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文明の生態史観 (中公文庫 M 98) 文庫 – 1974/9/10

4.5 5つ星のうち4.5 22個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (1974/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1974/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 290ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4122001358
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4122001350
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 22個の評価

著者について

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梅棹 忠夫
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カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
梅棹忠夫の名著です、、、本書にて文明とは何かのヒントになります!
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年2月20日に日本でレビュー済み
マルキシズムの一元的発展史観の全盛期に、生態学から出発し、文化人類学の研究者となった梅棹の多元的な生態史観が発表された。出版されてすぐに読んだ時の衝撃は大きかった。マルクスやトインビーほどの浩瀚な著作ではないが、イラン革命以後のイスラム世界を見るにつけても、梅棹の先見性というか、それぞれの文化・文明的基盤が基礎となって、社会や文明が異なった発展をしていくという考え方にいまでも共感をもっている。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年8月19日に日本でレビュー済み
本棚から引っ張り出してきたら
発行は1974年
大事にとってあったものの
読み出したら
内容はやはりほぼ記憶になし
何て読みやすい文章なんだろうと
思いながら読んでいたら
漢字がやたら少ない。
その時に知っていたのかどうか
梅棹忠夫は漢字廃止論者だった❗
エスペランティストでもあったとのこと
新しい学術論の提言を掲げた人だったことを
再認識
そして最後まできて驚いたのが
疫学と宗教と文明学が切り離せない関係にあるという学説を打ち立てていること
人類にとって永遠のテ-マかもしれない。
2019年1月31日に日本でレビュー済み
生態史観とは、ユーラシア大陸を歴史において共通点を持つ2つの地域に分けると、それらが平行進化していた、という考え方である。しかし少し考えると、共通点など探そうと思えばいくらでも見つけられるし、語彙において同じでも内実が違うケースがある。例えば同じ「帝国」でも、支那帝国は世襲制だが、ローマ帝国は軍団に擁立された者が市民の信任を得て即位する。雑多な文化論としては面白いが、肝心の主題に疑問を感じる。

「わたしが世界史をやりたいとおもったのは、人間の歴史の法則をしりたいからだ」とする一方で、「『生態史観』は……世界の構造とその形成過程の認識の議論であって、現状の価値評価ないしは現状変革の指針ではございません」とする。著者のスタンスは解らぬでもないが、過去をうまく説明するだけで、未来という現実に適用して証明できなければ、これまでの多くの史観や思想と同様に自己満足に過ぎないのではないだろうか。

それは恰も、過去データでは成績の良いトレーディングシステムのようなものである。過去のみに最適化したシステムにどれほどの意味があるのだろう。思想とは生きる指針になってこそ意味があるのではないか。一読の価値はあるが、過度の期待は禁物である。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 文庫本で同名の著作を読んでいますので、所感は割愛させていただきます。
2017年8月25日に日本でレビュー済み
実際に世界を歩きつつ文明論を論じたもの。偉大なバックパッカーが現代にいれば本書の後続本を期待したいところ。指摘として面白かったのは、次のようなところ。
○インドは「中洋」(=東洋でも西洋でもない)
○人口問題は相対的なもので生産力次第
○インド人は自尊心が強いのでインド人に向かってインドの批判はしない方が良い。
○日本をお手本に、と言われるが、日本はアジア諸国でも極めて特殊な国でお手本にはならないかも。
○日常のちょっとした態度・習慣に現れる文化の違い
―赤ちゃんの抱き方:背中に水平に頭と足をはがいじめにする(アフガン・パキスタン方面)←もともと羊のような小家畜を運ぶのに合理的なやり方だった。
―アフガンの握手:右手を握り合い左手を添える←顔を三度左右に交差←ヨーロッパと共通の基層的文化要素か
○日本文化は「雑種文化」:現代の日本文化は明治以前の文化とは明らかに違うが。
○東南アジアについて日本は知識不足。戦争中、おびただしい数の日本人が現地を経験しているのに・・・兵隊は知識を集めるという点ではさっぱりダメだ。
○タイは独立国というものの、列強からの領土の強奪、不平等条約、何かにつけて外人顧問の言う事を聞かないといけない状態だった。日本も列強の一つとして治外法権を持ち多数の政府顧問を派遣、日タイ間の完全平等条約は1937年。
○インドシナはインドとシナをちゃんぽんにしたようなところ。顔も人種的に中国から移動してきたため中国人に近い。
○ガルーダ=鶏の化け物で体と顔は人間で翼有り。タイでは王室の紋章。タイ王国政府諸機関は玄関にガルーダを掲げる。
○イスラムは、単なる個人の内面的信仰にあらず、生活の一切を支配する掟、一つの文明。
○東南アジアの国には、漢学があっても、「国学」が弱い国あり。日本は国学がナショナリズムの源泉でもあったところ、東南アジアのそれは外からの圧力が源か。国学の未発達がこれらの国のナショナリズムが「右傾化」しない理由かも。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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