17世紀に活躍したドイツの哲学者、ゴットフリート・ライプニッツの『モナドロジー』『形而上学叙説』に数篇の書簡を加えた新書サイズの1冊です。
ライプニッツ自身は体系的な理論を立てなかったようで、その意図は、上記の論文から推し量るしかないようです。
内容をざっくり言うと、有名なモナド(単子)とは、要するに『神』のことで、あらゆる物体の持つ『精神』はその神(の精神)のコピーとして神から意図的に与えられたそうです。
でも、この精神(モナド)のコピーのクオリティには段階があって、
たとえばテーブルや自転車のような『物』は低いレベルのモナドを与えられている。
次に、犬や猫などの『動物』はそれより少し高く、『人間』はさらにレベルの高いモナドを持っているので知性があり、それによって神様の善なる意図を推し量ることが出来ると言います。
(ちなみにライプニッツはプロテスタントです)
そして人間をはじめとするあらゆる物に与えられているモナド(精神・魂)は、そもそも神の精神の一部なので、人間の精神活動を含めて、この世界に起きる事のすべては『神の意志』の元に『あらかじめ決められている』とライプニッツは論じます。
つまり予定説ですね。
神という善なる存在が、その完璧で善なる意志によって計画したもの、それが『この、我々の生きる、最善となるように予定された世界』ということになります。
(最善ということはつまり、この世で起きる地獄めいた大災害や大虐殺も全て、神の世界を最善へと導くための計画の一部となる!)
だからライプニッツは楽天主義者(オプティミスト)という、あまり有難くない肩書きで呼ばれるわけですね。
また同時に、ここからあの有名な『可能世界論』として知られるライプニッツ版『パラレルワールド論』が現れます。
それは、神様は頭の中にさまざまなパターンの『有り得る世界』を思い描き、そこから「よし、これが世界にとって最善だ!」
と、神様が決めたものが現実に作られた『この世界』だと言うものです。
現代思想っぽく言うとそれは〈有り得たかもしれない世界〉であり、SFで言うと〈パラレルワールド〉であり、コンピューターゲームで言うと〈他のルート〉という事になる。
これが〈可能世界〉と呼ばれる理論ですが、個人的に読んでいてハッとしたのは、『形而上学叙説』の4節目にある、
【すべては神の計画なので、過去に対しては満足しなくてはならない。しかし未来に対しては静寂主義(何もしない人)であってはならない】
という意味の短い言葉。
詳しい内容はこの本を読んで頂きたいのですが、私は、この節はライプニッツの意図を離れて(形而上学を離れて)、
一つの共同体に生きる人間の過去への向き合い方と、現実に対しての向き合い方なのではないかと感じました。
なぜなら、極端なオプティミズムやペシミズムを選ぶなら、結局は現実に身を委ねる態度をとるので「何をしても一緒だから、何もしなくていい」となります。
つまり『コミットしない』ということです。
しかし、レベルの高い優れたモナドを持つ人間という存在はその知性によって、神の意図を推測することが出来るので、静寂主義ではなく、神の望む『最善』を実現するために動くべきだというライプニッツの言葉を、もし公共善を巡る正義論に読み替えれば、
共同体にとっての『善=公共善』があるのなら、その実現を目的に人々は社会にコミットするべきだという現実的な意味を新たに帯びるからです。
(この場合『神=モナド』は理念=憲法などに読み替えることが出来るかもしれません)
こう読んで良いのなら、ライプニッツが1度訪ねたというオランダの哲学者スピノザの倫理論と併読することも可能なのではないでしょうか。
私は専門家ではないので、この読み方は乱暴なのかもしれませんが、以上のようにライプニッツの『最善論』は〈神ではなく、人間が自分達で最善を目指すための倫理論〉のようにも読めました。
あと、神が複数の構想から一つの世界を選んだという〈可能世界〉は少し小説の書き方にも似てますね。
そう思うと色々な物語展開を思考して1本のストーリーを書く小説家を神になぞらえるのは、あながち間違っていないのかも。
それと、神がモナド(精神)を作り出して、モナドの集合体である〈世界〉を物理的にも調和させてに駆動させているという発想はまるで、世界の出来事の全てはコンピューターの中のイベントで、神様がプログラムだと思うと、また面白い読み替えになるかも知れませんね。
読み応えのある、おもしろい本ですよ!
