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台所太平記 (中公文庫 A 1-7) 文庫 – 1974/4/10

4.1 5つ星のうち4.1 48個の評価

この商品には新版があります:

台所太平記 (中公文庫 た 30-58)
¥880
(48)
残り7点(入荷予定あり)

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1974/4/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1974/4/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 196ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122000882
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122000889
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 48個の評価

著者について

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谷崎 潤一郎
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年8月15日に日本でレビュー済み
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楽しい読書になりました。挿絵もかわいい。
2021年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
先頃、中公文庫版が出た
『谷崎マンガ 変態アンソロジー』。
そのトリを務めた「台所太平記」(by山口 晃)。
終戦をハサみ20年近くに及ぶ、
めくるめく女中戦記(⁈)に心奪われ原典もと思ったら
同じく中公文庫から出てました!
しかもマンガと同じ絵柄の挿絵入り。
著者、谷崎潤一郎の分身ともいえる
老文豪、千倉磊吉のうさちゃんアタマもそのままに!
本書を読むことによって
マンガ版の換骨堕胎の巧みさが浮き彫りに!
と、同時に紙幅の都合で端折られた部分に隠された
壮絶なエピソードが赤裸々に!
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きなお話なのですが、これまで文庫もなかなか手に入らなかったこともあり、全集で購入するかずっと迷っていましたが、まさかの山口晃氏の挿絵付きでの文庫化!
 挿絵は谷崎アンソロジーに描かれたものですが、この漫画が秀逸すぎて…。
 今は昔、地方から女中さんとして谷崎家に奉公したたくさんの女性について描かれています。
 姿かたちが美しい子、とにかく料理上手な娘さん、年頃になると恋愛沙汰で周りを悩ます女たち…。

 嫁いで谷崎家を出た女中さんの子供の付け親になったり、夫婦で店を開くといえば店の名付けを買ってでたり、谷崎の親心にも似た、温情深い面も伺えます。細雪に登場する、お春どんのモデルはここからきたのかも。

 女中という文化が残っていた頃の風俗小説としてもなかなか興味深く読めます。
 中公文庫さん、原文ままの再刊行ありがとうございました!
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年10月20日に日本でレビュー済み
本書では作者の分身の磊吉が、待たされるのが
嫌で床屋に行かないことになっているが、末弟
谷崎終平の『懐しき人々』(1989年、文藝春秋)
76頁によれば、若い時に人力車に乗っていて、
逆さに落とされて頭を打ってから、後ろに倒れる
床屋の椅子が怖くなったとある。
2023年6月19日に日本でレビュー済み
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歴史的名著
2007年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 谷崎潤一郎晩年(76歳)の作品である。昭和10年前半から昭和30年頃、谷崎自身をモデルにした「千倉磊吉」の邸宅が舞台。主に京都と熱海にある千倉家で働く女中達の様々なドラマがオムニバス風に綴られている。
 昭和の激動期、田舎から出てきた素朴で可憐な少女達が、徐々にたくましく育っていく人情喜劇である。これが実際に起きた話であるかは興味がもたれるが、当然虚実入り混じっているであろう。しかし、谷崎が身近な女中を観察して、小説のモデルにしたようなネタ明かしにも思えてくる。これはあの小説のあの女性に似ているなと思い当たることが多いであろう。
 さて、小説は「瘋癲老人日記」に似た軽い語り口の娯楽小説ともいえる。女性が持っている可憐さとたくましさ、かよわさとしたたかさのような二面性がみごとに描かれている。
 終盤には、谷崎文学お約束の「優柔不断な男と勝気な女」が登場するが、この作品は珍しくもハッピーエンドに終わっている。
 老境に入った谷崎が今まで仕えてくれた女中達へ感謝の気持ちを表わしているのかもしれない。
22人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年12月31日に日本でレビュー済み
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谷崎潤一郎76歳の時の作品。昭和11年頃から戦争をはさんで昭和33年頃まで、谷崎家に奉公してきた女中たちを回想した作品。主人公千倉磊吉は谷崎自身である。
昭和11年夏に鹿児島県川辺郡西南方村泊(今の南さつま市坊津町泊)出身の「初」が登場するところから始まる。その半年後、「初」を頼って従妹の「えつ」が千倉家に転がり込んで来たのを皮切りに、次々と同郷の娘たちが芋づる式にやってくる。磊吉は「初」を女中としての仕事ぶりや主人に仕える実直さを評価しており、それは鹿児島の土地柄によるものだと考察し、「初」を頼ってやってくる娘たちも同様に評価しようとする。
この小説には鹿児島の方言についての記述がある。「初」を始め、娘たちは磊吉の住まいのある関西の方言をあやつることはできるが、ひとたび娘たちどうしの会話となると磊吉やその家族は何を喋っているのか、さっぱりわからなかったようである。谷崎が小説の中で書き留めている当時の言葉は、平成となった現代でも普通に使われている言葉であり、昭和初期の鹿児島県川辺郡西南方村でどのような言葉が使われていたのかを知る上で興味深い。
大正期から戦後直後くらいまで、西南方村や東南方村(今の枕崎市)では、関西に女中に働きに出た、という人が多数いた。その後世は大きく変わったが、九州の南端に位置する「初」の出身地にはあまり仕事がなく、県外に仕事を求めにいく様子は平成となった今もあまり変わらないようだ。昭和後半から平成初期には、「初」のような女中の経験者がおり、その経験談を鹿児島でも聞けたものだったが、今ではそのような人は少なくなり、さみしい限りである。
谷崎の著名な小説とは趣が異なり、全般的に軽く読みやすい作品である。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2013年4月7日に日本でレビュー済み
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谷崎潤一郎の単行本などあまり市場に出回らないので購入したが矢張り想像した通りそれなりの古さを感じた。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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