。
ですが、読み進めていくうちに、自分だけの問題ではない、社会全体の問題なのだと感じました。
上記、自分が書いたレビューの内容は、個人的なことではなく、社会全体へ向けての思いです。)
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年3月18日に日本でレビュー済み
 「ある日学校からいなくなり、消息不明となる子ども(学校にも通わない子ども)」「虐待を受ける子ども」「親から捨てられる子ども」「子育てする親の孤立」「つながれない子どもたち」。本書は、子どもをめぐる様々な問題事象を取り上げ、その現状を社会に伝えようとする。

 人々の孤立傾向やつながりの希薄化といった社会の変化(いわゆる無縁社会化)が、子どもたちに影響を及ぼすのは当然だろう。「子どもの貧困」とも重なってくる議論だ。本書に記されている出来事は、これまでから指摘・報道されている事であり、確かに新味には乏しい。
 しかし、「無縁社会化が子どもにも大きな影響を及ぼしている」という主張は、この問題への社会的関心をより高めるという点で、効果的なロジックになっていると思う。

 大きな社会の変化、人々の意識や行動様式の変化がこれらの問題の根っこにあるのだが、だからと言ってあきらめるのではなく、たとえ対症療法であっても、それぞれの立場で大人がやれる事をやっていくしかないのだ、という思いを強くした。
2015年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中学の時、仲のよかった友達が、突然学校に来なくなった。そのこの近くにいると、「物がなくなる」とか噂が絶えず、明るく振る舞う笑顔が途切れると一瞬、鋭い大人の顔を見せた。クラスで孤立がちだったそのこを3人の仲良しグループで囲むように4人グループで、いつも一緒だった。もちろん、物がなくなったことは一回もなかったし、短距離が早く運動会でも人気者だった彼女。卒業式を前に、ぱったり来なくなり、電話しても家に行っても誰もいない。そして、卒業式が終った後、彼女が現れた。大人っぽいお化粧と髪型と服装。離婚した母親と共に、飲食店を手伝っているといい、足早に荷物をまとめて学校を去っていた後姿。
「個人的な事情」という向こう側に、他人は踏み込めない。「それぞれの幸せ」という価値を誰もが尊重されるべきだ。この本を読んで、何十年ぶりかで、その時の気持ちをまざまざと思いだした。学校側でさえ、友人以上の対応すらできなかった。そのこがいなくなった事情を学校から聞かれたのだから。
個人情報という壁に阻まれて、決して渡れないラインの向こう。はっきり見えないその向こうで、何が起こっているのか。一歩も二歩も踏み込んで、物事の本質を、隠れた死角から、社会的に改善する観点へと引き上げる石川先生。時間をかけて、全著作を読み続けようと思います。
2013年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
色々なケースが挙げられていますが、ちょっととっちらかった感じがします。極めて深刻な状況を理解しつつも、訴えるものが何かわかりませんでした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作は、現実化している「人間関係の希薄化」と「無縁社会の到来」といった、新たな社会問題の予兆を確実にとらえていると思います。
これからの社会、日本人の在り方に対して改めて問題提起をする作品であり、「これからどうするか」を自分の実行レベルで考えさせられる作品でした。
2014年4月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
希薄な人間関係をつくっている現代が、無縁社会まっしぐらになっている現実の中、子どもがまさにその被害を被っている。大きな事件としてとりあげられた事例を入れて、具体的にわかりやすく書かれている。自分さえよければいいという風潮の中で、自己チュウ―な大人に育てられた子どもが親になっていくのであるから、本書に書かれているような子どもを人間として扱えない親がいることも、納得する。ここまでひどくなっているのか、と思いながらも、納得できるケース満載でした。あっという間に読みました。それくらい、引き込まれていきます。悲惨な現実に。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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