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フランス産エリートはなぜ凄いのか (中公新書ラクレ 540) 新書 – 2015/10/9
橘木 俊詔
(著)
哲学が重視されるのはなぜ? 理工系エリートがなぜ強い? 『21世紀の資本』のピケティや、経営者のゴーンら、カリスマたちを輩出した 「世界最強のエリート養成機関」の実態とは? 東大法学部を凌ぐ官僚養成校ENA学長へのインタビューも収載。
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2015/10/9
- ISBN-104121505409
- ISBN-13978-4121505408
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2015/10/9)
- 発売日 : 2015/10/9
- 言語 : 日本語
- 新書 : 221ページ
- ISBN-10 : 4121505409
- ISBN-13 : 978-4121505408
- Amazon 売れ筋ランキング: - 420,848位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年4月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても興味深く読ませていただきました。日本との比較がある意味必要です。
2016年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
インターネットで検索すると、本書で記載されている以上の情報に接することができる。
単に事物・事象を紹介するというだけの本では、現代社会ではインターネット検索に負ける。
p48「(註:弁護士は)社会的地位も日米ほど高くない」などと、さらっと根拠なく書くように論考が雑な点が目に付く。
単に事物・事象を紹介するというだけの本では、現代社会ではインターネット検索に負ける。
p48「(註:弁護士は)社会的地位も日米ほど高くない」などと、さらっと根拠なく書くように論考が雑な点が目に付く。
2016年10月29日に日本でレビュー済み
フランスの高等教育の仕組みを知ることはフランスのエリート育成の仕組み知ることでもあります。
仕組みが語られそこから産まれた有名人のエピソードが添えられているので最後まで面白く読めました。有名人とは、ピケテイ、トッド、アルチュセール、ヴェイユなどです。当然政治家達も登場します。
エリート育成の日仏比較で日本のほうが早くから少数に絞り込まないことの長所と短所があると指摘されます。またフランスのエリート育成の仕組みはドイツへの対抗意識があっという指摘には興味を持ちました
仕組みが語られそこから産まれた有名人のエピソードが添えられているので最後まで面白く読めました。有名人とは、ピケテイ、トッド、アルチュセール、ヴェイユなどです。当然政治家達も登場します。
エリート育成の日仏比較で日本のほうが早くから少数に絞り込まないことの長所と短所があると指摘されます。またフランスのエリート育成の仕組みはドイツへの対抗意識があっという指摘には興味を持ちました
2016年2月21日に日本でレビュー済み
『フランス産エリートはなぜ凄いのか』(橘木俊詔著、中公新書ラクレ)を読み終わって、エリート嫌いの私はホッとしました。なぜならば、著者自身が、日本はフランス式エリート主義を採用するよりも、日本式の「準エリート主義」でいくほうがメリットが大きいという結論に達しているからです。
本書では、フランス式エリート教育の実態が詳細に解説されています。「どこの学校を卒業したかがその人の人生を大きく決めるのが、フランスの教育制度である。グランゼコールを出た人とそうでない人のキャリアの差には大きなものがある」。「大切なのは、学位を取得することよりも、グランゼコールの入試にパスしたこと、あるいは在籍したことなのだ。もともと優秀な学生が選抜されて入学するうえ、教育の中身が濃いので、学識の高い人や技術に強い人が出てくるのである。これら選ばれし人をエリートとみなせるなら、まぎれもなくグランゼコールはエリート輩出校である。・・・その数およそ300校以上であり、中でもトップエリートを輩出する難関校は、エコール・ポリテクニク(理工科学校)、エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)、エコール・ナショナル・ダドミニストラシオン(国立行政学院)の3校だ」。
本書では、フランス式エリート教育の実態が詳細に解説されています。「どこの学校を卒業したかがその人の人生を大きく決めるのが、フランスの教育制度である。グランゼコールを出た人とそうでない人のキャリアの差には大きなものがある」。「大切なのは、学位を取得することよりも、グランゼコールの入試にパスしたこと、あるいは在籍したことなのだ。もともと優秀な学生が選抜されて入学するうえ、教育の中身が濃いので、学識の高い人や技術に強い人が出てくるのである。これら選ばれし人をエリートとみなせるなら、まぎれもなくグランゼコールはエリート輩出校である。・・・その数およそ300校以上であり、中でもトップエリートを輩出する難関校は、エコール・ポリテクニク(理工科学校)、エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)、エコール・ナショナル・ダドミニストラシオン(国立行政学院)の3校だ」。
2016年3月16日に日本でレビュー済み
これはほんとうに研究者の著作なのでしょうか?
