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徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理 (中公新書ラクレ 439) 新書 – 2012/12/7
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- 本の長さ286ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2012/12/7
- ISBN-104121504399
- ISBN-13978-4121504395
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2012/12/7)
- 発売日 : 2012/12/7
- 言語 : 日本語
- 新書 : 286ページ
- ISBN-10 : 4121504399
- ISBN-13 : 978-4121504395
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,036,094位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
1966年大阪府河内市(現東大阪市)生まれ。
1973年に奈良県生駒市に移居。以後、生駒市立生駒東小学校、同緑ヶ丘中学校、私立東大寺学園高等学校、京都大学法学部卒業の後、京都大学大学院法学研究科修士課程修了、同博士課程中途退学。京都大学博士(法学)。
愛媛大学法文学部助手、講師、神戸大学大学院国際協力研究科助教授を経て、
現在、神戸大学大学院国際協力研究科教授。また、NPO法人汎太平洋フォーラム理事長を兼任。
この間に、韓国国際交流財団研究フェロー、ハーヴァード大学、高麗大学、世宗研究所、オーストラリア国立大学、ワシントン大学の客員研究員、及び、高麗大学客員教授、第2期日韓歴史共同研究委員会委員(教科書小グループ所属)等を歴任。
研究分野は、比較政治学、朝鮮半島地域研究。特に韓国におけるナショナリズムと政治文化の関係に関心を有している。
自転車と旅行、オリックス・バファローズをこよなく愛する。愛車はAnchor RL8。
【主な著作】
単著
『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識:朝貢国から国民国家へ』(ミネルヴァ書房、2000年、第13回アジア太平洋賞特別賞)
※韓国語版(金世徳訳、サンチョロム、2007年)
『韓国における「権威主義的」体制の成立:李承晩政権の崩壊まで』(ミネルヴァ書房、2003年、第25回サントリー学芸賞)
※韓国語版(金世徳訳、J&C、2013年)
『朝鮮半島をどう見るか』(集英社新書、2004年)
『高宗・閔妃:然らば致し方なし』(ミネルヴァ書房・日本評伝選、2007年)
※韓国語版(金世徳訳、J&C、2017年)
『民主化の韓国政治:朴正煕と野党政治家たち1961~1979』(名古屋大学出版会、2008年)
『韓国現代史:大統領たちの栄光と蹉跌』(中公新書、2008年)
『近代韓国のナショナリズム』(ナカニシヤ出版、2009年)
『日韓歴史認識問題とは何か』(ミネルヴァ書房、2014年、第15回読売・吉野作造賞)
※韓国語版(金世徳訳、J&C、2019年)
The Burden of the Past: Problems of Historical Perception in Japan-Korea Relations, University of Michigan Press, 2019.