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モナドロジー形而上学叙説 (中公クラシックス W 41) 新書 – 2005/1/1
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全哲学史を通じて最大の博学博識の思想家といわれるライプニッツ。その思想は、多元的、発散的、流動的なものの中に、すなわち多様そのものの中に、「調和」をもとめるものだった。
- ISBN-104121600746
- ISBN-13978-4121600745
- 出版社中央公論新社
- 発売日2005/1/1
- 言語日本語
- 本の長さ244ページ
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2005/1/1)
- 発売日 : 2005/1/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 244ページ
- ISBN-10 : 4121600746
- ISBN-13 : 978-4121600745
- Amazon 売れ筋ランキング: - 209,300位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 49位中公クラシックス
- - 218位ドイツ・オーストリアの思想
- - 400位西洋哲学入門
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上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月6日に日本でレビュー済み
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2018年8月24日に日本でレビュー済み
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神ありきの論の立て方には違和感を感じた。
下村寅太郎さんの解説が長かったが、時代背景を知るうえで重要な要素だった。
それほど難しいところはなかった。
下村寅太郎さんの解説が長かったが、時代背景を知るうえで重要な要素だった。
それほど難しいところはなかった。
2009年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
翻訳はとても読みやすい。表題のモナドロジー、形而上学叙説のほか、
短い小品集も収められており、ライプニッツに初めて触れる自分のような
読者を遠ざける内容ではなく、よく出来た本だと思う。
ただ、一つ問題なのが、この中公クラシックスシリーズ全てがそうである
ように、巻頭に日本人研究者の解説を載せてしまっていることだ。
読者はライプニッツ自身の著作を読みたいために本書を購入したのであって、
解説を読むために購入したのではない。
解説の内容の良し悪しは問わず、哲学者の論文の「前に」解説を載せるのは、
その哲学者に対して、そして、その哲学者との知的対話を通じて自分で
考えようとしている日本の読者に対して尊重を欠いた構成であり、絶対に
やってはいけないことだと思う。著者の立場になって考えてみればいい。幸い、
岩波文庫やちくま文庫ではそういう過ちは犯されていないのが救いであるが。
今まで中公新社の哲学書には良いイメージを抱いていたのだが、この構成には
かなり違和感をもった。今後の中公クラッシクスシリーズでは、解説は最後に
するよう編集部に希望したい。
短い小品集も収められており、ライプニッツに初めて触れる自分のような
読者を遠ざける内容ではなく、よく出来た本だと思う。
ただ、一つ問題なのが、この中公クラシックスシリーズ全てがそうである
ように、巻頭に日本人研究者の解説を載せてしまっていることだ。
読者はライプニッツ自身の著作を読みたいために本書を購入したのであって、
解説を読むために購入したのではない。
解説の内容の良し悪しは問わず、哲学者の論文の「前に」解説を載せるのは、
その哲学者に対して、そして、その哲学者との知的対話を通じて自分で
考えようとしている日本の読者に対して尊重を欠いた構成であり、絶対に
やってはいけないことだと思う。著者の立場になって考えてみればいい。幸い、
岩波文庫やちくま文庫ではそういう過ちは犯されていないのが救いであるが。
今まで中公新社の哲学書には良いイメージを抱いていたのだが、この構成には
かなり違和感をもった。今後の中公クラッシクスシリーズでは、解説は最後に