データや具体的内容の大半は、巻末の参考文献からの引用です。それを著者の言い分にそうように並べただけに見えます。また、その言い分も、「新書というジャンルの限界を露呈している」とのレビューにあるように、根拠なく雑なものに思われます。
同レビューでは、ネットでもっと詳しい情報をゲットできると書いてありますが、著者は古いデータのアップデートなど、簡単な努力すらしていません。著者はかつてフランスの国立統計学研究所に在籍したと書いてありますが、その統計を加工して論じた様子もありません。
国立行政学院の学長にブルデューを引用しながら格差論議をしてますが、フランスの高等教育関係者に、いまどきブルデューを引用しながら教育格差を論じるなんて、なんてアナクロと思われたのではないでしょうか?実際、学長はかるく切ってすててますね。プロローグで「私が30年前から見続けたフランス」と書いてますが、30年前から見続けているなら、最近の教育格差の議論や、それが論拠とする論考をフォローしているはずなんですが。。。参考文献にフランス語の本が一冊もないのも驚きです。
学術論文ではなくて新書だからと割り切ればいいのかもしれませんが、研究者の著作として購入するとがっかりすると思います。
切りばり論文でも、情報をうまくまとめるという意義がなくもないので、星2こです。
データや具体的内容の大半は、巻末の参考文献からの引用です。それを著者の言い分にそうように並べただけに見えます。また、その言い分も、「新書というジャンルの限界を露呈している」とのレビューにあるように、根拠なく雑なものに思われます。
同レビューでは、ネットでもっと詳しい情報をゲットできると書いてありますが、著者は古いデータのアップデートなど、簡単な努力すらしていません。著者はかつてフランスの国立統計学研究所に在籍したと書いてありますが、その統計を加工して論じた様子もありません。
国立行政学院の学長にブルデューを引用しながら格差論議をしてますが、フランスの高等教育関係者に、いまどきブルデューを引用しながら教育格差を論じるなんて、なんてアナクロと思われたのではないでしょうか?実際、学長はかるく切ってすててますね。プロローグで「私が30年前から見続けたフランス」と書いてますが、30年前から見続けているなら、最近の教育格差の議論や、それが論拠とする論考をフォローしているはずなんですが。。。参考文献にフランス語の本が一冊もないのも驚きです。
学術論文ではなくて新書だからと割り切ればいいのかもしれませんが、研究者の著作として購入するとがっかりすると思います。
切りばり論文でも、情報をうまくまとめるという意義がなくもないので、星2こです。
2016年3月11日に日本でレビュー済み
日本の「格差社会」や「学歴」分析に詳しい著者のフランスの「エリート養成コース」である、名門グランゼコールについての考察。
具体的には、ENA、パリ鉱業大学、エコール・ポリテクニク、エコール・ノルマル・スペリウール(ENS:高等師範学校)、シアンスポ(パリ政治学院)、HEC(パリ経営大学院)などについて・・。たとえばカルロス・ゴーン氏はエコール・ポリテクニク(理工科学校)とパリ鉱業大学を卒業している。『21世紀の資本』の著者ピケティ氏はENSで若くして博士号をとり、アメリカのMITへ・・。
ドイツに対抗するために、理工系を優遇してきた、とか、官僚輩出の仕組み(卒業時の成績で、どの役所に行けるかが決まる!)とか、ユニークだ・・。
少し、「ななめ読み」だが面白かったのは以下の指摘:1)ピケティ氏が日本に来た時の、講演、対談は「英語」で押し通した。「経済学は幸か不幸かアングロサクソンが支配する学問になっているため、英語で書かれた文献しか注目されない」、「『21世紀の資本』が社会現象になったのは、2014年に英訳版が刊行されてからのことであった」(p217)といった背景があるのだろう・・との著者の推察。一方で、2)エマニュエルトッド氏(シアンスポ卒業後ケンブリッジで博士号を取得)の著書はほとんどがフランス語で書かれている。ユニークな切り口で、ソ連の崩壊を予想したり、アメリカの各方面の国力の衰えを分析したり・・。「フランス語で書物・論文を発表しても世界的に注目を浴びる少ない人。」(p109)なのだそうだ。
日本語だと、いくらユニークな事が書いてあっても日本人以外は読まない(読めない!)か?!まあ、フランス語は(「英語」で、もう勝負がついてしまった分野も多いけど・・)今のところ、まだ「国際言語」の一つかな???
具体的には、ENA、パリ鉱業大学、エコール・ポリテクニク、エコール・ノルマル・スペリウール(ENS:高等師範学校)、シアンスポ(パリ政治学院)、HEC(パリ経営大学院)などについて・・。たとえばカルロス・ゴーン氏はエコール・ポリテクニク(理工科学校)とパリ鉱業大学を卒業している。『21世紀の資本』の著者ピケティ氏はENSで若くして博士号をとり、アメリカのMITへ・・。
ドイツに対抗するために、理工系を優遇してきた、とか、官僚輩出の仕組み(卒業時の成績で、どの役所に行けるかが決まる!)とか、ユニークだ・・。
少し、「ななめ読み」だが面白かったのは以下の指摘:1)ピケティ氏が日本に来た時の、講演、対談は「英語」で押し通した。「経済学は幸か不幸かアングロサクソンが支配する学問になっているため、英語で書かれた文献しか注目されない」、「『21世紀の資本』が社会現象になったのは、2014年に英訳版が刊行されてからのことであった」(p217)といった背景があるのだろう・・との著者の推察。一方で、2)エマニュエルトッド氏(シアンスポ卒業後ケンブリッジで博士号を取得)の著書はほとんどがフランス語で書かれている。ユニークな切り口で、ソ連の崩壊を予想したり、アメリカの各方面の国力の衰えを分析したり・・。「フランス語で書物・論文を発表しても世界的に注目を浴びる少ない人。」(p109)なのだそうだ。
日本語だと、いくらユニークな事が書いてあっても日本人以外は読まない(読めない!)か?!まあ、フランス語は(「英語」で、もう勝負がついてしまった分野も多いけど・・)今のところ、まだ「国際言語」の一つかな???