『歴史認識はどう語られてきたか』(千倉書房、2020年)
『韓国愛憎:激変する隣国と私の30年 』(中公新書、2022年)
共編著
(玉田芳史)『民主化とナショナリズムの現地点』(ミネルヴァ書房、2006年)
(石田佐恵子・山中千恵)『ポスト韓流のメディア社会学』(ミネルヴァ書房、2007年)
(島田幸典)『ポピュリズム・民主主義・政治指導――制度的変動期の比較政治学』(ミネルヴァ書房 2009年)
(浅羽祐樹・佐藤大介)『徹底検証 韓国論の通説・俗説 日韓対立の感情vs.論理』(中公新書ラクレ、2012年)
(浅羽祐樹·安田峰俊)『だまされないための「韓国」 あの国を理解する「困難」と「重み」 』(講談社、2017年)
(田中悟・金容民)『平成時代の日韓関係:楽観から悲観への三〇年』(ミネルヴァ書房、2020年)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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・佐藤大介氏について
どちらかというと情緒的な文章で韓国よりの人と思われる。印象に残る発言がほとんどない。
・木村幹氏について
本書では中立的な立場を取っているように見える。
・浅羽裕樹氏について
親韓国でやや情緒に訴える文章が目につく。韓国側の宣伝に勤めているように思える。
全部で6章あり、そのうち座談会が3つある。
1章は佐藤氏による解説である。当時の事情を簡単に解説するものである。
2章の竹島問題を論じる座談会である。竹島問題を論じるには、サンフランシスコ平和条約が1951年9月に署名され1952年4月末に発効し、日本の主権が回復する時期のところから始めないといけない。1948年に独立した韓国は上記条約が発効する直前とも言える1952年1月に李承晩ラインを設定し、その内側(韓国から見て内側)に竹島を取り込み日本の船舶を李承晩ラインの内側に入らないように強制措置を執るようになり、竹島の領有権を主張するようになるのである。これが竹島問題の始まりである。しかるに李承晩ラインのことを知らないのか、一切言及がない。当時、日本には主権がなく自衛隊もなくなすすべがなかった。日本から見れば実力行使できない状態のときに竹島を不法にかすめ取られたとしか言い様がない。同ラインにより漁船が多数拿捕され多くの船員が長期間抑留されて死亡した人もいるのである。この状態は1965年日韓基本条約が締結されるまで続いた。3人の中で一番年上の木村幹氏でも1966年生まれであるから本当に知らないのかもしれないが、勉強不足も甚だしい。
3章の慰安婦問題について論じる座談会である。慰安婦問題を論じるには、1990年以降の朝日新聞の一連のキャンペーン記事に言及しなければ話にならないが、それについての言及は一切無い。この本ができたときには朝日新聞の記事が間違っていることは明らかになっていたにもかかわらずにだ。まあ、朝日新聞が記事の間違いを認めたのはこの本が出版された後ではあるが、これも勉強不足としか言い様がない。3章のp131で木村先生は『韓国と日本の法律に対する考え方の違いもあります。韓国人は「悪法も法なり」とは言いません。「悪法は直すべき」という考え方です。彼らは昔に遡っても悪法なら直すべきだと考えるし、実際、自分たちの国内ではそれでやってきたわけです。』と発言している。それを受けて次のページで浅羽先生は「私も法に対する日韓の認識のずれはかなり大きいと思います。」と言っているのでそこの認識は両者一致している。が、浅羽先生は『韓国では異論が出て抑えられない、抑えられないのは抑える気が無いからだという議論になっていく』と言い、議論するのが悪いことのような印象を与える話となっている。(p132の浅羽先生の話は主語がわからない部分がある。)それに対して木村先生は『でも、それは政府が抑えるべきだという話ではないでしょう。僕は日韓歴史共同研究委員会の委員をやっていましたが、そのときによく出てくるエピソードの中に、切羽詰まった韓国の研究者が机を叩いて「日本人には良心はないのか」と叫ぶという話があります。この話、日本では皮肉交じりのジョークとして語られることが多いのですが、実は主張している韓国人は大真面目にこれを論じている。韓国には歴史も法律も正義にかなっているべきであって、正義にかなっていないようなことを主張すること自体が、「正しくない」という考え方がある。』と話している。この辺り木村先生の実体験を話しているので迫力がある。それに対して浅羽先生は話題を変えてしまった。この章で見るべきところはこのやりとりで、後は、慰安婦問題は、国際的にはより広い女性への性的暴力としてとらえられていると言う話が続く。韓国による情報操作である。
4章の座談会である韓国と日本、それぞれの「感情」と「論理」は、現時点ではよく知られた韓国の事情を話しているという印象である。
5章は浅羽先生による解説である。この章で浅羽先生は非常に重要な事項として外務省がホームページで公開している『韓国は我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値観を共有する重要な隣国である(評者駐:本が出版された時点。現時点においては「韓国は、日本にとって重要な隣国である」というのが外交青書に記されており、その後には現在の韓国の反日行動が具体的に記されている。「自由と民主主義、基本的人権などの基本的価値を共有する」という文句は2015年から削除されていて復活していない。)』というのがあると話す。浅羽先生の解釈によれば『日韓関係の「基本」は、「自由と民主主義、市場経済等の基本的価値観を共有する」ところにあると言うのです。"だからこそ"、韓国は日本にとって「重要な隣国である」のです。』というのであるが、「先生、日本語大丈夫ですか?」と言いたくなる。現時点においては、上記評者駐で記したように価値観を共有していなくても「韓国は日本にとって重要な隣国である」と言えるのである。章の最初の論が間違っているので、それをベースにしているそのほかの部分は適当に読み流しても問題ない。
6章は木村先生による解説である。当時の事情についてなぜそれが起こったのか解釈し今後の見通しを述べている。最終的には、重要な隣国なのだから仲良くしましょうというというような論になっている。
この本が出てから8年たっていますが、日韓が仲良くすることが可能でしょうか?