するよう編集部に希望したい。
2015年2月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これ以上ないというようなコンパクトな選集と簡素な解説。おそらくライプニッツ哲学は、現代思想と対等に渡り合える論理を秘めている。キリスト教的なバックボーンがあるが、それはほとんどすべての宗教思想と通底するもので、普遍性があるので、無宗教の今日においても十分に通用する学説。微分法など、ライプニッツを読むと、彼自身が今日の数学者より巧みに説明してくれる。フッサールやデリダ、トゥルーズを読んだ後一読を勧めたい。要は、ライプニッツ思想は、エクリチュールの思想であり、持続的な努力が前提なのであろう。
2018年2月6日に日本でレビュー済み
・紹介する本
『モナドロジー・形而上学叙説』ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ著・清水富雄・飯塚勝久・竹田篤司訳
・サノーさん一言コメント
「全てが予定調和なのか。合理論者が導き出した、世界を構築するモナドへの憧憬」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「目に見えない精神の世界と目に見える物質の世界を行き来しながら、著者が挑んだ世界を学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「モナド」という「単一」である「究極単位」を仮説として設定し、その考察と実験から、世界を構成する「精神」と「物質」の関連性を説こうとした「哲学」だ。
ウノーさん(以下ウ):同時代の「スビノザ」さんと、よく比較されます。
サ:同じ「合理論」だが、スピノザよりも「神的」にエキセントリックだ。
ウ:でも、どちらも「実在」について「物質が存在すること」ではないという結論に至っています。
サ:この本では「モナド」と「アトム(原子)」の基本的な概念の相違を説明し、複合体として世界を形成しているが、あくまでも「単一」であるという設定から、既存の物理学の領域ではない論理を展開している。
ウ:もともと、ライプニッツさんは「理系」ですからね。数学や自然科学でも多く発見を遺し、功績も認められた人です。
サ:さらには政治家だ。政治というアプローチから、社会を構成するものを分解し、幸福と健全化を目指していた。
ウ:なにしろ、ドイツは戦争に次ぐ戦争の時代で、人口が激減していて、その原因の一つが「宗派争い」だったわけですから、「教会における神」から「本来の神」へと「本質を転換」する必要があったんですね。
サ:「予定調和」の思想は、合理主義のなかでも分かりやすく、また多くの人が合意しやすい内容だ。
ウ:「倫理的世界」と「物理的世界」は予定調和の関係であって、秩序そのものであるという考え方ですね。
サ:分かりやすく言うと「倫理的社会」である「精神と心」において良好であれば、「物理的社会」である「富と肉体」が良好となることは「あらかじめ決められているルール」であると伝えている。
ウ:これは「よい行為は、良い心から発生し、それは報われる」と主張した『原因と結果の法則』と同じ内容です。
サ:『引き寄せの法則』とも同じだ。倫理的であり「正しい心」は「報われる」というのは「すでに決まっている」から、社会は両面において安定すべきである、という理論となる。
ウ:こう考えると昨今の「スピリチャル」も元をたどれば「哲学」なのかも。
サ:だからこそ、心が大切なんだな。
【了】
『モナドロジー・形而上学叙説』ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ著・清水富雄・飯塚勝久・竹田篤司訳
・サノーさん一言コメント
「全てが予定調和なのか。合理論者が導き出した、世界を構築するモナドへの憧憬」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「目に見えない精神の世界と目に見える物質の世界を行き来しながら、著者が挑んだ世界を学びます」
【ウノーさんおすすめ度★★★★☆】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):「モナド」という「単一」である「究極単位」を仮説として設定し、その考察と実験から、世界を構成する「精神」と「物質」の関連性を説こうとした「哲学」だ。
ウノーさん(以下ウ):同時代の「スビノザ」さんと、よく比較されます。
サ:同じ「合理論」だが、スピノザよりも「神的」にエキセントリックだ。
