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チャリング・クロス街84番地: 書物を愛する人のための本 (中公文庫 M 252) 文庫 – 1984/10/10
ニューヨークに住む本好きの女性がロンドンの古書店にあてた一通の手紙から始まった20年にわたる心温まる交流が描かれた往復書簡集。書物というものの本来あるべき姿、真に書物を愛する人々を思い、ささやかな本の存在意義の大きさを知ることになる。
- 本の長さ233ページ
- 言語日本語
- 出版社中央公論新社
- 発売日1984/10/10
- ISBN-104122011639
- ISBN-13978-4122011632
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登録情報
- 出版社 : 中央公論新社 (1984/10/10)
- 発売日 : 1984/10/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 233ページ
- ISBN-10 : 4122011639
- ISBN-13 : 978-4122011632
- Amazon 売れ筋ランキング: - 172,352位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 27位英米文学(日記・書簡)
- - 1,131位中公文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年4月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本との出会い方も含め私には五つ星です。2023年に、1980年代映画化された1950年代出版の、1920年代を舞台にした本が読めるなんて関わった全ての人に感謝です!
2020年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画を観て原作を購入。
舞台は1950年代から約20年間。
イギリスの書店とアメリカの脚本家の実際の往復書簡のみで構成されているが、一気に引き込まれて読み終えてしまった。
書評めいた手紙も出てくるので、時代背景を調べたりこの時期活躍していた作家に想いを馳せながら読み進めると尚面白い。
舞台は1950年代から約20年間。
イギリスの書店とアメリカの脚本家の実際の往復書簡のみで構成されているが、一気に引き込まれて読み終えてしまった。
書評めいた手紙も出てくるので、時代背景を調べたりこの時期活躍していた作家に想いを馳せながら読み進めると尚面白い。
2017年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【著者紹介】
ヘレーン・ハンフ : 1916‐1997。アメリカのフィラデルフィアに生まれる。児童文学書やテレビドラマのシナリオを執筆。ロンドンのマークス古書店のフランク・ドエルとの20年に及ぶ心温まる交流の記録『チャリング・クロス街84番地』を1970年に出版し、本好きな読者に大好評を得る。
本書の著者を紹介したものを上に転載してしまいました。
本好きは必読の書だと、かって何かで読んだことがあり、このような心温まる書簡のやり取りを読んでみようとAmazonで購入して読みはじめました。
が、著者の「英文学」についての学識にはとうていついていくことができないのです。
注文する書籍や人名などには脚注がついているものの、その脚注を読んでも「なるほど」と読むだけなのです。
ウォルトンの『釣魚大全』がでてきたときには、かって開高健のエッセイを何冊か読んだなかによく出てきたので「あっ、この本知ってる」と思ったが、手にして読んだことなどはありません。
著者は、小説など読まなかった人なのですが、ある時ジェーン・オースティンの長編小説『自負と偏見』を、読んで感激したということを読み、えっこれって『高慢と偏見』のことではないの、と思い調べてみました。
・・・『高慢と偏見』(こうまんとへんけん、Pride and Prejudice)は、ジェーン・オースティンの長編小説。『自負と偏見』『自尊と偏見』という日本語訳題もある。・・・
と確認することができました。
これで評者が読んだことのある本にやっと出会ったことになったのです。
ニューヨークに住んでいる著者は、民主党支持者であり、ブルックリン・ドジャースの熱烈なファンなのです。
フランクへの手紙のなかで「ブルックリン・ドジャース」のナショナルリーグ優勝を応援してほしいと書いたのです。(1955年9月2日の手紙)
リーグ優勝したブルックリン・ドジャースは、ワールド・シリーズで宿敵であるニューヨーク・ヤンキースと対決することになります。
へレーンがドジャースの応援を手紙に書いた1955年のワールド・シリーズは、ブルックリン・ドジャースがこれまで3度敗れたヤンキースを4勝3敗で破りワールドシリーズ10度目にして球団創設以来初優勝を飾ったのです。