2012年夏の李明博大統領による竹島訪問や天皇への謝罪要求発言の数ヶ月後に刊行されているため、議論の材料のなかにはやや古びたものもあるが、今もなお示唆に富む叙述が多い。
例えば、
1 「日本側が竹島問題を領土問題と認識しているのに対し、韓国側は……歴史問題としてとらえ(pp.39-40)」というような、個別の問題での日韓の認識のズレ
2 「韓国が『法』と『倫理』の責任が一体不可分であるのに対し、日本は厳密に切り離している(pp.44-45)」というような、広く社会観に関わる日韓の感覚のズレ
3 2011年に韓国の憲法裁判所が慰安婦問題についての韓国政府の不作為を違憲とする判決を出したことの(韓国内における)重要性
4 「世代交代や活発な交流が、日韓の領土問題や歴史認識問題の解決や沈静化に寄与するという考え方(p.252)」が(残念ながら)実証的な裏づけに欠くこと
5 冷戦終結、韓国の経済成長、グローバル化のなかで、「今の韓国にとって……経済的にも、また、社会的にも日本は今や単なる交流先の一つ(p.266) 」となり、その分、領土問題や歴史認識問題の重要性が相対的に大きくなったこと
等々。
日本の国益を考える上で、このような分析は不可欠だろうと思う。
他国と「わかりあえるものとおもわず対応する方がよい」的なのはある意味そうなのだが、外交は相手のあるゲームなので「どういう理屈で動いて相手が何が動いているのか」を見誤って損するのは自国なので、素人の感想だけを頼りにするよりはこういうのも参考情報の一つに加えてある方がいいともいますけれど。政府行政の方も、世論の側も。
1つ欠落しているのは、客観的な事実から両国民の認識がどの程度ずれているかを考慮していないことです。日本人は遠慮がちに事実について自身に不利な解釈をしがちで、韓国人は都合よく捏造された嘘歴史物語を信じ切っているようです。そのような認識の違いの上で、両者の妥協点を見つけることは、まったく公正さに欠けます。また著者は、朝鮮人の強制連行など捏造された嘘を事実のように書いています。(戦時徴用や徴兵令のことを述べているのなら、内地よりも半島は優遇されていたこともありますし、適切な用語を選ぶべきです。)意図的なのか、著者が事実を知らないのか、単に筆者が洗脳されているのかは不明です。
まずは、客観的事実を両国民が知ることが大切です。Evidence-basedな視点は科学だけでなく、歴史でも必須でしょう。
もうそんな議論は不要に思える。
韓国が実際に寄生虫のごとく日本にタカっているのは間違いないので、相手の民族的な特徴を理解していなくても、人間は本能的に相手と折り合う術を持っているのだ。
日本は長年韓国、中国と接してもう嫌というほど分かっているのだから、小手先の議論をしたところで分かり合えるはずはないし必要もない。
次の段階、つまり、中韓との断絶を望む日本人は読む必要はないでしょう。