ウ:でも、どちらも「実在」について「物質が存在すること」ではないという結論に至っています。
サ:この本では「モナド」と「アトム(原子)」の基本的な概念の相違を説明し、複合体として世界を形成しているが、あくまでも「単一」であるという設定から、既存の物理学の領域ではない論理を展開している。
ウ:もともと、ライプニッツさんは「理系」ですからね。数学や自然科学でも多く発見を遺し、功績も認められた人です。
サ:さらには政治家だ。政治というアプローチから、社会を構成するものを分解し、幸福と健全化を目指していた。
ウ:なにしろ、ドイツは戦争に次ぐ戦争の時代で、人口が激減していて、その原因の一つが「宗派争い」だったわけですから、「教会における神」から「本来の神」へと「本質を転換」する必要があったんですね。
サ:「予定調和」の思想は、合理主義のなかでも分かりやすく、また多くの人が合意しやすい内容だ。
ウ:「倫理的世界」と「物理的世界」は予定調和の関係であって、秩序そのものであるという考え方ですね。
サ:分かりやすく言うと「倫理的社会」である「精神と心」において良好であれば、「物理的社会」である「富と肉体」が良好となることは「あらかじめ決められているルール」であると伝えている。
ウ:これは「よい行為は、良い心から発生し、それは報われる」と主張した『原因と結果の法則』と同じ内容です。
サ:『引き寄せの法則』とも同じだ。倫理的であり「正しい心」は「報われる」というのは「すでに決まっている」から、社会は両面において安定すべきである、という理論となる。
ウ:こう考えると昨今の「スピリチャル」も元をたどれば「哲学」なのかも。
サ:だからこそ、心が大切なんだな。
【了】
2018年11月25日に日本でレビュー済み
『モナドロジー(単子論)』は不思議な書物である。スピノザの『エチカ(倫理学)』と同様、幾何学的(数学的)論証でありながら神学的でもある。ライプニッツのモナドは、アトム(原子)とよく似ているが、異なるものだ。アトムとモナドは物質の最小単位であり、単一の実体である。それは共通点である。異なる点は、後者が、神によって創造されたものである。何故ならば、単一な実体が、他のものから生まれたとは考えられないからである。アトムについてはデモクリトスはそのような説明を与えていない。そして万物に秩序を与えた神は、予めモナドによる予定調和を実現したということになる。
面白いのは、ライプニッツが説く神による予定調和が、人間の環境破壊によって崩壊する危機に瀕しているということだ。この事実に人間は向き合わなければならない。
よく分からないのは、微積分学の創始者であるライプニッツが何故このような哲学を考案したかということである。数学と哲学はいかに結び付くのか?じっくり考えてみたい。
『エチカ』と『モナドロジー』、哲学の三大奇書。一つひとつ吟味して咀嚼しながら読みたい哲学書だ。お勧めの一冊だ。
面白いのは、ライプニッツが説く神による予定調和が、人間の環境破壊によって崩壊する危機に瀕しているということだ。この事実に人間は向き合わなければならない。
よく分からないのは、微積分学の創始者であるライプニッツが何故このような哲学を考案したかということである。数学と哲学はいかに結び付くのか?じっくり考えてみたい。
『エチカ』と『モナドロジー』、哲学の三大奇書。一つひとつ吟味して咀嚼しながら読みたい哲学書だ。お勧めの一冊だ。
2009年12月29日に日本でレビュー済み
巻頭の下村寅太郎の卓抜な解説からライプニッツの世界が語れ、数篇の作品が収録されている。 全体を通して感じる明るく力強いオプティミズムは高山宏や松岡正剛らが評価するアナロジー思考、ライプニッツの万学連環思想を加速させる! ある種、フランクフルト学派の否同一性の哲学の対局に位置する訳だが、この混迷の時代、新しい見方を教えられた気がする! 難解だが、読んで楽しい哲学者である。但し、これら数篇だけをよんでも、物足りない感を凄まじく感じるので☆4つ。 ライプニッツ著作集が欲しなるね。 いつかライプニッツ全集が日本ででたら、そう思わせられる。 ライプニッツの如くなるべし!
2008年10月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モナロジーという文章を書き上げるまでのライプニッツの人生を簡略に書いた文章を頭に置き。形而上学叙説・小品集とともに理解を深める。
そこには天才で才能に恵まれたライプニッツがそれでも夢かなわなかった人生があった。
そこには天才で才能に恵まれたライプニッツがそれでも夢かなわなかった人生があった。