けらけら笑いこけながら読める本です。
そしてきっと誰もが身につまされる思いで、
この本に出てくる滑稽な「人間」たちを見ることでしょう!
文章はいたって易しく、面白く書いているので、
誰でもすぐ読める1冊です!おすすめ!
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痴愚神礼讃 (中公クラシックス W 47) 新書 – 2006/9/1
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日2006/9/1
- ISBN-104121600924
- ISBN-13978-4121600929
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (2006/9/1)
- 発売日 : 2006/9/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4121600924
- ISBN-13 : 978-4121600929
- Amazon 売れ筋ランキング: - 690,040位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 149位中公クラシックス
- - 219位ギリシャ・ラテン文学
- - 521位神学 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古典を安価に購入でき感謝しています
本の状態も良い
渡辺一夫先生の名訳なり
本の状態も良い
渡辺一夫先生の名訳なり
2015年4月14日に日本でレビュー済み
本末を転倒した議論にふける神学者たちや、信仰よりも政治や軍備にうつつを抜かしている教皇や、自己の使命を忘れた教会関係の人々や、多くの弊害をもった修道院制度のことを批判している本です。エラスムスは終始一貫、旧教会を正しい姿にもどしたいとのみ念願し、これを理想としていたに過ぎないのですが、世人にはエラスムスの心根がわからなかったようです。エラスムスの本は、旧教会に対する激しい誹謗の書と見られ、エラスムスの死後、フランスのパリ大学神学部は、1542年に、この『痴愚神礼讃』を禁断書にしましたし、1554年には、ユリウス三世教皇もこれを禁断書とし、1558年には、パウルス四世教皇は、エラスムスを第一級の異端者と断じてしまいました。諷刺文学としては、「痴愚」「狂気」を表す女神が、自分の力で人間社会に、どれほどたくさんの「痴愚」や「狂気」を生ぜしめたかということを誇らしく述べて、自画自賛するという内容であり、「痴愚神」の誇らしげな大演説集になっています。諷刺文学ですから面白いですよ。
2008年9月28日に日本でレビュー済み
愚かな人間像を軽妙に描くシーンが延々と続く。しかし愚者を引き合いに賢者を持ち上げるのではなく,賢者もからかいの対象とする。ちょっと退屈だな,と思っていると最後のキリストおよび使徒のシーンは,賢者ではなく,人間の愚かさこそがキリスト教信仰につながる道であることを鮮やかに論説する。エラスムスがカトリックの腐敗を批判しつつ,ルターのように「正しいキリスト教」を生真面目に追求する道をとらなかった理由がよくわかる。
2020年1月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
プロテスタントの走りということを感じた。相当痛烈にカトリック教会、王侯貴族の腐敗と堕落やギリシャ哲学者、ストア派賢者の理想論を批判している。よく殺されなかったと思う。今日でも同様の人間社会の真実を突いており、痛快である。