この書簡の中には見出すことはできなかったのですが、ネットで調べたワールド・シリーズの結果をを読んでから、へレーンの狂気乱舞した様を想像してしまいました。
先に読んだグリシャムの『ペインテッド・ハウス』の中でも主人公の少年ルークが初めてテレビを観たのが、1952年のワールド・シリーズですが、この年もニューヨーク・ヤンキースとブルックリン・ドジャースのNY対決だったのです。
このシリーズでは、ブルックリン・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースに4勝3敗で惜敗しています。
こんなことに興味を持ちながらも本書を読み進んだのですが、第二次大戦後のイギリスの食糧不足がこれほどまでとは知らなかった。(1952年頃まで、肉や卵が配給制だったようなのです)
へレーンが「アメリカは、何百万ドルも日本やドイツへ支援しているのに・・・」と、フランクへの手紙に憤慨して書いているのを読むと、日本も過酷な食糧難ではあったが、イギリスは戦勝国だから気の毒なような気がしてしまったのです。
とうとう20年という時を過ぎてもへレーンは、イギリスを訪れることなく、この書簡集は、フランクが亡くなり唐突に終っています。
アンソニー・ホプキンス、アン・バンクロフト競演で映画化したDVDもAmazonで見つけたので注文してしまいました(へレーンがイギリスを訪れる続編もあるようなので、そのうちに読んでみようと思っています)。
就寝前に心穏やかに眠りにつける本書『チャリング・クロス街84番地』を昨夜読み終えました。
<追記>
DVDを入手して映画を観ました。
アンソニー・ホプキンスがフランク・ドエルに、ぴったりの適役だったが、映画そのものは残念ながら活字にには及ばなかったようである。
ヘレーン・ハンフ : 1916‐1997。アメリカのフィラデルフィアに生まれる。児童文学書やテレビドラマのシナリオを執筆。ロンドンのマークス古書店のフランク・ドエルとの20年に及ぶ心温まる交流の記録『チャリング・クロス街84番地』を1970年に出版し、本好きな読者に大好評を得る。
本書の著者を紹介したものを上に転載してしまいました。
本好きは必読の書だと、かって何かで読んだことがあり、このような心温まる書簡のやり取りを読んでみようとAmazonで購入して読みはじめました。
が、著者の「英文学」についての学識にはとうていついていくことができないのです。
注文する書籍や人名などには脚注がついているものの、その脚注を読んでも「なるほど」と読むだけなのです。
ウォルトンの『釣魚大全』がでてきたときには、かって開高健のエッセイを何冊か読んだなかによく出てきたので「あっ、この本知ってる」と思ったが、手にして読んだことなどはありません。
著者は、小説など読まなかった人なのですが、ある時ジェーン・オースティンの長編小説『自負と偏見』を、読んで感激したということを読み、えっこれって『高慢と偏見』のことではないの、と思い調べてみました。
・・・『高慢と偏見』(こうまんとへんけん、Pride and Prejudice)は、ジェーン・オースティンの長編小説。『自負と偏見』『自尊と偏見』という日本語訳題もある。・・・
と確認することができました。
これで評者が読んだことのある本にやっと出会ったことになったのです。
ニューヨークに住んでいる著者は、民主党支持者であり、ブルックリン・ドジャースの熱烈なファンなのです。
フランクへの手紙のなかで「ブルックリン・ドジャース」のナショナルリーグ優勝を応援してほしいと書いたのです。(1955年9月2日の手紙)
リーグ優勝したブルックリン・ドジャースは、ワールド・シリーズで宿敵であるニューヨーク・ヤンキースと対決することになります。
へレーンがドジャースの応援を手紙に書いた1955年のワールド・シリーズは、ブルックリン・ドジャースがこれまで3度敗れたヤンキースを4勝3敗で破りワールドシリーズ10度目にして球団創設以来初優勝を飾ったのです。
この書簡の中には見出すことはできなかったのですが、ネットで調べたワールド・シリーズの結果をを読んでから、へレーンの狂気乱舞した様を想像してしまいました。
先に読んだグリシャムの『ペインテッド・ハウス』の中でも主人公の少年ルークが初めてテレビを観たのが、1952年のワールド・シリーズですが、この年もニューヨーク・ヤンキースとブルックリン・ドジャースのNY対決だったのです。
このシリーズでは、ブルックリン・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースに4勝3敗で惜敗しています。
こんなことに興味を持ちながらも本書を読み進んだのですが、第二次大戦後のイギリスの食糧不足がこれほどまでとは知らなかった。(1952年頃まで、肉や卵が配給制だったようなのです)
へレーンが「アメリカは、何百万ドルも日本やドイツへ支援しているのに・・・」と、フランクへの手紙に憤慨して書いているのを読むと、日本も過酷な食糧難ではあったが、イギリスは戦勝国だから気の毒なような気がしてしまったのです。
とうとう20年という時を過ぎてもへレーンは、イギリスを訪れることなく、この書簡集は、フランクが亡くなり唐突に終っています。
アンソニー・ホプキンス、アン・バンクロフト競演で映画化したDVDもAmazonで見つけたので注文してしまいました(へレーンがイギリスを訪れる続編もあるようなので、そのうちに読んでみようと思っています)。
就寝前に心穏やかに眠りにつける本書『チャリング・クロス街84番地』を昨夜読み終えました。
<追記>
DVDを入手して映画を観ました。
アンソニー・ホプキンスがフランク・ドエルに、ぴったりの適役だったが、映画そのものは残念ながら活字にには及ばなかったようである。
2018年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヘレーン・ハンフ編著、江藤淳訳。
アメリカの本好きの女性とロンドンのチャリング・クロス街の古書店の男性店員との書簡のやり取り。
ずいぶん前に読んで、映画も観ています。それだけならどうってことなさそうですが、そんなことはありません。
書簡文学の傑作です。
中公文庫版の表紙は時代錯誤な絵が描かれていますが、そんなに昔の話ではありません。初出のリーダーズダイジェスト版の表紙は MARKS & CO. 古書店の写真です。これも復刻してくれるとよかったのですが。リーダーズダイジェスト版に次いで1980年に講談社から出された版は、素っ気ないカバーデザインですが、MARkS & CO. 古書店の別のカラー写真が掲載されています。
アメリカの本好きの女性とロンドンのチャリング・クロス街の古書店の男性店員との書簡のやり取り。
ずいぶん前に読んで、映画も観ています。それだけならどうってことなさそうですが、そんなことはありません。
書簡文学の傑作です。
中公文庫版の表紙は時代錯誤な絵が描かれていますが、そんなに昔の話ではありません。初出のリーダーズダイジェスト版の表紙は MARKS & CO. 古書店の写真です。これも復刻してくれるとよかったのですが。リーダーズダイジェスト版に次いで1980年に講談社から出された版は、素っ気ないカバーデザインですが、MARkS & CO. 古書店の別のカラー写真が掲載されています。
2019年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
100年近く前の、アメリカ・ニューヨークとイギリス・ロンドンの往復書簡は、読んでいると優雅な気分に浸れます。
互いの様子を慮る言葉がとても良い。顧客と古本屋という関係を超えて、次第に家族や身の回りのことを伝え合い
人生を共に歩むという意識さえ芽生えていく過程がゆったりと刻まれていきます。今とは大違い。
基底には愛書家としての連帯感のようなものが読み取れますし、古本屋の気質が昔から変わっていないことも
読み取れます。
映画化されて、それを観てから本書を読んでも良いですし、もちろんその逆もいいでしょう。
映画は本書に流れる時間をうまく映像化しています。
互いの様子を慮る言葉がとても良い。顧客と古本屋という関係を超えて、次第に家族や身の回りのことを伝え合い
人生を共に歩むという意識さえ芽生えていく過程がゆったりと刻まれていきます。今とは大違い。
基底には愛書家としての連帯感のようなものが読み取れますし、古本屋の気質が昔から変わっていないことも
読み取れます。
映画化されて、それを観てから本書を読んでも良いですし、もちろんその逆もいいでしょう。
映画は本書に流れる時間をうまく映像化しています。
2020年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こよなく本を愛する人たちの、長年に渡るかけがえのない交流に、心が温まりました。
DVDも観たのですが、そちらも素晴らしかったです。
DVDも観たのですが、そちらも素晴らしかったです。
2020年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
素晴らしい本。
くだくだしいレビューなど要しない。
くだくだしいレビューなど要しない。
2020年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
英国の古本専門店の担当者とアメリカ人の作家との書簡集。ちょっと堅苦しい英国の文章と、ユーモアたっぷりなアメリカ人の文章の違いも味わい深い。沢山の本の名前が出てくるので、英国文学を掘り下げたい人は、いろいろな発見ができるかも。結末がちょっとほと苦いけど、何回も読みなおしたくなる本。ロンドンのこの本屋は今はもうないのですが、碑は残っているらしいですよ。(わざわざ知り合いが見にいったらしい)